つくる会『文科大臣あて公開質問状の提出/教科書調査官あて公開討論会の申し入れ』ほか

国民検定のお知らせ

<国民検定参加要項>
 『教科書抹殺』で取り上げられている100*1 の事例について、教科書執筆者グループと文科省教科書調査官のどちらの言い分が正しいと思うか判定をしていただきます。

 プロの歴史学者に判定を依頼する*2のならまだしも「素人に判定させても何の意味もない(しかも判定根拠の記載を求めていないので、つくる会シンパが、ろくな根拠もないのに、全部『つくる会支持』で回答する可能性が大)」。
 文科省側はそんなもん「素人の判断など評価に値しない」と無視するでしょう(まあ「どう見ても教科書版モリカケ」なので、プロの評価によるつくる会支持でも無視するとは思いますが)。
 大体、判定するには『教科書抹殺』を図書館で借りてくるか、自分で買わなければならず*3

 抽選で10名の方に記念品として加瀬英明代表の現在では入手しにくい著書を差し上げます。

なんてもんに「参加したがる国民=つくる会支持者」でしょうから「限りなく出来レースに近い茶番」です。俺なら「俺は加瀬なんか評価してねえよ、そんなもんいるか、バカ」「せめて図書券にでもしてくれ」ですね。
 つうか、とっとと行政訴訟を起こしたらどうなのか。


教科書特集 『新しい公民教科書』

 フランス憲法には占領下での憲法改正禁止の規定がある*4

 ナチドイツ支配下のフランス(いわゆるビシー政権、ペタン政権)に置いて「不当な改憲」があったようですね。
 恐らく問題になってるのは

1940年7月10日の憲法的法律 - Wikipedia
 1940年、ナチス・ドイツのフランス侵攻によって敗北したフランスでは、敗北の原因を第三共和政の混乱によるとする権威主義的志向が広まり、第三共和政最後の首相で、第一次世界大戦の英雄(第一次大戦当時、フランス陸軍総司令官)でもあったフィリップ・ペタン*5元帥に対する個人崇拝が高まっていた。ペタンによって副首相に任命されたピエール・ラヴァル*6は、フランスがアドルフ・ヒトラーに好意的に扱ってもらうためには、「『堕落した民主主義』はやめにして、絶対的権威国家を作り上げねばならぬ。」と唱え、ペタンの声望を利用して猛烈な多数派工作を開始した。
 1940年7月10日に開催された国民議会において、ペタンに新憲法制定のためのすべての権限を与えるという、新たな憲法的法律が制定された。賛成569、反対80、棄権17の圧倒的多数での採択であった。

と言う事件でしょう。こう言う時にウィキペディアは便利です。
 いずれにせよ歴史や経緯を無視して「フランス憲法には占領下での憲法改正禁止の規定がある、だからGHQ支配下での改憲など無効」などというのは詭弁でしかありません。「GHQ統治下日本の改憲」と「ナチドイツ統治下フランス(いわゆるビシー政権、ペタン政権)の改憲」と同一視できるわけもない。
 つうか「GHQ統治下の改憲は無効」と言ってどうする気なのか。 
 「未だに大日本帝国憲法が有効」とでもいうのか。「天皇が今も主権者の方が良かった」「神道が国教の方が良かった」とでもいうのか。正気じゃありませんね。

【参考:ビシー政権】

日本国憲法は「強姦によって生まれた私生児」だ、しかし... 宮澤喜一氏がオフレコで語った「護憲」の理由: J-CAST ニュース【全文表示】
宮沢喜一*7
「私は米軍占領下では吉田*8内閣のもとで占領政策に協力した。中曽根*9さんからいわせれば、私はビシー政権(編注:第二次世界大戦中のナチス占領下のフランス政権。ヴィシー政権)のように映るのでしょう。」

