黒坂真
山添拓議員。日本共産党、マルクス主義経済学者は株式市場は庶民の暮らしと無関係と信じていますね。
◆山添拓*1
株価がコロナ前の水準に回復。アベノミクス継承をうたう菅官房長官に投資家が期待した結果とも。
GDPの戦後最大の落ち込みや雇用情勢の悪化などどこ吹く風。実体経済とかけ離れたところで利益を分け合ってきた一握りの人が、安倍政治の継続を望む。なんとわかりやすいことか
黒坂の「故意の曲解、詭弁（どう見ても誤解では無い）」にはいつもながら呆れますね。山添氏は「菅官房長官は株価が回復したと自慢するが、GDPや雇用の悪化は無視か。株価回復で全てが正当化できると思ったら大間違いだ」「そもそも株価は投機的要素でも上がるので、必ずしも実体経済（つまり景気）を繁栄していない（実体経済が悪化しても株価が上がりうる）」とは言っていますが「株価などどうでもいい」などとは一言も言っていません。
むしろ、このツイートで「株価が上がりさえすれば、雇用やGDPが悪化しても構わない」という無茶苦茶なことを事実上公言している「一応経済学者」黒坂の方に心底呆れますね。
黒坂真
福山和人さん。朝鮮中央通信は3年前に、日本列島を主体（ボーガス注：主義？）の核爆弾で海底に沈めるという声明を出しています。
◆福山和人
北朝鮮による拉致問題
「日本政府はアメリカと北朝鮮の交渉の進展を待つだけでなく食糧支援の提案など北朝鮮に対する独自のアプローチが求められている」(拉致被害者の蓮池薫さん)
蓮池薫さん 拉致問題 次の政権は食糧支援など独自アプローチを | 拉致 | NHKニュース
（ボーガス注：蓮池氏の言うとおりで、北朝鮮の反発から日朝交渉に障害を生みかねない）敵基地攻撃など議論してる場合ではない。
黒坂には「やれやれ」ですね。
まず第一に世の中には「やる気も無いのに大言壮語する人間」がいます。
第二に「やる気はあるが能力は無く」、にもかかわらず「身の程知らず」「夜郎自大」で「やる能力がある」と思って大言壮語する人間もいます。
当然ながら「ホニャララします」「ホニャララしたい」といったからといってそれが「本心かどうか」「本心だとして実際にやる能力があるかどうか」は全く別問題です。
現実問題として北朝鮮に日本を軍事攻撃する意思や能力があるわけも無いでしょう。黒坂の紹介する「北朝鮮の主張」は明らかに「第一のケース」に該当します。
「北朝鮮に日本攻撃する意思も能力もあるとは思えず、敵基地攻撃論など、議論する前提が存在しない」「大体、敵基地攻撃論など放言したら北朝鮮との対話が成立しないだろう。先制軍事攻撃があり得ると公言する日本に対し北朝鮮が交渉意欲を失ったらどうする気なのか。交渉をしないで、どうやって拉致被害者を救出する気なのか。むしろ蓮池薫氏が言うように、交渉を推進するために北朝鮮にコロナ支援すべきでは無いのか」という福山氏の指摘は全く正論です。ついでに「福山氏が指摘していないこと」を指摘すれば北朝鮮のミサイル攻撃などというありえない「虚構の危機」より「コロナによる医療崩壊や企業倒産・失業者増加の恐れ」という「今そこにある危機（トム・クランシー風に）」に全力で対応すべきでしょう。「コロナという危機」にろくに対応もせずに虚構の危機を口実に軍拡しようなどとはとんでもないふざけた話です。
そもそも、百歩譲って「敵基地攻撃論が北朝鮮のミサイル攻撃への反撃に有効だとしても*2」、「明日にでも仮に北朝鮮がミサイル攻撃を仕掛けてきたら」、敵基地攻撃能力が無い以上、今現在対応するすべは無いわけで全く馬鹿げています。
敵基地攻撃論は例えるならエアコンを買う金がないのに「エアコンで冷房できれば日射病が予防できるのに」というようなもんです。それでもエアコンの場合はまだいい。「エアコンによる冷房」が日射病予防に有効なのは争いの無い事実です。敵基地攻撃論はそのような「争いの無い事実」などではない。
それにしても福山氏に「北朝鮮は日本への攻撃を放言したことがある。だから敵基地攻撃能力は必要だ。福山は北朝鮮のミサイル攻撃を受け、日本人が死んでも構わないというのか」などと悪口する黒坂ですら、福山氏が紹介する蓮池発言には非難ができない点が興味深い。
内心では「何がコロナ支援だ。蓮池はふざけるな！」と思ってるでしょうに、さすがにそうは公言できないようです。
