今日の産経ニュースほか(2019年11月29日分)

◆テレ朝「羽鳥慎一・モーニングショー」が「桜を見る会・名簿廃棄問題&ジャパンライフ元会長出席問題」を報道
 正直「まだまだ批判がぬるい気はしました」が、こうした報道をまるでせず、安倍批判から逃げる他の番組が酷すぎるので、今日の産経ニュースほか(2019年11月28日分) - bogus-simotukareのブログに引き続き、ひとまず紹介し褒めておきます。 

参考

「桜を見る会」資料要求当日に名簿廃棄/国会追及逃れか/公文書管理まで私物化
 内閣府は14日の野党合同ヒアリングで、招待者名簿を5月9日に廃棄したと明らかにしました。
 「桜を見る会」を国会で初めてただしたのは、5月13日の衆院決算行政監視委員会での日本共産党の宮本徹議員の質問です。その質問の準備のために宮本氏が内閣府に招待者が増加した理由や選考基準などの資料を要求したのが5月9日でした。同氏の資料要求当日に内閣府が「招待者名簿」を廃棄したことになります。

名簿要求直後に破棄/「桜見る会」 野党追及に内閣府認める
 内閣府安倍晋三首相主催の「桜を見る会」への招待者名簿を破棄したのが、日本共産党の宮本徹衆院議員が資料要求した直後だったことが26日、明らかになりました。国民を代表する国会議員の要求に応えるどころか、その要求直後に資料を破棄するという民主主義の危機ともいえる事態です。

名簿廃棄記録もなし/宮本議員質問 「桜」追及逃れ鮮明/衆院特委
 宮本氏は、マルチ商法で問題になったジャパンライフ山口隆洋会長が「桜を見る会」に招待された際の受け付け票に「60―2357」と記載されていることを追及しました。
 共産党の田村智子副委員長が入手した招待状の封入・発送を外部委託した際の「仕様書」では「60」は招待区分で、15年分の仕様書では「60~63」は総理・長官等推薦者とされています。「招待区分」をただした宮本氏に、大塚氏は「(番号も)会の終了をもって使用目的を終える。現時点でこれらの情報を保有していない。質問に答えられない」と、なおも答弁を拒否しました。


社民・福島氏への名誉毀損で評論家に賠償命令 東京地裁:朝日新聞デジタル

 社民党福島瑞穂*1副党首が、静岡新聞のコラムで名誉を傷つけられたとして、筆者で政治評論家の屋山太郎氏に330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(沖中康人裁判長)は29日、請求全額の支払いを命じた。
 問題となったのは、今年2月6日付で掲載された屋山氏のコラム。福島氏について「実の妹が北朝鮮に生存している」などと批判したが、同紙は3日後に記事を訂正し謝罪した。
 判決は「国会議員が身内のために政治活動をしているとの印象を与え、社会的評価を著しく低下させる」と指摘。多数の読者が想定される新聞に、事実を確認せず記事にしたことなどを重くみて請求通りの賠償を認めた。

 いつもながら屋山もどうしようもないクズです。屋山の場合、政治評論家というより右翼活動家、右翼工作員でしょう。


首相、インパール訪問調整 12月中旬、実現すれば初 - 産経ニュース
 安倍だと冗談抜きで「チャンドラ・ボースと共にインパールで戦い、インド独立に尽力した日本」といい出しかねない怖さがあります。そもそも何のためにインパールに行くのか。


中曽根元首相死去 中国は高評価、ODA支援に交流推進「遠大な見識」 - 産経ニュース

 中曽根氏は昭和60(85)年8月に靖国神社への公式参拝を行ったが、中国側の反発を受けて以降は参拝を中止した。親日・改革派の胡氏の失脚を避けるためだったと後に回顧したが、それまで首相参拝を問題視しなかった中国の圧力に屈した前例となった。

 中曽根万歳の産経ですら「靖国参拝中止」は許せないことのようです。
 なお失脚云々は言い訳でしょうね。本当は「中国ビジネスの重要性」でしょうが、「カネのために中国に媚びるのか」といわれたくなくて「親日・改革派の胡耀邦*2が失脚すると困る」と言い訳しただけでしょう。


中曽根元首相死去 公明・山口代表「自民党の基礎作った」 - 産経ニュース
 びっくりですね。吉田茂*3自民党の前身政党の一つ・自由党の総裁)、佐藤栄作*4自民党の前身政党の一つ・自由党の幹事長)、池田勇人*5自民党の前身政党の一つ・自由党政調会長)や鳩山一郎自民党の前身政党の一つ・日本民主党の総裁。自民党初代総裁)、岸信介*6自民党の前身政党の一つ・日本民主党の幹事長。自民党初代幹事長)といった「自民党草創期の幹部政治家」ならまだしも中曽根のどこが「自民党の基礎を、その前身から作ってきた」のか。岸内閣科学技術庁長官として初入閣するまではたいした政治力も無かったのが中曽根ですが。


中曽根元首相死去 安倍首相「改憲必ず引き継がれる」 - 産経ニュース
中曽根元首相死去 屋山太郎氏「憲法改正、心残りでは」 - 産経ニュース
中曽根康弘氏を悼む 憲法改正 生涯の夢追い 産経新聞社相談役(前会長)熊坂隆光(1/2ページ) - 産経ニュース
中曽根元首相死去 下村博文氏「存命中に改憲できず残念」 - 産経ニュース
中曽根元首相死去 衛藤沖北相「ご存命中に憲法改正達成したかった」 - 産経ニュース
 いつもながら「何だかなあ」ですね。確かに中曽根*7は死ぬまで改憲に執念を見せていたかもしれない。しかし死去の感想についてこんなことを述べれば「死者の政治利用」として呆れられたり批判されたりする程度の事も分からないバカが安倍、衛藤、下村、屋山、産経といったウヨ連中なんですね。 

*1:社民党幹事長、党首、鳩山内閣少子化等担当相を経て社民党副党首

*2:党中央組織部長、党中央宣伝部長、党総書記など歴任

*3:東久邇宮、幣原内閣外相を経て首相

*4:吉田内閣郵政相、建設相、自民党総務会長(岸総裁時代)、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*5:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*6:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*7:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相