第1次世界大戦の英雄は後のナチス協力者 マクロン仏大統領が称賛し物議 - BBCニュース
 エマニュエル・マクロン*10仏大統領が、第1次世界大戦の終戦100年記念式典でナチスに協力した政治家を称賛したとして批判を浴びている。
 マクロン大統領はフィリップ・ペタンについて、第2次世界大戦では「(ボーガス注:ナチス傀儡政権・ビシー政権のトップになるという)悲惨な選択」をしたものの、「(ボーガス注:第一次大戦では)すばらしい兵士」だったと語った。
 ペタンは1916年に独仏が戦ったべルダンの戦いで司令官として功績を挙げたが、第2次世界大戦ではナチスに協力し、戦後に反逆罪で死刑を宣告された(ボーガス注:ただしフィリップ・ペタン - Wikipediaによれば後に無期刑に減刑)。
 一部の政治家やユダヤ教指導者が、マクロン氏の発言を非難している。
マクロン大統領の発言
 終戦100周年記念でフランス北部を訪れているマクロン氏はシャルルビル=メジエールでの演説で、「(第1次世界大戦で)フランスを勝利に導いた司令官たちに敬意を表するのは正しい」と述べた。
 マクロン氏はペタンについて触れ、ナチス占領下のフランスで「(ボーガス注:ナチス傀儡政権・ビシー政権のトップになるという)悲惨な選択」をしたが、「(ボーガス注:第一次大戦では)彼はすばらしい兵士だった」と語った。
 ペタンはフランス第3共和政最後の首相として、仏中部ビシーに置かれたナチスの傀儡政権を率いた。
 マクロン氏はその後、自分の発言について弁解している。
 大統領は「私は何かを許そうとしたわけではない。しかし同時に、我々の歴史から何かを消し去ろうともしていない」と述べ、ペタンは「(ボーガス注:ナチスユダヤ人迫害という)重大な犯罪に加担した」と強調した。
 さらに記者に対しては、「勝手に独りよがりな論争を作り上げている」と指摘した。
 10日には、第1次世界大戦でフランス軍を率いた元帥8人を記念する式典がパリで行われる予定。この8人にはペタンも含まれている(ボーガス注:ただし
フィリップ・ペタン - Wikipediaによれば国内外の批判から式典は結局中止された)。
◆国内での反応は?
 多くの政治家がマクロン氏を批判している。
 極左「フランス・ アンスミーズ(不屈のフランス)」のジャン=リュック・メランション*11党首は、ペタンを「裏切り者の反ユダヤ主義者」だと呼び、ツイッターで「マクロン、今回はやりすぎだ!。フランスの歴史はあなたのおもちゃではない」と非難した。
 フランスのユダヤ人団体をまとめるCRIFのフランシス・カリファ代表は、マクロン氏がナチスに協力し、何千人ものユダヤ人を死に追いやった人物を称賛したことに「ショックを受けた」と語った。
 「ペタンについて我々が記憶するのはただひたすら、1945年の裁判でフランス国民と国民的憤慨の名の下に有罪となったことだけだ」
◆フィリップ・ペタンとは?
 1856年に生まれたペタンは20歳でフランス陸軍に入隊。第1次世界大戦最大かつ最長の激戦とされる1916年のベルダンの戦いで軍の士気を高め、国民の英雄となった。
 その後、1918年には陸軍元帥となった。
 1940年には、ドイツの侵攻が進む中、副首相に任命された。休戦を提案したことで「国家主席」となり、独裁者のような権力を手にした。
 休戦によってドイツはパリを含むフランスの北部と西部を手中に収め、ペタンは残りの地域で政権を維持した。
 表面的には中立を保っていたものの、ペタン率いるビシー政権はドイツと緊密に協力し、ユダヤ人を抑圧する法律を導入した。
 第2次世界大戦後、ペタンは逮捕されて反逆罪で死刑を宣告されたが、後に高齢を理由に終身刑減刑されている。
 ペタンは1951年、95歳で亡くなった。


文科大臣あて公開質問状の提出/教科書調査官あて公開討論会の申し入れについて
 つくる会が萩生田文科相に交付したという質問状とやらを「全部漏れなくではありませんが」コメントします。

 調査官との公開討論会は7月4日に都内で行う予定となっております。

 この話、

 文科省教科書調査官との「公開討論会」企画
*万が一、調査官側が「公開討論会」への出席を断ってきた場合は、<文科省「不正検定」を糾弾する緊急決起集会>となります。

ですので

公開討論会という名の『公開処刑会場(文革紅衛兵のようなつるし上げ会場)』を設定し、勝手に「果たし状(?)」を送りつけたあげく「欠席したら敵前逃亡したと触れ回る」としただけ(つまり欠席の可能性が高い)
・事前に日程調整など全くしてない

と言う話のようです。つうか、どう見ても「出席を拒否されること前提で喧嘩を売っています」ね。そもそも「7/4*12は所用で出席できない」ということも実際にあり得るわけでやり口があまりにも無茶苦茶です。調査官側(村瀬信一、橋本資久、中前吾郎*13、鈴木楠緒子*14の各氏)の都合も聞いた上で日程を設定するのが当たり前でしょうよ。
 しかし、まさか「沖縄集団自決検定」で

文科省の教科書調査官/採用ルート“闇の中”
 高校日本史の教科書検定で、沖縄戦での「集団自決」に日本軍の強制があったとする記述が削除されたのは、文科省の教科書調査官が作成した調査意見書が発端だった。
 日本共産党赤嶺政賢*15衆院議員の質問で判明したこの事実は、改めて制度そのものへの疑問を投げかけています。中立・公正とは到底言えない人物が、なぜ教科書調査官を務めているのか。
 今回問題となった沖縄戦についての検定意見原案を作った調査官は、日本史担当の村瀬信一*16です。主任調査官は照沼康孝氏。いずれも伊藤隆*17東大名誉教授の教え子です。
 伊藤氏は扶桑社版『新しい歴史教科書』の執筆・監修者です。現在は「新しい歴史教科書をつくる会」理事を降り、安倍晋三前首相のブレーンだった八木秀次*18らの「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有志の会」に参加しています。

