「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年3/7分:荒木和博の巻)

◆荒木のツイート

https://twitter.com/ARAKI_Kazuhiro/status/1369214812094271488
 今日やったYouTubeライブです。まだの方ぜひご覧下さい。(神奈川県茅ヶ崎市 無線機発見の現場から)

 30分30秒程度の動画です。
 荒木がやたら「あっと驚く場所」と思わせ振りなので一体どこかと思いきや「茅ヶ崎のホテル」だそうです。それのどこが「あっと驚く場所」なんでしょうか?。馬鹿馬鹿しいと思いながら最後まで見て見ます。
 荒木曰く「サザンオールスターズHOTEL PACIFIC - Wikipediaという歌があるのはご存じでしょうか?」
 すみません、ご存じじゃ有りません。サザンファンじゃないので。
 つうかサザンファンでも無ければ「いとしのエリー」(TBSドラマ『ふぞろいの林檎たち』主題歌)などのヒットナンバーでも無きゃ知りません。
 荒木曰く「実は、無線機が発見されたのはHOTEL PACIFIC - Wikipediaの元ネタだとされるパシフィックホテル茅ヶ崎なんです」。
 「あ、そう(昭和天皇)」ですね。荒木ってサザンファンなんでしょうか?。サザンファンでない俺はHOTEL PACIFIC - Wikipediaなんて知らないし、ましてやパシフィックホテル茅ヶ崎なんてもっと知りません。当然「あっと驚いたりしない」。
 ウィキペディアに寄れば

パシフィックホテル茅ヶ崎
・設計は菊竹清訓(ボーガス注:菊竹については以前新刊紹介:「前衛」7月号 - bogus-simotukareのブログで紹介しました)。
・俳優の上原謙*1と子息の加山雄三らがオーナーで、1965年の開業当初は著名人が多数訪れたことで有名となった。
 ホテルだけではなく、ボウリング場、ビリヤード場、プールなどの娯楽施設を併設し、当時としては最先端の高級リゾートを形成していた。
 しかし1970年、上原、加山らが役員を務めホテルを所有・運営していた企業「株式会社パシフィックジャパン」が倒産。23億円もの負債の返済に当てる為、ホテルは約18億円で売却された 。
 その後ホテルは休業・再開を繰り返していたが、営業不振で1988年に完全廃業。1998年秋まで廃墟として存在していたが取り壊された。
 1999年現在、跡地には高級マンション「パシフィックガーデン」が建設されている。

加山雄三、借金5憶円を吹き飛ばす若大将魂/「昭和スター」破天荒列伝(4) (2020年1月27日) - エキサイトニュース
 戦後日本の映画界を代表する二枚目スターであった上原謙の息子としてデビュー当時から注目を集め、常に陽の当たる場を歩いてきた加山。だが、実はおカネの苦労の絶えない、なかなかハードな人生でもあったと言えそうだ。
「大きかったのは、父・上原とともに経営に携わっていた『パシフィックホテル茅ヶ崎』の経営破綻。ビリヤード場やボウリング場、プールやショッピング街などを備える最先端リゾートホテルでしたが、客足が伸びずに負債は雪だるま式に増え、加山も私財を投入して立て直しを図りましたが、最後には20億円もの負債を抱えて破綻。加山も当時、5億円もの借金を背負うことになってしまいます」(ワイドショー関係者)
 ところが、やはり生まれついてのスターはやることが違った。
「大奮起し、キャバレー、ナイトクラブなどでの小さなステージにも立ちながら、借金を8年ほどで完済しました」(前出・ワイドショー関係者)

だそうですが。
 ちなみに「荒木も動画で語っています」し、加山雄三 - Wikipediaも指摘していますが、加山雄三の「母親(元女優、芸名は小桜葉子)の曾祖父」が「岩倉具視明治新政府の中心メンバーの一人。外務卿、右大臣など歴任)」だそうです。小生は無知なので今回初めて知りました。
 それにしても荒木がくだらないのはこの動画で30分もかけながらやってることは「パシフィックホテルでそんなものが見つかってびっくりでしょう!」とどや顔したり、「今も北朝鮮工作員がどこかで活動してるかもしれない!」と恐怖感を煽ろうとしたり「高級ホテルだったパシフィックホテルが今はマンションとは時の流れにしみじみする」と言ってみたり、とにかく「この動画が拉致の解決にどうつながるのか」まともに説明できないことですね。荒木の同類ウヨでも無ければ見ていてその無内容さに唖然とするでしょう。


