「珍右翼が巣くう会」メンバー・島田洋一に突っ込む(2020年11月17日分)

島田洋一
 私が米議員*1にセクハラ発言をしたと言い募る人間が、いまだに私を免職にしろと勤務校*2の事務局に電話を掛けてきているようだ。拉致問題で「救う会」に反感を持つ勢力らしい。それなら救う会に電話してきたらどうか*3。堂々と私の北朝鮮論を批判したらどうか*4。ありもしないセクハラ云々で大学に嫌がらせとは何とも卑劣な話だ。

 この件については例えばいいかげん家族会も、島田洋一に対して苦言くらいは呈したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)をご覧下さい。
 心底呆れますね。なんで島田のセクハラ暴言を批判したら「救う会に因縁をつけたことになる」のか。
 島田が大学を仮に懲戒免職されたところで救う会に何の打撃もないでしょうよ。
 島田こそ「卑劣」以外の何物でも無い。
 救う会がまともな団体なら「お前の個人的な不祥事に会を無理矢理巻き込むな」と島田の副会長更迭に動いてもおかしくないでしょう。
 たぶん救う会はそのようには動かないのでしょうが。
 いずれにせよ例の暴言について島田が必死に言い訳していた理由がこれでよく分かります。島田も「大学から懲戒処分されるかもしれない」と恐怖感を覚えたのでしょうね。島田にはそういう感覚は無いのかと思っていましたが。
 しかし「主観的にはセクハラの意思はなかったが、私の認識が甘かった」「この機会にセクハラ研修を受ける用意がある」などと「平謝りに謝る」のならともかくセクハラ批判派に「セクハラなどしていない」「救う会攻撃が目的の言いがかり」などと居直るのではかえって批判は激化するでしょうし、大学側も島田の無反省ぶりに「厳しい処分をむしろ検討する」かもしれません。そしてさすがに救う会もこんなことで島田をかばわないでしょう。

島田洋一リツイート
 渡辺康平福島県議の重要な発信。処理水の海洋放出は科学的常識と国際基準に拠って行えばよい。意図を持って言いがかりをつけてくる「近隣諸国」に相談せねばならないという立民党枝野の議論は論外だ
◆渡辺康平(福島県議会議員)
 昨日の福島民報立憲民主党代表の枝野幸男*5が処理水についてインタビューで、ありえない発言がありました。
 枝野氏は処理水の処分方針について「近隣諸国を含めた協議をした上でなければ結論を出すべきではない」と話しています。枝野氏が述べた近隣諸国とは、明らかに韓国です。

 あり得ないどころかむしろ当然の発言でしょう。なお、枝野は「福島県民にも海洋放出反対派が多数いる」としており何も「韓国、中国、ロシア」といた近隣諸国との関係「だけ」を批判理由にはしていません。まるで「対外関係だけ」を枝野が問題にしているかのような島田や渡辺県議(自民党)のツイートは全く詐欺的です。

島田洋一
 メディアが大統領選でバイデン勝利と伝えているものの、民主党に高揚感はありません。

 要するに「下院で思ったほど議席がとれなかった(但し改選前の過半数はキープ)」「上院で過半数とれるか微妙」「バイデンは勝利はしたが、トランプも前回より票を伸ばした。事前世論調査ではバイデン勝利の見込みだったフロリダでトランプが勝った」という話ですが、それはさておき。
 こんなことを言って事実上「バイデンの勝利」を島田が認めてることが滑稽ですね。世界各国首脳が「日本の菅首相も含めて」、バイデン勝利に祝意表明していることなどから、島田もいい加減「バイデン勝利」を認めざるを得ないと思い始めてるようです。
 しかし、まあ島田もデタラメですね。これが「自民党衆院選に勝利したと言っても高揚感はありません。維新を入れても改憲に必要な2/3をとれなかったから」なんて言えば「野党支持層の負け惜しみだ」というでしょうにねえ(苦笑)。
 そして、その種のことを言うなら共和党の方がよほど事態は深刻でしょう。トランプ敗北後、どうやって党を建て直すのかという話です。
 何せ「トランプ政権4年間」の間に党が大分「トランプファンクラブ化(極右化)」しています。
 「トランプを切り捨てて、昔の穏健保守政党に戻そうとすれば」短期的にはトランプ支持層の離反による党勢衰退は避けられないでしょう。
 とはいえ一方で「いつまでもトランプとズブズブ」では穏健保守層は民主党の側にどんどん向かっていくでしょう。白人の人口比率も年々下がって「黒人やヒスパニックの比率が上がっている」ので「白人優越主義のトランプ」なんか担ぎ続けていては「白人右翼の支持」は盤石でしょうが、黒人やヒスパニックの多くが民主党支持を今後も続けることになる。それで「4年後政権が奪還できるのか」と言えば疑問でしょう。

*1:はっきりと名前を出さない辺りがせこすぎますね。

*2:福井県立大のこと

*3:まあ、救う会に「あんな男は副会長から更迭しろ」「救う会がセクハラ容認のゲス集団だと思われてもいいのか!」という電話はかけてもいいでしょうね(もちろん島田の言う「電話」とはそう言う意味ではないでしょうが)。もしかけないとしたら「どうせかけても更迭しない」「左翼の救う会攻撃と居直るだろうからかけるだけ無駄だ」「救う会なんて福井県立大学と違って社会的に評価されてるわけでもない。救う会が副会長を更迭しなくても何ら問題ない」と救う会が馬鹿にされてると言うことでしょう。

*4:セクハラ暴言批判はもちろん「島田の北朝鮮論批判」とは何の関係もありません。例えば「矢野暢・京大教授(当時)や広河隆一氏のセクハラ批判」は「矢野の学説」「広河氏の脱原発主張」を批判してるわけではない。

*5:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表