今日の産経ニュースほか(2020年3月31日分)

【教科書検定】自由社・歴史教科書へのイジメ――藤岡信勝(「新しい歴史教科書をつくる会」副会長) - WiLL Online

 文科省側の歴史担当の教科書調査官4人と2回にわたって面接する機会があった。次の面々である。
村瀬信一
・橋本資久
・中前吾郎
・鈴木楠緒子
 私は「公開論争をやりましょう。出てくれますか」と一人ひとりに訊いた。誰一人首をタテに振らなかった。

 そもそも「公開論争なんかやってどうするのか」と言う話です。直接の担当者は彼らとは言え、これは「萩生田文科相が承認した行政行為」であり、「彼らの個人的行為」ではありません。仮に「公開論争」とやらをしかけるとして、相手にすべきは「この検定結果を承認した萩生田文科相」ではないのか。
 仮に村瀬氏らが「不正な検定をした」としても、どう見てもそれは「森友疑惑での国有地不当廉売(財務省)」などのような「安倍や萩生田の命令による不正」でしょう。そうした不正を詭弁で正当化した藤岡らがこうした目に遭うとはまさに滑稽であり、「財務省が安倍の報復(左遷人事など)を恐れて不正を否定し続ける」ように「村瀬氏ら教科書調査官も安倍の報復を恐れて不正を否定し続ける」でしょう。藤岡らが検定結果に文句があるなら「自殺した近畿財務局官僚の妻が国賠訴訟を起こした」「家永三郎氏が検定不合格取り消しを求めて行政訴訟を起こした」ように、行政訴訟を起こすなどして「安倍を攻撃すべき」ですが、「安倍が怖くて」それが出来ないというのだから全く無様です。正直、藤岡らが今後「育鵬社に白旗を揚げて降参」「その結果、自由社からの教科書出版を諦め、文科省批判も止めた」ところで俺は何一つ驚きません。藤岡らつくる会はその程度の腰抜けでしょう。

 箇所によっては、他社の教科書では合格、自由社だから不合格というケースも複数発覚している。

 育鵬社のことでしょうか?。もしそうなら「育鵬社の安倍首相、萩生田文科相への依頼によるつくる会つぶし」「教科書検定版・モリカケ疑惑(加計疑惑の京都産業大(加計と違い獣医学部新設が認められず)=つくる会(検定不合格)、加計学園育鵬社)」という疑いは濃厚でしょう。
 いずれにせよこんな曖昧な文章ではなく、もっと具体的に書くべきでしょう。


文科省元局長が定年退職 息子合格に便宜で起訴 - 産経ニュース
 何故定年退職か(何故まだ免職になってないのか)と言えば、記事本文にも書いてありますが、有罪判決が出ていないからです。
 レアケースとは言え「村木元局長事件(起訴されたが無罪判決が出て、職務に復帰し、最終的には事務次官に昇進)」のようなことが「絶対にない」とはいえません。まあ、この元文科省局長の場合「無罪判決はない」とは思いますが、刑事裁判はもちろん「推定無罪」ですので。
 ただし有罪判決が出る可能性があるので、(起訴時点だったか逮捕時点だったかはともかく*1)給与の支払いは既に停止されていますし、当然、退職金も現時点では支給されません。無罪の場合(例:村木事件)は、無罪判決が確定した時点でまとめて支払われます。当然、有罪確定ならば支払われません。
 まあ、俺個人は「ニュース性あるのかね?」とは思います。「推定無罪」である以上、免職は出来ないし、定年が来れば、退職する。
 有罪判決の出る可能性があるので退職金は払わない。当たり前の処理を当たり前にやってるだけの話なので。
 しかし「安倍のモリカケ」「甘利のUR疑惑」を考えると「下に厳しく、上に甘いのが検察か!(まあ、下とは言っても安倍や甘利と比べれば、であって局長ポストは立派にエリートですが)」と言う義憤は感じます。

*1:面倒なので調べてません。