として「つくる会人脈として赤旗などに非難された村瀬信一つくる会理事・伊藤隆の弟子)」が、今回つくる会に「不正検定に関わった調査官の一人」として非難されることになろうとは予想外ですね。
 ちなみに

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加上限数を100名とさせていただきます

は、まあいいとして

【参加費】 1000円

てのは「ふざけてんのか!、手前」ですね。ならば、金取るのなら、調査官にもギャラを払うのか。まあ、ギャラを払おうと向こうが出席したがるとも思えませんが、勝手に果たし状を送りつけたあげく、金儲けの種にし、しかし調査官にはギャラは払わないなんて話なら「調査官たち」も「ふざけんな!」でしょうね。
 まあ、つくる会の悪口雑言ぶりから見て、ギャラを払うとはとても思えませんが。

 「一発不合格」制度の最大の問題は、教科書調査官個人の思想・信条や思い込みによって検定意見が作成され、それが行政命令としての効力をもつことによって、一民間企業に対する生殺与奪の権限が付与される、という事実にあります。

 「教科書調査官個人の思想・信条や思い込み」という「明らかに事実に反する主張」を除けば、まあ確かに「指摘の通り」なんでしょうが自分たちが不合格になってから「一発不合格なんておかしい!」「経済的ダメージで会社が倒産しかねない!」と泣き言を言い出すとは全く「どこまでも自己中心主義のつくる会」です。
 なお、未だに「教科書調査官個人の思想・信条や思い込み」などと強弁するのかと心底呆れます。
 これはどう見ても「教科書検定版・モリカケ」でしかない。森友や加計に当たるのが育鵬社です。調査官たちは「虚偽答弁の見返りで国税庁長官になった佐川宣寿 - Wikipedia*19」「不正を強要された上、精神的苦悩から自殺に追い込まれた近畿財務局の赤木氏」のような立場でしかない。この件の黒幕は誰がどう考えても首相・安倍と文科相・萩生田です。何で安倍や萩生田が非難できないのか。つうか「モリカケみたいな不正を容認するからだろ、つくる会ざまあ」「お前らは絶対にずっと加計学園(安倍友)の立場だと思ってたらしいが森友の籠池みたいに切って捨てられたな。で、未だに真実を全て暴露できない籠池みたいに安倍に忖度し続けるのか(苦笑)」感が否定できません。
 正直、「安倍の不正行為(モリカケ桜を見る会)を容認し続けた」つくる会には全く同情できません。

(1)部内調査の有無と検定終了後の大臣の見解
<質問1>
 3月10日の参議院文教科学委員会において、(ボーガス注:元神奈川県知事で維新所属の)松沢成文議員が大臣に質問を行いました。その中で大臣は「検定期間中」を理由に検定の内容についての「コメントは避ける」と発言されました。また、数回のやりとりの後、不正があれば「大臣の責任」で対応する旨、言明されました。
 中学校教科書の全ての検定は3月24日に終了していますが、その後、本件について何らかのコメントを出しましたか。もし公式にコメントや見解を出しておられましたら、その内容をお知らせ下さい。
<質問2>
 上記の、不正があれば「大臣の責任」で対応するとのご発言について伺います。このご発言からは、当然ながら、その後、不正があったかどうかについて文科省内部で関係者からの聞き取りを含む詳細な調査をされたものと推測されますが、それは実際に行われましたか。
<質問3>
 質問2に「はい」と回答された場合、その調査結果はどのようなものでしたか。具体的にお示し下さい。
<質問4>
 質問2に「いいえ」と回答された場合、調査をなさらなかった理由をお聞かせください。また、今後調査の予定があるかどうか、あるとすればその結果をいつ公表するのかお聞かせください。
(2)告発者側からの聞き取り調査の必要性に関する大臣の見解
<質問5>
 不正行為があったかなかったかの調査は、当然ながら不正があったとする私ども告発者側の意見も聞かなければ完結しません。私どもは、内々に聞き取り調査の機会を頂きたいとの意思を表明して参りましたが、この質問状を起案する時点ではまだ一度も実現しておりません。大臣におかれましては、私どもから事情聴取をする必要性をお認めになりますか。
<質問6>
 もし私どもの側からの事情聴取の必要性をお認めにならないとすれば、それはいかなる理由によるのですか。

 まあ「つくる会は行政裁判も想定していると見られるため、検定意見へのコメントは避けたい」「文科大臣の政治介入の危険性を避けるため、検定意見へのコメントは避けたい」「歴史学の専門家ではないので検定意見へのコメントは避けたい」「不正があれば調査すると言ったが、不正の存在は認められなかったので調査しなかった」(萩生田)で終わりでしょう。

