「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年9/15日分:荒木和博の巻)

Facebookで非公開にされたのでこちらに載せておきます: 荒木和博BLOG
反日種族主義【調査会NEWS3038】(R01.7.29): 荒木和博BLOG

Facebookで非公開にされたのでこちらに載せておきます: 荒木和博BLOG
 (ボーガス注:フェイスブックに上げてから)7年も経って何で?と思うのですが、他の人に表示されなくなりました。

反日種族主義【調査会NEWS3038】(R01.7.29): 荒木和博BLOG
 Facebookのコミュニティ規範に反するとかで見えなくされたのでこちらに載せておきます。

 「精神衛生に良くない」ので、引用はしません。タイトル「反日種族主義」や荒木記事本文「Facebookのコミュニティ規範に反するとかで見えなくされた」から想像がつくでしょうが、要するに「河野談話否定論(慰安婦違法性否定論→あげく慰安婦問題での日本批判者を北朝鮮シンパ呼ばわり)」のような非常識な歴史修正主義、民族差別暴言(嫌韓国暴言)をフェイスブックに荒木が書いたら「Facebookのコミュニティ規範に反するとかで見えなくされた」んだそうです(荒木の口ぶりからしフェイスブックの記事全てが見えなくされたのでは無く『歴史修正主義』『民族差別』に該当する記事だけのようですが)。はてなで言う「強制プライベートモード」ですね。俺も以前「W大学教授」I濱Y子女史の抗議によって一度はてなに「全ての記事について強制プライベートモード」を食らったことがありますが(女史の要求に応じ、女史が問題視した記事を削除したことで強制プライベートモードは解除されましたが)。
1)最近(?)修正されたフェイスブックの基準では荒木の主張(河野談話否定論など)が民族差別暴言だからなのか、
2)最近(?)修正されたフェイスブックの基準では荒木の主張が歴史修正主義だからなのか(もちろん1)にも2)にも該当するという可能性もあり得ますが)、
3)それとも他にも理由があるのか、はともかく、まあ、「民族差別や歴史修正主義フェイスブックは野放しにするな」という世論の批判に対応したのでしょうが、「荒木のフェイスブックからの追放」でなくて「表示不許可」だけでも「一定の進歩」であり大変いいことだと思いますね。いずれにせよ、荒木のおかげで「昔よりはフェイスブックが民族差別や歴史修正主義に厳しくなったらしい」ということがわかったことは「荒木の本意では無い」でしょうが「荒木に感謝(?)」しておきます。荒木としてはフェイスブックに「抗議しているつもり」なのでしょう
(個人的に荒木のフェイスブック強制退会までいってもいいと思いますし、もしかしたら荒木が今後、無茶苦茶やり続けるとそうなるのかもしれませんが)。
 呆れるのは荒木がフェイスブックの「表示不許可」対応を悪口したあげく「ならば別のブログに載せるからいい」等という対応をとってることですね(当然ながらフェイスブックが荒木の当該記事に非表示措置を解除することはあり得ません)。
 そんなことをすれば「荒木とはなんと下劣な男なのか」「荒木を幹部とする救う会はなんと下劣な集団なのか?」と良識派には思われるだけでしょう。
 そして巣くう会や家族会から更に良識派が距離を置くでしょうにそんな常識も荒木には無いわけです。まあ、そんな常識が無いのは荒木だけでなく、西岡や島田なども同じですが。

