今日の産経ニュースほか(2020年12月3日分)

イージス艦2隻新造、NSCで確認 与党協議経て月内に閣議決定へ - 産経ニュース

 政府は3日、国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を首相官邸で開き、配備を断念した地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア(地上イージス)」の代替策について、地上イージスのレーダー「SPY7」を搭載したイージス艦2隻を新たに建造する方針を確認した。
 イージス艦2隻を新造した場合の導入コストは4800億~5000億円以上と見積もっていた。

 税金の無駄遣いも大概にしろと怒りを禁じ得ません。


夫婦別姓「少子化の要因」 男女共同参画原案、推進派の意見色濃く - 産経ニュース

 政府が12月中旬にも閣議決定する第5次男女共同参画基本計画の原案が3日、判明した。注目される選択的夫婦別姓制度に関する記述については、「実家の姓が絶えることを心配して結婚に踏み切れず少子化の一因となっている」など、推進派の意見を色濃く反映する内容になっている。慎重な意見が根強い自民党は4日の部会で原案について議論する予定だが、反発も予想される。
 原案では、女性の約96%が結婚に伴い姓を変更している現状を説明し、旧姓を引き続き使えないことが結婚後の「生活の支障になっている」と指摘。例として「仕事の実績や成果が引き継がれないなど女性活躍の妨げになっている」ことや、パスポートの旧姓併記について「渡航先の出入国管理当局等から説明を求められるなど国際社会で通用しない」ことを挙げた。
 また、「国際社会において、夫婦の同氏(姓)を法律で義務付けている国は、日本以外に見当たらない」とも指摘。国連女子差別撤廃委員会が日本の制度に懸念を表明していることを紹介し、「制度の在り方の検討に当たっては、国際的な視点も踏まえていく必要がある」とした。

 マジでびっくりしましたが例の「不妊治療の保険適用拡大(ただし具体案は未提出)」といい「少子化対策ガー」というと菅政権では何でもOKなのか?。まあ今後、ウヨ連中の巻き返しが危惧されますが。この産経の記事自体がそうした巻き返しの一環ですし(記事にもあるように12月中旬に閣議決定予定)。ただし「夫婦別姓の本筋」は「少子化対策」ではなく「多様性の確保」なのでその点は「何だかなあ」ですね。いずれにせよ、この点は「菅と安倍の違い」ではあるでしょう。学術会議会員の任命拒否は「安倍に負けず劣らずの酷さ」でしたが「夫婦別姓」については「人気取りになるならやってもいい」「野田聖子*1とか党内に別姓支持者もいるし(大体、選択制やないか)」と思う程度には菅は「安倍ほどの極右ではない」のでしょう。
 それにしても、夫婦別姓で「国連女子差別撤廃委員会が日本の制度に懸念を表明」云々つうなら「同様の懸念が表明された女帝否定の現状の天皇制」についても「女帝容認にしろよ」と言いたくなります。まあ、安倍時代には女帝問題については逆に「国連は日本の伝統である天皇制に理解が足りない」とマジギレしていたわけですが。
 

「夫婦別姓」原案に異論噴出 自民部会 政府の男女共同参画計画 - 産経ニュース

 自民党は4日、内閣第1部会などの合同会議を党本部で開き、政府が12月中旬に閣議決定する第5次男女共同参画基本計画の原案について議論した。焦点となっている選択的夫婦別姓制度に関する記述に対して出席議員から異論が噴出し、部会長への一任は見送りとなった。8日に再度会合を開き議論する。

 まあ今の自民党なら予想の範囲内ですね。12月中旬頃決定(つまりあと2週間程度で決定)だそうですが果たしてどうなるか。


野田聖子のツイート

野田聖子衆議院議員 / 岐阜1区)2020年12月4日
 産経新聞社より、選択的夫婦別姓についてのインタビューを受けました。

 もちろん夫婦別姓「少子化の要因」 男女共同参画原案、推進派の意見色濃く - 産経ニュース「夫婦別姓」原案に異論噴出 自民部会 政府の男女共同参画計画 - 産経ニュースがらみの話でしょうがどんな記事が載ることやら。


75歳以上医療費増 政府は170万円、公明は240万円 調整続く - 産経ニュース
 コロナで国民生活が苦境にあるときにやることかと心底呆れます。そんなことをやるくらいなら「特定業界(観光業と外食業)への税金ばらまきに過ぎないgotoなど今すぐ辞めろ(明らかにコロナ蔓延を助長してるし)」と言いたいですね。
 

シュライバー元米国防次官補「台湾を失えば沖縄防衛が困難に」 - 産経ニュース
 次がバイデン政権なのに「トランプ政権の元幹部」の発言なんか何の意味があるのか。
 大体「中国による台湾侵攻の危機」なんてもんはどこにもない。あげく「台湾が侵攻されたら沖縄も危ない」て何を理由に中国が沖縄に侵攻するのか。完全なデマであり心底呆れます。


NHK会長、今年印象に残った番組は「巨人4連敗」 - 産経ニュース
 冗談にせよ本気にせよ呆れざるを得ないバカ発言です。
 スポーツ中継なんて「起こってる出来事をただ放送してるだけ」ですからねえ。そこで「NHKの番組であれ、他局の番組であれ」作り手の個性が反映する「ドラマ」「ドキュメンタリー」などを上げられない時点で「NHK会長として適任なのか?」と言わざるを得ません。


「EテレはNHKらしさの象徴」 売却論に会長が反論:朝日新聞デジタル
 自民党の任命とは言え、さすがに高橋洋一の暴論に反論する程度の常識はあったようです。


国会の拉致問題特別委、1年7カ月質疑なし - 産経ニュース
 外交以外に拉致解決の方法はなく、しかし「日朝交渉に事実上反対している」巣くう会や家族会を恐れて政府与党は交渉せず、では国会拉致特別委員会を開いたところで何の意味も無い。拉致が完全に風化しつつあることに産経も焦り始めたようですが、こんなことを言ったところで菅は拉致特別委員会を開かないでしょう。まあ開いたところで中身がないから「拉致の風化は止まらない」でしょうが。


【主張】東京の自粛要請 この期に及んでお願いか - 産経ニュース
 「自粛ではなくgotoから東京を除外すべきではないのか」と産経ですら批判する小池と菅のていたらくです。


野党、28日までの会期延長要求へ 与党は否決方針 - 産経ニュース
 会期の延長から逃げているとは要するに「安倍の桜前夜祭」「吉川元農水相収賄疑惑」などを追及されたくないと言うことでしょう。当初は「会期延長で改憲国民投票法改正案の採決を狙うのではないか」と危惧されていたのですが。

*1:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相など歴任