(3)不正が発覚した場合の措置と処分についての大臣の見解
<質問7>
 仮に調査の結果不正が発覚した場合、自由社教科書の検定について、今後どのような処置をとるつもりなのか、お聞かせください。
<質問8>
 同じく、不正が発覚した場合、当然ながら不正を働いた人物は懲戒免職処分が相当となります。関係者の処分についての見解をお聞かせ下さい。また、大臣ご自身はどのような形で責任を取られるおつもりですか、併せてお聞かせ下さい。

 暗に「つくる会検定不合格について不合格の結論ありきの不正を認めた上で教科書調査官を全員懲戒免職にしろ。そして萩生田、お前も責任とって文科相を辞めろ」「もちろんつくる会は検定合格にしろ」と言ってるわけですが、まあ、萩生田も怒り心頭でしょう。つくる会は「先に喧嘩を売ったのは、萩生田、手前だろ!」でしょうが。
 いずれにせよ萩生田は「不正の存在など今のところ認められなかった」「だから『不正があったら』という仮定の質問には答えられない」で終わりでしょう。
 それにしても安倍政権の「森友事件」調査拒否回答に激怒して『夫を自殺に追い込んだ国』に対し、「国賠訴訟」を提起した「元近畿財務局職員・赤木氏」の未亡人とは偉い違いです。おそらく赤木氏未亡人とは違い「調査拒否回答」でもつくる会は国を提訴しないんでしょうね(赤木氏未亡人の訴訟については例えば公開された近財局職員の「手記」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記安倍、麻生は「調査される側」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記赤木俊夫氏の遺族を激怒させた安倍、麻生の答弁 - 高世仁の「諸悪莫作」日記参照)。

(4)個々の論点についての大臣の見解
<質問10>
次の8つの事例について、大臣のご見解を具体的に伺います。いずれの回答にも理由を附して下さい。
仁徳天皇が「世界一の古墳に祀られている」は欠陥箇所ですか。

 まあ「つくる会は行政裁判も想定していると見られるため、検定意見へのコメントは避けたい」「文科大臣の政治介入の危険性を避けるため、検定意見へのコメントは避けたい」「歴史学の専門家ではないので検定意見へのコメントは避けたい」(萩生田)で終わりでしょうが、俺個人の感想を書いておきます。
 ①についていえば「日本語として変なので、疑いの余地なく欠陥(歴史学以前の問題)」だと俺は思います。
 つくる会の記述では何が「世界一」なのかさっぱりわからないからです。
 「面積」なのか。「推定される建設年代が一番古い」ということなのか。何故「世界一面積の大きな」とか「世界一古い時代につくられた」とかもっと具体的に書けないのか。
 例えば「インド人民党は世界一の政党」と書いても意味が分からないでしょう(なお、何が世界一かと言えば「党員数が世界一」です)。

聖徳太子が「古代律令国家建設の方向を示した」は欠陥箇所ですか。

 「律令国家と言えるのは、近江令(日本初の律令)がつくられた天智天皇以降のこと。天智天皇より前の聖徳太子を『古代律令国家建設の方向を示した』とするのは不適切。律令がないのに何が律令国家なのかby文科省』つう話でしょうか。つくる会文科省の主張の是非はともかく、この問題は「律令国家とは何なのか」「律令国家の始まりとはいつか」という難しい問題を含む気もします。日本史素人の思いつきなので間違っていたら訂正しますが。

毛利輝元が「関ヶ原の戦いでは西軍の大将格として徳川家康に敗北しました」は欠陥箇所ですか。

 「大将格は毛利輝元よりもむしろ石田三成文科省)」つう話です。
 「毛利輝元」云々についてはよほどつくる会連中はこだわりがあるらしく、例えば「つくる会理事」三浦小太郎が毛利輝元は「西軍の大将格」です。「関ケ原前夜 西軍大名たちの戦い」(角川ソフィア文庫)お読みください | 三浦小太郎BLOG Blue Moonという「反論記事」を書いてます。この件について、小生の考えは三浦小太郎に突っ込む、ほか(2020年2月28日分)(副題:つくる会歴史教科書の検定不合格、ほか) - bogus-simotukareのブログで述べました(結論だけ言えば「文科省検定意見支持」です)。

 ④坂本龍馬が「土佐藩を通じて徳川慶喜大政奉還をはたらきかけたともいわれています」は欠陥箇所ですか。

 「坂本龍馬大政奉還に関わったかどうかは怪しい(文科省)」という話です。
 「坂本龍馬」云々についてもよほどつくる会連中はこだわりがあるらしく、例えば「つくる会理事」三浦小太郎が「つくる会」文科省検定について 坂本龍馬の大政奉還への貢献を全否定せよというのか? | 三浦小太郎BLOG Blue Moonという「反論記事」を書いてます。この件について、小生の考えは三浦小太郎に突っ込む(2020年3月5日分) - bogus-simotukareのブログで述べました(結論だけ言えば「文科省検定意見支持」です)。