 
車ごと失踪したケースについて(9月15日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
 7分程度の動画です。
 さて最初に「菅首相になっても期待してない」と悪口雑言です。まあ、安倍についても「安倍政権末期」には「全然俺たちの言う通りに動いてくれない」と悪口してましたからねえ。そして菅は「安倍政権の官房長官(拉致担当相兼務)だった」わけですから。
 荒木曰く「特定失踪者家族と総理が会ってくれれば総理を見直す」。まあ、会わないでしょうねえ。官房長官時代に会ってないわけですから。
 荒木曰く「北朝鮮の誰でもいいから、金正恩でなくてもいいから拉致被害者を帰国させて欲しい、と総理には言って欲しい」。
 「はあ?」ですね。
 「誰でもいい」とはどういう意味なのか。北朝鮮のトップは「金正恩」なのだから「帰国させる」のは金正恩でしかあり得ないわけです。
 荒木の主張は
1)『金正恩の目をかすめて部下の誰でもいいから、秘密裏に拉致被害者を帰して欲しい』か
2)『部下に金正恩打倒のクーデターを起こして欲しい』か
どちらかでしかないでしょう(そうはっきり言えない点は荒木も姑息ですが)。まあ、2)というのは「1)と比べてもあまりにも非常識」ですが相手は「非常識な反共極右の荒木」なので2)だとしても驚きはしません。
 どっちにしろ、「2)の場合は特にそうですが」、1)であれ、2)であれ「そんなことを金正恩が希望するわけも無い」のだから、そんなことを言うのは「北朝鮮に対する挑発行為」以外の何物でも無い。そんな馬鹿なことはさすがに菅も言わないでしょう。
 荒木曰く「ポスターや我々が出した本『『「ただいま」も言えない 「おかえり」も言えない』(高木書房)を是非購入して下さい」。
 「よほどカネに詰まってるんだなあ」と失笑ですね。
 さてここまで4分程度(動画全体の半分程度)です。「乗っていた車ごと失踪したケース」がテーマのような説明文を付けながら「動画の半分はそれと関係ない」のもどうかと思いますが、やっと

 乗っていた車ごと失踪したケースについてお話ししました。ここで例を挙げているのは石川県の白山市(現在)から失踪した安達俊之さんと同僚女性のカップルですが車ごといなくなったケースは多数あります。

とタイトルの『乗っていた車ごと失踪した』云々です。
 まあ、ばかばかしいですね。
 「車ごと居なくなったから」といって、それが「自発的失踪では無い」といえる根拠は何もない。
 「車があった方が生活しやすい」のだから自発的失踪でも「車ごと居なくなっても」何ら不思議では無い。
 また仮に「犯罪に巻き込まれた」のだとしてもそれを「北朝鮮拉致だ」と見なす根拠も無いわけです。
 さて荒木曰く「車ごといなくなった(そして未だに車が発見されていない)と言うことは、中古車販売業者や車解体業者が拉致実行メンバーに入っていて、失踪者の車を中古車として販売したり、解体して鉄くずとして売ったりして証拠隠滅(?)したのでは無いか」。
 まあ呆れますね。もちろん、彼らの失踪が「犯罪に巻き込まれた」のだとして、そう言う可能性が無いとは言いません。
 ただし「そうだ」といえる根拠は何もないわけです。そして、こんなことを言ったところで、そのように疑う根拠は無いのだから失踪者の居場所や(失踪が犯罪だとして)実行犯の正体などについて何かが分かるわけでも無い。仮に「中古車販売業者や車解体業者が拉致実行メンバー」が「正しい」と仮定したとしても「北朝鮮拉致だ」ということになるわけでもない。当たり前ですが「中古車販売業者や車解体業者=北朝鮮工作員」では必ずしもないからです。それどころか「在日朝鮮・韓国人が多い産業」とすら恐らくいえないでしょう。
 そしてそんなことを言うのは中古車販売や車解体の業者に対して「営業妨害」も甚だしいのでは無いか。まあ、荒木も思いつきで放言してるだけであり、具体的な業者名なども勿論出てこないので、業界関係者も「在日朝鮮・韓国人」の方であっても、「不愉快に思い、呆れはしても」それ以上何もしないでしょうけど。
 中古車販売業はともかく「車解体業」云々というのは昔の在日の中に「鉄くず拾い」で生活していた方が居るという話からの「荒木流連想・妄想」かもしれません。新刊紹介:「歴史評論」9月号(副題:映画『樺太1945年夏 氷雪の門』、『焼肉ドラゴン』、開高健『日本三文オペラ』などの簡単な紹介(?)があります) - bogus-simotukareのブログで紹介した開高健の小説などもそうした鉄くず拾いの一例です。
 ただ開高の小説もそうですが、ここでの鉄くず拾いというのは「不法投棄されてる鉄くずをばらして売り払う」ような代物であり、「自動車解体業」のような「きちんとした産業」ではない。