マスクとライブと津軽鉄道の話(3月7日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG

 令和3年3月7日日曜日のショートメッセージ(Vol.339)。ご覧の通りのしおかぜ迷彩マスク(限定100枚)の宣伝と、3月9日(火)に行う「あっと驚く場所」での現場ライブの告知、そして青森県津軽鉄道の話でした。昭和62年(1987)正月に行ったときのビデオが下のところにあります。よろしかったらご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=697ONjOtwhU

 7分50秒程度の動画です。
 マスク(救う会グッズ)(「しおかぜ迷彩マスク」限定販売【調査会NEWS3407】(R03.3.5) : 荒木和博BLOG参照)、「あっと驚く場所」での現場ライブの告知(あっと驚く場所で現場ライブ【調査会NEWS3408】(R03.3.6): 荒木和博BLOG参照))はともかく*2津軽鉄道などもちろん「完全に荒木の趣味」であり拉致とは全く関係ありません。「津軽鉄道名物のストーブ列車」云々て全く拉致と関係ない。
 以前も書きましたが荒木は土日には「土日なので肩の凝らない話を」としてこういう事をやり出す。
 「津軽鉄道社員が拉致された」「津軽鉄道社員が拉致の共犯」「津軽鉄道沿線で拉致が多発」などというこじつけすらない。おそらく「あっと驚く場所」が津軽鉄道沿線というわけでもないでしょう。

【参考:津軽鉄道

津軽鉄道線 - Wikipedia
 冬季には客車内の暖房に石炭焚きのダルマストーブを用いる「ストーブ列車」が運行される。2019年現在、日本で唯一、腕木式信号機が現役で使用されている営業路線であり、津軽五所川原駅金木駅に設置されている。ただし場内信号機のみで、出発信号機はない。
 観光利用を促進するため、ストーブ列車以外に、夏季に「風鈴列車」、晩夏から初秋に「鈴虫列車」を運行している。

津軽鉄道、ハイボール列車を運行: 日本経済新聞2019.11.5
 冬のストーブ列車で有名な津軽鉄道ハイボール列車が走る。17日、ハイボールの名店「銀座ロックフィッシュ」(東京都中央区)のハイボールを飲みながら車窓や食事を楽しむ。同店のオーナーバーテンダー、間口一就氏*3が列車に乗り込みハイボールをつくる。間口氏監修の「つまみ弁当」も提供する。
 太宰治生誕110年を記念して「太宰が生きていたらおそらく足しげく通ったであろう銀座のバーのハイボールを飲みながら沿線の秋の景観を楽しむ」(実行委)新しい企画を実施する。16日には太宰治記念館「斜陽館」芥川賞作家、大岡玲氏が太宰を語るトークセッション「太宰と酒と津軽衆」を開く。セッションでも間口氏のハイボールを提供する。
 参加費は津軽ハイボール列車が7000円、トークセッションが4000円。一般社団法人かなぎ元気村(青森県五所川原市)などで構成する津軽鉄道ハイボール列車実行委員会が企画した。

最北端私鉄、ポスターで「苦境」訴え 青森の津軽鉄道: 日本経済新聞2020.5.19
 「津軽鉄道はまだ大丈夫、そう思っていませんか?」。
 冬の風物詩「ストーブ列車」で知られる日本最北端の私鉄、津軽鉄道青森県五所川原市)が、厳しい経営状況を訴えるポスターを駅や車内に張り出した。同社は「苦境を知ってもらい、地元からの支援や利用客増につなげたい」と望みを託す。
 津軽地方の南北20.7キロを結ぶ津軽鉄道は1930年の開通以来、市民の足として親しまれてきた。ところが近年、少子化や車利用の増加で利用客は減少の一途に。2019年度収入はピーク時の3分の1(約1億2千万円)となり「今年は新型コロナウイルスの影響でさらに大変」(担当者)。
 ストーブ列車運行時や桜の開花時期には国内外からの観光客でにぎわうが、通年での収入増につながらないのが悩みだったという。新型コロナ収束後を見越し、2022年3月末を有効期限とする前払い制の「未来乗車券」販売など新機軸を打ち出す一方、窮地を率直に明かすことを決めた。

