「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年1/24分:天を回せの巻)

加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 北朝鮮の核・ミサイル資金源潰しにご協力を!

 昨年皆様とともに駐ブルガリア北朝鮮大使館の不法貸出し業務(国連安保理決議違反)を告発しました。まずは全世界のブルガリア大使館にメールを送り国連決議を遵守するよう要求し、返事がないので他のEU加盟国*1に「ブルガリアの制裁破りをやめさせてください」と訴えました。はじめての方は昨年のブログ記事をご覧ください。
加藤健の「天を回せ! ロビー活動で挑む」 : 北朝鮮外貨資金源潰しにご協力を!
 残念ながら動きはありませんでした。そこで私のほうで新年早々、EU全体の外務省に相当する欧州対外行動庁(EEAS)の制裁担当者サンドラ・デワレ課長の個人メールアドレスを調べて直接対応を要請しました。念のため部門全体のメールアドレスにも送りました。これも動きがありません。そこで全世界のEU代表部にメールを送ったところです。

 自らが全く相手にされてないこと(迷惑メール扱い?)をこうも堂々と認めて恥ずかしくないんだろうかと苦笑しますね。
 正直、まともな人間なら「メールの内容が事実誤認や根拠薄弱だから無視されてるんじゃねえの?」と思うところですが、そう言う自省の念は加藤にはないようです。

 ここで皆様にお願いがあります。ほんの少しだけお時間をください。全世界のEU代表部の大使あてにメールを送って、EU内の国連制裁破りをやめさせるよう訴えていただきたいのです。EUは共通の外交・安全保障政策を持ち、人権や法の支配の価値観を柱としています。大使宛に多数の犯罪告発*2がきたら無視できないはずです。無視したら「よその国には偉そうに説教するくせに、自分たちは国連制裁破りかよ!」と言われてしまうからです。
 たとえばEU代表部は日本*3で死刑が執行されると、「(ボーガス注:死刑は)残酷で非人道的かつ屈辱的な刑の最たるものである」といった非難声明を出します。「白人様が教えてやる」と言わんばかりの上から目線にカチンときた方も多いでしょう。
 日本の死刑は冷酷・残忍な殺人を犯した者に対して、裁判所が慎重な審理を尽くしたうえで言い渡すものです。そして法治国家として確定した死刑判決を慎重かつ厳正に執行しています。
 いっぽうEU加盟国ブルガリアの国連制裁破りは、ブルガリア外務省が数年前に国連に指摘されて違反を分かっているにもかかわらず「コロナでもう少し時間が必要」と不可解な弁解をしている話です。日本の法律にケチをつける前に、まずは自らが国際ルールを守るべきではないでしょうか?

 吹き出しました。
 バカウヨ加藤が
1)EU側に完全に無視されてること
2)死刑問題でのEUの日本批判
に逆ギレしていることが滑稽です。
 なお、EUは加盟国に死刑廃止国が多いし、死刑執行についてEUが批判声明を出すのも「全ての死刑執行国」であって、日本に限った話でもない。
 そもそもEUの立場は「(死刑冤罪の問題などから)死刑それ自体が残酷で廃止すべき」なのだから、そこで「裁判所がきちんと審理している(大逆事件光州事件のような死刑判決の結論ありき、でっちあげの政治弾圧などはしていない)」と言っても滑稽なだけで何の反論にもなっていません。
 そもそも北朝鮮批判の文脈で「死刑問題でのEUの日本批判が気にくわない」云々と言い出すこと自体が意味不明です。

*1:ちなみに現在のEU加盟国は欧州連合 - Wikipediaによれば、オーストリア、ベルギー、ブルガリアクロアチアキプロスチェコデンマークエストニアフィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャハンガリーアイルランド、イタリア、ラトビアリトアニアルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランドポルトガルルーマニアスロバキアスロベニア、スペイン、スウェーデン

*2:「根拠がある、まともな告発」ならそうでしょうが「根拠がない、まともでない告発」なら無視されても仕方が無いでしょう。そもそも、加藤の「告発」とやらがまともなのかという話です。

*3:後述しますが「死刑執行国全て」に抗議しているのであり、何も「日本に限った話」ではありません。