閣下【調査会NEWS3333】(R02.9.15) : 荒木和博BLOG

 米国ワシントン・ポスト紙のウッドワード副編集人が新刊「Rage(怒り)」の中で書いている内容、金正恩トランプ大統領に宛てた手紙の中で「閣下」を連発したという話です。

 「だから何だ?」と言う話ですね。外交儀礼として「ある意味当然のこと」ではないのか。そしてそんなことが「荒木が建前とする拉致被害者救出」と何の関係があるのか?
 こうした北朝鮮の「トランプへの友好的言動」が
1)実際に米朝対話を進め、米国側から何かお土産を得たいと考えてるのか、
はたまた
2)米朝対話は「荒木など日本ウヨが言うように」もはや事実上崩壊したと思っているが、トランプは「少なくとも建前上は」米朝対話は崩壊したとは言ってないので、「今後も対話をする用意がある」といっておこう。そうすれば対話が「建前上も」崩壊しても「我々は米朝対話を進める気だった、対話をぶち壊しにしたのはトランプだ」と釈明できるだろう。また、トランプが「建前上でも崩壊を認めない限り」、当面、北朝鮮への軍事侵攻などの無茶な真似もしないだろうからメリットがある、と考えてるのか
はたまた、
3)トランプに敵対的態度などとって『コロナやBLMで苦しんでるトランプ』に格好の『叩きネタを与えてやる必要は無い』、このままならトランプ政権は『コロナやBLM』で自滅し、バイデンが当選するだろうし、その方が北朝鮮にとっても利益だ。下手に叩きネタを与えると『反北朝鮮』で再選しかねない上に、『反北朝鮮で再選したから』と言う理由で再選後、さらに反北朝鮮エスカレートさせて北朝鮮にとって不利益だ*1と考えてるのか、どう考えてるのかはともかく、北朝鮮が「米国との関係を悪化させたい、とは今のところ考えてないらしいこと」はわかります。

 ハノイ会談は完全に決裂していたにもかかわらず、「栄光の瞬間」としています。ここまでいくとほとんど命乞いのレベルです。

 まあ、個人的には、荒木が悪口する「金正恩米朝対話自己評価」よりも、「安倍の対ロシア外交自己評価」や「荒木ら巣くう会の自己評価(俺たちの運動で北朝鮮は体制の危機にある!)」の方がよほど「事実に反する自画自讃」と思いますね。どっちにしろ荒木のような悪口をしたところで拉致被害者が帰国できるわけでも無い。

 ここからも分かることは、北朝鮮の内部に相当な亀裂があり、ざっくり言えば金正恩を中心とするグループが米国寄り、そうでないグループ(人民軍とか)が中国寄りなのではないかということです。もう大韓帝国末期のような状況、つまり日清・日露戦争の頃のように北朝鮮の内部はなっていると思います。

 意味が分からないですね。何でそう言う理屈になるのか。大体「米国寄りVS中国寄り」て金正恩のどこが反中国なのか。
 武貞秀士氏が

コラム | 拓殖大学海外事情研究所
 最近は中国と北朝鮮の関係がコロナウイルス騒ぎの下で一貫して緊密になっています。中朝の首脳は、今年だけで数回、親書を交換して、中国は北朝鮮への食糧と医療支援を約束しました。6月は北朝鮮の『労働新聞』が習近平国家主席国賓訪朝訪問一周を迎えて「朝中関係の特殊性を改めて誇示した歴史的出来事だった」と報道しました。

というように少なくとも表向きはそんな中朝対立はどこにも無い。「水面下では対立がある」と見なす根拠もどこにも無い。

 菅総理には、ぜひ「北朝鮮の誰でも良いから拉致被害者救出に協力してもらいたい」という強力なメッセージを北朝鮮に発していただきたい。それによって北朝鮮の内部に亀裂を入れ、事態を打開していくことを切に期待するものです。

 「予想の範囲内でしたが」車ごと失踪したケースについて(9月15日のショートメッセージ): 荒木和博BLOGの荒木の主張「北朝鮮の誰でも良いから拉致被害者救出に協力してもらいたい」は