⑤「ソ連中心の共産主義陣営」の動向を書いた年表の中で、「中華人民共和国共産党政権)成立」としたのは欠陥箇所ですか。

 「細川政権(細川・日本新党代表が首相)は通常、日本新党政権と言わず、非自民連立政権という。村山政権(村山社会党委員長が首相)も通常、社会党政権と言わず自社さ連立政権という。当時の中国政権も似たようなもんだから連立政権と書け、その方が適切だ(文科省)」つう奴です。これについてもよほどつくる会連中はこだわりがあるらしく、例えば「つくる会理事」三浦小太郎がつくる会教科書 検定不合格。しかし「中華人民共和国」はどう見ても「中国共産党政権」だと思う | 三浦小太郎BLOG Blue Moonという「反論記事」を書いてます。この件について、小生の考えは三浦小太郎に突っ込む(2020年2月23日分) - bogus-simotukareのブログで述べました。
 結論だけ言えば「文科省検定意見支持」です。つうか『連立政権て書くとまずいことでもあるの?』ですね。つうかむしろ「何故、百花斉放百家争鳴運動反右派闘争が起こったのか」「何で政治協商会議があるのか」がわかりやすくなるつう意味でむしろ『連立政権』と書くべきではないか。
 つうか話が脱線しますが、今の中国は「政治協商会議がある」つう意味では「単純な一党独裁ではない」。1949年の新中国建国後の中国政治の流れはもっと複雑です。
 この辺りの複雑さは浅井基文先生も
「西側デモクラシー」と「中国デモクラシー」の違い|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
「中国的民主」とは何か|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
「人民」と「中国的民主」|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページなどで指摘しているところです。しかし文科省検定「建国時の中国は連立政権」については阿部治平や田畑光永なんかも「何が連立政権だ!」「中国に媚びるのか!」とか言って怒り出すんですかね?

⑥新元号「令和」が公表される直前に印刷された検定申請本に伏せ字を使ったところは欠陥箇所ですか。

 アンチつくる会の俺も、それが事実ならば、さすがに「それは欠陥じゃないと思う」のですが、一方で「新元号(令和)にそこまでこだわるつくる会も常軌を逸してる」とは思います。

魏志倭人伝についての前回(ボーガス注:の検定で修正意見がつかずに合格した記述)と全く同じ記述が今回は欠陥箇所とされたのは、不正ではありませんか。
平城京跡の朱雀門について、(ボーガス注:合格した)東京書籍について指摘していない箇所を自由社について欠陥箇所としたのは不当な差別的扱いではありませんか。

 ⑦、⑧については不勉強でよくわかりません。
 まあ、「故意の不正」かどうかはともかくつくる会の指摘が正しいなら「違法不当な検定の可能性がある」でしょうね(もちろん⑦については『前回意見がつかなかったのがむしろおかしいのであって今回、誤りが正されただけ』or『学問研究の進歩で状況が変わった』、⑧についてはつくる会の指摘と違い、『東京書籍の記述とは全然違う』という可能性もありますが)。つくる会の指摘が正しいなら「違法不当な検定の可能性がある」程度の事は「アンチつくる会」の俺でもさすがに認めます(正しいかどうかは現時点では分かりませんが)。それすら認めなかったらあまりにも党派主義ですからね。
 つうか本当にそんなにわかりやすい問題箇所があるならとっとと行政訴訟した方がいいんじゃないか。

<質問11>
 今回の検定では、他社の教科書で「従軍慰安婦」記述が復活しました。これは、大臣ご自身が取り組んでこられた教科書正常化に逆行するものであり、許しがたい事態と考えますが、大臣の見解をお聞かせ下さい。

 「河野談話敵視のつくる会」としては、ほぼ確実に「質問状に書くだろう」つう「鉄板の質問」が来ました。萩生田がどう答えるのかがひとまずは見物です。今更、検定合格を撤回するわけにも行かず、また秋の習主席訪日を考えれば、たぶんつくる会の期待するような答えはしないでしょうが。

<質問12>
 検定不合格とされた後、「新しい歴史教科書をつくる会」は、行政のこの暴挙について多くの国会議員*20の先生方に事情を説明にまいりました。そのなかで、文科官僚は今回の不正行為を隠蔽するために、系統的に虚偽の情報を流し、国会議員の先生方に吹き込んでいる事実が多数判明いたしました。その内の代表的なものは、次の2つです。
①「自由社文科省の指摘に対して、その修正を頑なに拒否した。だから不合格になった」
②「前回の検定で修正に応じた約40項目について、再び修正前のものを出してきた。だから不合格にした」*21