津軽鉄道が未来乗車券を発売 津軽21型の紙模型セット:朝日新聞デジタル2020.5.22
 津軽鉄道が、前払い制の切符「未来乗車券」の販売を始めた。
 津軽鉄道のファンらでつくる「津軽鉄道サポーターズクラブ」関東支部の発案で、500セット限定。乗車券の有効期限は2022年3月末
 春の「金木桜まつり」や冬の「ストーブ列車」の時期の人出を収益の大きな柱とする津軽鉄道にとって、今回のコロナ禍は大打撃。4月の運賃収入は前年同月の3割以下だという。
 車窓風景などの動画を配信する「仮想乗車体験」、「アマビエポストカード付疫病退散1日フリー乗車券」など、さまざまな工夫で運賃収入減を補おうとしてきたが、依然として厳しい状況が続く。

だるまストーブで身も心もじんわり…津軽鉄道乗車記 : We Love みちのく : 地域 : 読売新聞オンライン(青森支局長 金子亨)2021.1.14
 寒さ厳しい津軽の冬にうってつけの列車がある。「日本で一番北にある私鉄」として知られる津軽鉄道(津鉄)のストーブ列車だ。だるまストーブで温まるだけでなく、そこでスルメも焼いてもらえる風変わりな車両に乗ったのは昨年12月の土曜日。ついでに太宰治の生家も訪ねてみた。そんな日帰りの小旅行を時系列でリポートする。
9時52分
 弘前駅行きのJR奥羽線は、定刻通り青森駅を出発した。
10時30分
 川部駅で下車。深浦駅行きのJR五能線に乗り換える。
11時8分
 五所川原駅に到着。津鉄は、津軽五所川原駅津軽中里駅間の20・7キロメートル、計12駅を結ぶローカル鉄道だ。両駅間の運賃は870円だが、ストーブが置かれた専用客車に乗るには、区間にかかわらず1回の乗車につきプラス500円が必要だ。
11時50分
 津軽五所川原駅を出発。ストーブの中で石炭が赤々と燃えているのが見える。ほどなくスルメの販売が始まった。1枚500円(税込み)。袋の口を開けた状態にして待つ。軍手姿の乗員が順番にスルメを受け取っては、1枚ずつストーブの網の上で焼いてくれるスタイルなのだ。
 乗員が八つ裂きにして、袋に入れてくれたアツアツのスルメを頬張る。じんわりイカの風味が広がる。車内販売の地酒(税込み1本350円)をグビリ。
12時35分
 終点の津軽中里駅着。食堂でもやしラーメンを食べ、一息。
13時37分
 津軽中里駅発。五所川原方面に戻る。今回は一般車両に。
13時49分
 芦野公園駅着。ここで途中下車したのは、駅にある喫茶店に寄りたかったからだ。その名も「駅舎」。実際に駅舎として使われていたという店内は昭和レトロ感たっぷりだ。かつてここで乗客が切符を買い、列車を待っていたのかと思いをはせつつ、コーヒーを味わう。
14時40分頃
 喫茶店から20分ほど歩き、太宰治記念館「斜陽館」に着いた。パンフレットによると、太宰の父で、明治の大地主だった津島源右衛門が建てた邸宅は、1907年(明治40年)に落成。まるで老舗旅館のような屋敷は、戦後に津島家が手放すと旅館「斜陽館」として観光名所になり、その後、旧金木町(現五所川原市)が買い取ったそうだ。太宰が生まれた部屋など館内をくまなく巡り、辞する。歩いて金木駅へ。
16時12分
 金木駅発。津軽五所川原駅でJR線に乗り換え。川部駅を経由して18時22分、青森駅に無事到着した。