1)『金正恩の目をかすめて部下の誰でもいいから、秘密裏に拉致被害者を帰して欲しい』

ではなく

2)『部下に金正恩打倒のクーデターを起こして欲しい』

だったようです。
 ただしそうはっきり言えず、日朝平壌宣言の『日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題』『日朝が(ボーガス注:国交が無いという)不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題』(勿論日本人拉致のこと)のような『奥歯に物の挟まったような物言い』である点で荒木は滑稽ですが。まあ、菅もさすがにそんな馬鹿なことは言わないでしょう。
 大体、なんで北朝鮮でクーデターが起こったら拉致被害者帰国に役立つと思えるのか、訳が分かりません。というか仮にも「拉致被害者救出を建前として活動する人間」が言うことじゃないでしょうよ。明らかな挑発発言じゃ無いですか。
 なお、自公新政権文書「拉致」消える 両党首署名、コロナやデジタル前面 - 産経ニュースだそうです。
 「拉致解決の重視は、今更当たり前のことであり、だから省略しただけで他意は無い。それよりも行政のデジタル化など菅カラーを強調しただけ」「拉致を軽視しているわけでは無い」と菅らは言い訳してるようですが、実際には明らかに「拉致の軽視」でしょう。そしてそんな状況をもはや救う会も家族会もどうにもできないわけです。

★10月11日(日)14:00「荒木和博・三浦小太郎トークショー」(維新政党・新風主催)

 荒木や三浦(新風副代表らしい)が極右であることは知っていますが、それにしても「新風主催」と堂々と書ける神経には呆れます。それにしても講演会やシンポジウムというならともかく「トークショー」ですか?(呆)。「芸能人かよ!」ですね。


トランプを「閣下」と呼んだ金正恩(9月16日のショートメッセージです): 荒木和博BLOG
 5分程度の動画です。内容的には閣下【調査会NEWS3333】(R02.9.15) : 荒木和博BLOGと大して変わらないので閣下【調査会NEWS3333】(R02.9.15) : 荒木和博BLOGを読めばあまり動画を見る必要はありません。

北朝鮮の中枢は米国と手をつなぎたくて仕方ないということでしょう。

 「はあ?」ですね。朝鮮戦争は未だ終戦していません。米朝間には国交も無い。つまり「建前上は」、米国がいつ北朝鮮に軍事侵攻をしても「形式的理屈」の上ではおかしくないわけです。
 そりゃ北朝鮮は米国の軍事侵攻のリスクをなくすために「米国と手をつなぎたくて仕方ない(荒木の言葉)=朝鮮戦争を正式終戦させた上で米朝国交正常化したくて仕方ない」でしょう。
 今の北朝鮮は例えるならば「米中国交正常化前の中国」のようなもんです。
 米中国交正常化前において中国と米国は「建前上」は戦争状態でした。何せ朝鮮戦争で米中は戦火を交えていますし、朝鮮戦争はもちろん終戦していません(今の状態は建前では停戦です)。建前上は「米中国交正常化前」は中国は「米国の軍事侵攻の危険性」を「一定程度」恐れざるを得ませんでした。そうした危険性は「米中国交正常化」で消滅した。北朝鮮と米国の関係もそう言う話にすぎません。


特定失踪者家族会・調査会政府に要請【調査会NEWS3334】(R02.9.16) : 荒木和博BLOG

 北朝鮮の内部が相当混乱した状況であることに鑑み、総理ないし官房長官が「北朝鮮のどのような組織・個人であれ拉致被害者救出に協力する場合は政府が全面的な支援・協力を行う」とのメッセージを発していただきたくお願い申し上げます。

 ばかばかしいですね。「北朝鮮の内部が相当混乱した状況」なんて事実はそもそもないでしょうよ。
 しかも「北朝鮮のどのような組織・個人であれ拉致被害者救出に協力する場合は政府が全面的な支援・協力を行う」て。
 金正恩政権以外に「拉致被害者帰国」を決定できる組織なんか現実的に無いし「全面的な支援・協力」とはどういう意味なのか。
 そもそも「特定失踪者」などというふざけた言いがかりを荒木ら巣くう会が付けてる時点で「北朝鮮のどのような組織・個人であれ」荒木のこんな物言いを信用するわけも無い。

*1:俺が思いついた「北朝鮮のトランプに対する友好的言動」の『考えられる理屈』は以上の通りです。