 俺も無知なので、デマかどうかはよくわかりませんので、コメントは特にせず、ひとまず置きます。しかしこれまた萩生田が「デマだと認め文科官僚を懲戒処分する」なんてことはないでしょうね。というかそこまでいうならいっそ「デマ中傷されたとして名誉毀損訴訟」など法的措置に打って出たらどうか。
 ちなみに質問12がらみでは

新しい歴史教科書をつくる会【公式】がリツイート
◆能川元一
 つくる会が出した文科相あての公開質問状(あのひとたち、大好きなんだよなぁこれが)に興味深いところがあってこれの<質問12>ってところ。
 「文科官僚は今回の不正行為を隠蔽するために、系統的に虚偽の情報を流し、国会議員の先生方に吹き込んでいる」とし、「その内の代表的なもの」を2点あげてるんだけど、その内容が『正論』6月号に載った同誌編集部のつくる会批判とかぶってるんですよね。

なんてツイートがあります。まあ、例の不合格はどう見ても産経の謀略でしょうから「産経系列・月刊『正論』」と文科省の主張に仮にかぶるところがあったとしても何ら不思議ではないでしょう。しかし能川氏って、つくる会の「不正検定ガー」に同調する気なんですかねえ?。そしてこんなリツイートをするつくる会は明らかに産経グループに含むところがありますね(あって当然ですが)。

<質問13>
 さらに具体的には、この間、文科省の責任ある立場にある人物が極めて重大な発言をしていることがわかっているので、それを取り上げます。文科省丸山洋司*22初等中等教育局長は、次のような趣旨のことを関係者*23に語っています。
<11月5日の検定結果申し渡しの日に、「問題の40箇所を直せば年度内に再修正させてやる」と執筆者側に持ちかけた*24が、執筆者側は頑なにこれを拒否したから不合格になった>
 このようなデマを流した丸山局長の行動の誤りは極めて深刻・重大であり、直ちに責任問題が発生します。
 大臣はこのデマをお聞きになられましたか。また、このデマについての大臣の見解をお聞かせ下さい。

 「繰り返しますが」俺も無知なので、デマかどうかはよくわかりませんので、コメントは特にせず、ひとまず置きます。
 つまりは「丸山初等中等教育局長は我々つくる会をデマ中傷した。丸山を局長から更迭しろ」つう話です。
 なお、初等中等教育局長といえば
初等中等教育局 - Wikipedia
事務次官等の一覧 - Wikipedia
文部科学省 - Wikipedia
を見れば分かるように、歴代初等中等教育局長、具体的には

内藤誉三郎 - Wikipedia*25
三角哲生 - Wikipedia*26
高石邦男 - Wikipedia*27
銭谷真美 - Wikipedia*28
山中伸一 - Wikipedia*29
前川喜平 - Wikipedia*30
藤原誠 (文部官僚) - Wikipedia*31

などといった御仁が文科事務次官になっています。
 ただし、全ての初等中等教育局長が文科事務次官になったわけでもなければ、全ての文科事務次官が初等中等教育局長経験者でもありませんが。特に科技庁出身者が文科事務次官の場合は、初等中等教育局長にはまずなっていません(逆に文部省出身の文科事務次官は旧科技庁ポストをまず経験しない)。なお、文科事務次官人事は会社や省庁が統合されたときに良く行われる、いわゆる「たすき掛け人事(文部省出身者の次は科技庁出身者、科技庁出身者の次は文部省出身者)」が行われています。
 つまり初等中等教育局長とは「絶対になれるとは限らない」が、「いずれ事務次官になれるかもしれないという超花形ポスト」です。
 初等中等教育局長とは、あの黒川弘務 - Wikipedia*32がついていた「東京高検検事長(次は検事総長とされる)」や「ポスト黒川の林眞琴 - Wikipedia*33がついていた「名古屋高検検事長」にあたるような文部省における超重要ポストです。

 あるいは

薮中三十二 - Wikipedia*34
佐々江賢一郎 - Wikipedia*35
齋木昭隆 - Wikipedia*36
杉山晋輔 - Wikipedia*37

など事務次官になった人間が多数いる「外務省のアジア大洋州局長」に当たるポストと言ってもいいかもしれない。
 そんなポストの人間・丸山初等中等教育局長をつくる会が「あいつは不正検定の黒幕の一人だ、更迭しろ」と言ったからといって萩生田が更迭できるか。
 まあ、どう考えても無理ですね。繰り返しますが、丸山氏は「法務省における黒川前東京高検検事長、林・東京高検検事長(前名古屋高検検事長)」並の大物です。そんなんを更迭したらそれこそ萩生田の責任問題になります(実際、国立競技場問題で、当時の久保公人 - Wikipedia*38文科省スポーツ・青少年局長を事実上更迭した当時の下村文科相(現・自民党選対委員長)は大臣職を『事実上の引責辞任する』羽目になった)。黒川問題、「コロナ対応の不手際」などで「安倍が落ち目の今」、そんな更迭劇を野党が黙って見ているわけもない。萩生田に更迭なんか出来るわけがない。いやそれ以前に丸山氏に「つくる会を不合格にしろ」と命じたのは萩生田でしょうからそう言う意味でも更迭なんか出来るわけがない。勿論つくる会もそんなことは分かってるでしょう。萩生田からすれば「丸山局長更迭要求などと無茶苦茶言いやがって*39。俺に対する嫌がらせか」とつくる会に恐らく怒り心頭であり、一方、つくる会は「不合格決定で、先に喧嘩を売ったのは手前だろ!」でしょう。

