「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年10/14日分:荒木和博の巻)(ボーガス注:横溝正史『病院坂の首縊りの家』、松本清張『砂の器』のネタばらしがあります)

北朝鮮工作員の背乗りについて(10月14日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和2年10月14日水曜日のショートメッセージ(Vol.194)です。工作員が拉致対象者に成り代わる「背乗り(はいのり)」についてお話ししました。一番分かりやすい例は辛光洙が成り代わった原敕晁さんです。背乗りは成功していれば分かりませんから、北朝鮮の体制が変化しない限り被害者を北朝鮮が返す可能性はほとんどありません。

 約6分程度の動画です。荒木の言う「背乗り(なりすまし)」とやらで小生が連想するのは、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年10/12日分:荒木和博の巻)(ボーガス注:横溝『病院坂の首縊りの家』のネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログなどで以前触れた横溝正史病院坂の首縊りの家』の『法眼由香利(実際は山内小雪) 』、あるいは「砂の器」雑感(ネタバラシあり) - bogus-simotukareのブログなどで以前触れた松本清張砂の器』の『和賀英良(実際は本浦秀夫)』ですがそれはさておき。
 「背乗りは成功していれば分かりませんから、北朝鮮の体制が変化しない限り(ボーガス注:背乗りをそのままにして日本国内でスパイ活動したい北朝鮮が背乗りの存在を明らかにしてまで?)被害者を返す可能性はほとんどありません。」
 「はあ?」ですね。
 まず第一に「拉致の目的の一つがなりすましであり、現在もなりすました北朝鮮工作員が日本国内で活動してるはずだ(だから拉致被害者が全員帰国することはあり得ない)」という荒木の決めつけには何の根拠もありません。
 第二に荒木の言う「北朝鮮の体制が変化しない限り」とは決して、「北朝鮮が鄧小平のような改革開放をしなければ」と言う意味ではありません。
 「金正恩政権(北朝鮮朝鮮労働党体制)が崩壊しなければ拉致被害者全員の帰国は無い→拉致解決を口実にした北朝鮮政権転覆論」というトンデモです。呆れて二の句が継げませんね。
 別に「北朝鮮の政権転覆」などなくても、金丸訪朝で第18富士山丸船長、機関長が、小泉訪朝で拉致被害者が帰国したわけです。
 こんな事を言っていたら北朝鮮は「我々が何人、拉致被害者を帰そうが荒木ら巣くう会は根拠レスでまだ居るはずだ、隠してるはずだと言って日朝国交正常化を妨害し続けるのだろう。拉致被害者なんか返すだけ無駄だ」「日本と拉致問題で交渉しても何のメリットも無いから米国、韓国、中露など、他の国と交渉しよう」と言う話にしかなりません。荒木の物言いは客観的に見て「拉致を口実にした日朝国交正常化交渉の妨害」でしかない。荒木の暴論を放置していたら、北朝鮮の交渉意欲が薄れるので、北朝鮮との交渉など成立せず、拉致問題なんかいつまで経っても解決しない。
 正直、家族会がこうした荒木の暴論に怒らない理由がさっぱり分かりませんね。怒って批判した蓮池透氏は不当にも家族会を追放されました。


中国と北朝鮮の関係について(10月13日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和2年10月13日火曜日のショートメッセージ(Vol.193)。中国と北朝鮮の関係についてお話ししました。同盟関係とは言うけれど中朝両国、決して仲は良くありません。

 9分程度の動画です。
 「『その後を考える集い』をやらないのか、と聞かれましたが、最近マンネリ化してるので、当面しないことにしました、いずれリニューアルして再開したい」「でも『その後を考える集い』には意味があり、色々新しいアイデアも出てきた。いずれそのアイデアを具体化したい」だそうです。
 まあ、「リニューアルによるマンネリ化打開」だの、「アイデアを具体化」だのは「あまり期待出来ない話」ですね。
 「そういえば、『その後を考える集い』てどうなったの?。もうやめたの?」と聞かれてからこんな事言ってるわけですからね。荒木が何もしなくても何ら驚きません。まあ「リニューアルによるマンネリ化打開」だの、「アイデアを具体化」だので何かしたところで意味のあることが荒木に出来るとも思いませんが。
 さて「中国と北朝鮮はあまり仲が良くない」はまあひとまず置くとしましょう。
 個人的には荒木は言うほど、悪い関係ではないと思うし、本当はそんなことも荒木は分かってるでしょうが。単に「いずれ北朝鮮は中国から見すてられて崩壊する」と言うための前振りにすぎないでしょう。つまりはいつもの「北朝鮮崩壊するする詐欺」ですが、それはともかく。
 「金正恩・トランプ会談」について荒木が「中国と縁切りしたいからトランプにすり寄ってる」と言いだしたのには唖然ですね。
 そんなことを金正恩がするわけも無い。北朝鮮にとって「中国との関係」は「自民党創価学会にとっての公明党」「NHKにとっての紅白歌合戦大河ドラマ」「テレビ朝日にとってのドラえもん」「フジテレビにとってのサザエさんやちびまる子」みたいなもんです。極めて重要であり荒木が言うほど簡単に縁切りできる関係では無い。
 米朝関係がいつまでも緊張関係では最悪、米軍の侵攻で体制転覆するから、米国との関係をよくしたいにすぎません。「朝鮮戦争が正式終戦して、米朝間に国交が樹立され、在韓米軍が撤退すればベスト」でしょうがとにかく北朝鮮としては少しでも米国との関係をよくしたい。
 もちろん『中国との関係を維持する』のは当然の前提です。もちろんトランプとの交渉に当たっては「長い付き合いのある中露」と事前に色々と調整をやってるでしょう。中露を無視して米国相手に交渉を始めるほど金正恩も無謀では無いでしょう。
 それにしても「北朝鮮崩壊するする詐欺」の立場から、未だに「制裁あるのみ」だそうです。
 「お前、いい加減にしろよ。それで2002年の小泉訪朝から無駄に18年も経ったんじゃねえか。くたばれよ、デマ屋のカス野郎!」ですね。
 蓮池透氏はさすがに荒木批判を始めましたが、それに対して「荒木の味方」をして、蓮池氏を家族会から追放するのだから家族会の馬鹿さにはいつもながら心底呆れます。