<質問15>
 今回のような事態が二度と起こらないようにするため、以下の3項目の改革案を提案したいと存じます。
 ①「一発不合格」制度を廃止する。
 ②「生徒が誤解するおそれのある表現である」などの条項を含む検定基準3-(3)を廃止する。
 ③「近隣諸国条項」を廃止する。

 「近隣諸国条項をなくすことに正当性がない」「近隣諸国条項のせいでつくる会は不合格になったわけではない(例えば「<質問10>次の8つの事例」は①仁徳天皇陵、②聖徳太子、③毛利輝元関ヶ原の戦い、④坂本龍馬大政奉還、⑤「中華人民共和国は連立政権」、 ⑥新元号「令和」、⑦魏志倭人伝、 ⑧平城京跡の朱雀門で、全て近隣諸国条項と関係ない)」と言う意味で、③は論外ですが、①、②は議論の余地があるでしょう。それにしても自分たちが不合格になってから①、②を言い出すのだからいつもながらつくる会もデタラメです。

*1:そもそも文科省の指摘が「405ある」のに「100しか取り上げない」のも意味不明ですが。

*2:もちろんそうしないのは「そうした場合、つくる会に都合のいい結果が出るか分からず」、かつ、つくる会は「自分に都合のいい結果しか求めてない」からです。

*3:つうか、このイベントは明らかに『教科書抹殺』の購入を促進するための茶番でしょう。

*4:そもそも「占領下での改憲が不当」なら「日本軍占領下での韓国併合は不当」となって当然ですが、そうはならないデタラメが産経やつくる会といったウヨ連中です。

*5:ビシー政権で国家主席。戦後、戦犯として無期刑。

*6:第三共和政及びビシー政権で首相。戦後、戦犯として死刑判決

*7:池田、佐藤内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も、小渕、森内閣で蔵相

*8:東久邇宮、幣原内閣外相を経て首相

*9:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*10:オランド政権(ヴァルス内閣)財務相などを経て大統領

*11:シラク政権(ジョスパン内閣)で職業教育大臣

*12:そもそも今のコロナ状況ではこんな会合ができるかどうか疑問ですが。

*13:著書『初期毛沢東の思想』(2000年、近代文芸社

*14:著書『ドイツ帝国の成立と東アジア:遅れてきたプロイセンによる「開国」』(2012年、MINERVA西洋史ライブラリー)

*15:共産党沖縄県委員長。中央委員会の機構と人事(第28回党大会)|党紹介│日本共産党中央委員会によれば共産党幹部会委員

*16:皇學館大學助教授、帝京平成大学助教授を経て、現在は文部科学省教科書調査官。著書『帝国議会改革論』(1997年、吉川弘文館)、『明治立憲制と内閣』(2011年、吉川弘文館)、『首相になれなかった男たち:井上馨・床次竹二郎・河野一郎』(2014年、吉川弘文館)、『帝国議会』(2015年、講談社選書メチエ)など

*17:著書『大政翼賛会への道:近衛新体制』(2015年、講談社学術文庫)、『歴史と私:史料と歩んだ歴史家の回想』(2015年、中公新書)など

*18:現在、日本教育再生機構理事長。安倍政権の審議会教育再生実行会議委員

*19:国税庁次長、財務省関税局長、理財局長などを経て2017年7月5日、国税庁長官に就任。しかし2018年3月9日、森友学園問題における処分として、麻生太郎財務大臣により懲戒処分(減給20%3ヶ月)され、同日、依願退官した。

*20:「多くの国会議員」に誰(野党も含まれるのか、いわゆる文教族議員限定なのかなど)が含まれるのか、議員(つくる会シンパ?)に『つくる会の主張はどういうことなのか、説明してくれ』と呼ばれたから説明に行ったのか、『つくる会へのカウンター』として文科省から進んで説明に行ったのか、などが気になるところです。

*21:仮に「文科省のデマでない(むしろ、つくる会のデマ)」とした場合1)つくる会がかたくなに拒否した理由、2)文科省のデマだと強弁する理由が気になるところです(つくる会の言うとおり「文科省のデマだ」とした場合、文科省がデマる理由は勿論『つくる会が再修正に応じないのが悪い』と責任転嫁するためだと想像つきますが)。

*22:1981年に大分県大分上野丘高校卒業後、国家公務員採用初級試験(行政事務)合格。1982年、大分医科大学事務局入局。上司の勧めで転任試験を受け、1988年、文部省本省に配属。文科省初等中等教育特別支援教育課長、高等教育局私学部私学助成課長などを経て、2018年に文科省発足以来初となるノンキャリア出身審議官として、文科省大臣官房審議官(初等中等教育局担当)に、2019年にノンキャリア初の文科省局長として、初等中等教育局長に就任。局長就任後のインタビューでは、ノンキャリア初の文科省局長という異例の人事について「正直、驚きました」とコメントした(なお、文部省在籍中に法政大学大学院公共政策研究科に入学し、2017年に修士取得)。話が脱線しますが「高卒(後に大学院に進みますが)、ノンキャリアで初等中等教育局長」つうのは相当切れ者(そして努力家?)ですね。周りは恐らく「東大、京大など旧帝大卒」「早稲田、慶応など有名私大卒」の文部省(文科省)本省採用のキャリア官僚ばかりでしょうから。

*23:「どこの誰だ」という話ですね。これでは5W1H(いつどこで誰に対して言ったのか)が全く分かりません。

*24:これが事実とした場合、つくる会が言うのとは別の意味で、つまり「丸山局長の『教科書調査官の検定判断』に対する不当な政治介入、工作ではないのか」と言う意味で問題があります。

*25:文部省社会教育局長、初等中等教育局長などを経て文部事務次官。後に自民党から政界入り(参院議員)。大平内閣で文部大臣を務めた。

*26:文部省管理局長、初等中等教育局長などを経て文部事務次官。退官後も日本育英会理事長、国立西洋美術館長、新国立劇場運営財団理事長など歴任

*27:文部省社会教育局長、体育局長、大臣官房長、初等中等教育局長などを経て文部事務次官。後にリクルート事件で有罪判決

*28:文化庁次長、文科省生涯学習政策局長 、初等中等教育局長などを経て文科事務次官。退官後も東京国立博物館館長、日本博物館協会会長など歴任

*29:文科省スポーツ・青少年局長、官房長、初等中等教育局長などを経て文科事務次官。退官後、駐ブルガリア大使に就任するが、違法な天下りだったと認定され引責辞任(この天下り事件が前川氏が文科事務次官引責辞任した例の一件です)。 その後、株式会社ドワンゴ取締役、学校法人角川ドワンゴ学園理事長など歴任

*30:文科省大臣官房長、初等中等教育局長などを経て文科事務次官。著書『これからの日本、これからの教育』(共著、2017年、ちくま新書)、『面従腹背』(2018年、毎日新聞出版)、『前川喜平「官」を語る』(共著、2018年、宝島社)、『前川喜平 教育のなかのマイノリティを語る:高校中退・夜間中学・外国につながる子ども・LGBT・沖縄の歴史教育』(共著、2018年、明石書店)、『前川喜平が語る、考える。:学ぶことと育つこと、在日とアイデンティティー、あなたと私。』(共著、2018年、本の泉社)、『ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題』(共著、2019年、集英社)など

*31:文科省初等中等教育局長、大臣官房長などを経て文科事務次官

*32:法務省刑事局総務課長、大臣官房秘書課長、松山地検検事正、大臣官房長、法務事務次官、東京高検検事長などを歴任。賭け麻雀問題で東京高検検事長引責辞任

*33:法務省刑事局総務課長、大臣官房人事課長、最高検総務部長、仙台地検検事正、法務省刑事局長、名古屋高検検事長などを経て東京高検検事長。なお、あの安倍が任命する人間では「第二の黒川」の疑いが否定できず警戒が必要でしょう。

*34:シカゴ総領事、外務省アジア大洋州局長、外務事務次官など歴任。退官後も川崎汽船取締役、三菱電機取締役、小松製作所取締役など歴任

*35:外務省経済局長、アジア大洋州局長、外務事務次官、駐米大使などを歴任。退官後もホテルオークラ取締役、三菱自動車工業取締役など歴任

*36:外務省アジア大洋州局長、駐インド大使などを経て外務事務次官。退官後も伊藤園顧問、三菱商事顧問、プリンスホテル顧問など歴任

*37:外務省アジア大洋州局長、外務事務次官などを経て駐米大使

*38:文科省大臣官房人事課長、東京大学理事、文科省スポーツ・青少年局長など歴任。現在は学校法人尚美学園理事長兼尚美学園大学学長。

*39:とはいえ、過去にさんざんウヨ言動をしてつくる会の味方ずらしてきた萩生田の立場上、堂々と『そのような発言を丸山局長はしていない。つくる会はデマを辞めて欲しい』あるいは『丸山局長の発言は了解している。彼の発言がデマだとはかけらも思ってない』などと擁護しづらいのも言うまでもないでしょう。