コロナ禍で観光需要が消滅。ストーブ列車にお客がいない! 津軽鉄道応援ルポ(鳥塚亮) - 個人 - Yahoo!ニュース2021.2.28
 ストーブ列車が走る青森県津軽鉄道ですが、この冬はご多分に漏れず観光客が皆無。
 筆者は2月26日に現状を取材すべく津軽鉄道を訪問し、ストーブ列車に乗車してきました。
 車内に入るとストーブのぬくもりを感じますがお客様は2名だけ。
 「えっ? こんなにいないの。」とアテンダントさんに訪ねると、「んだ。」の答え。
 去年まであれほどいた観光客は皆無です。
 ストーブ列車の名物はスルメ。
 車内販売でアテンダントさんから購入すると焼いてくれるのです。
 同じく車内販売でストーブ列車専用のお酒を購入し、凍てつく窓辺で熱々のスルメをかじりながらいただくこの非日常感が、今の時代には最高の贅沢を感じます。
 澤田社長さんいわく、「いやぁ、本当にお客さんがいないんで、また仮想乗車始めてるんですよ。」
 仮想乗車とは昨年の春の桜の時期にご紹介いたしましたが、You Tubeで最新版の列車の走行動画を公開して、ご乗車気分を味わっていただこうというもので、津軽鉄道のユニークなところは、「仮想乗車で列車の旅をお楽しみいただいたら、ぜひ運賃のお支払いをお願いします。」ということ。
 YouTubeで動画を見たら運賃を払うとは、実に斬新なアイデアですが、何とか津軽鉄道を応援したいという全国のファンの皆様から実際の運賃分か、それ以上の振り込みがあるというんですから驚きです。
 また、津軽鉄道では昨年全線開業90周年を迎えましたが、コロナ禍でイベントが一切できませんでした。このため、今年は《90+1年》として記念切符や各種グッズなどを販売しています。

揺られ味わう奥津軽/津軽鉄道「居酒屋列車」|食,交通,観光・イベント|青森ニュース|Web東奥2021年2月26日
 青森県五所川原市中泊町を結ぶ津軽鉄道で22日夜、イベント列車「居酒屋列車」が運行された。市民ら35人のモニター客が、津軽の味を満載した特製弁当やストーブ列車名物のするめと日本酒を堪能した。

津軽鉄道「ハイボール列車」生配信|観光・イベント,IT・テクノロジー,交通,食|青森ニュース|Web東奥2021年2月24日
 青森県五所川原市金木町のかなぎ元気村(伊藤一弘代表理事)が国の事業を受けて企画した「ハイボール列車」が21日夜、同市と中泊町を結ぶ津軽鉄道のストーブ列車を貸し切って行われた。新型コロナウイルスを考慮して乗客は乗せずオンラインで配信。列車に揺られてお酒を楽しむ旅の魅力を伝えた。

【参考終わり】


あっと驚く場所で現場ライブ【調査会NEWS3408】(R03.3.6): 荒木和博BLOG

 かつて北朝鮮のものと思われる無線機が発見された場所でYouTube現場ライブを行います。場所はライブ開始まで秘密です。おそらく皆さん驚かれると思います。ぜひご覧下さい。

 「ミステリー列車かよ?」「秘密にする何の意味があるんだ?」ですよねえ。
 まあ、こういう「秘密めいたこと」をしないと見てもらえないと荒木が思うほど「動画視聴者が少ない」のでしょうが、たぶん、こんなことをしても視聴者は少ないでしょう。
 むしろ「場所はホニャララです。こうした場所に無線機があったことはチョメチョメを意味してると思いますが詳しくは動画で説明します」と「場所を明かした方」がよほど視聴者は増えるのでは無いか。
 そもそも「北朝鮮のものと思われる無線機が発見された場所」なんてもんが拉致の解決とどう関係するのか。
 しかも「北朝鮮のものと思われる」ですからねえ。「北朝鮮の物」と断定してないわけで怪しい話です。また、仮に、荒木らが主張するように、それが「スパイ目的の無線機」だとしても「スパイ=北朝鮮スパイ」ではありません。
 荒木の思わせぶりな物言い「皆さん驚かれると思います」からは「首相官邸」「自民党本部」「外務省本庁舎」「警察庁本庁舎」などでも出てくるんでしょうか?(追記:上原謙加山雄三親子がオーナーだったパシフィックホテル茅ヶ崎だそうです)
 いずれにせよ、「仮に北朝鮮のスパイ目的の無線機だとしても」、そんなもんが拉致の解決とどう関係するのか。恐らく何の関係も無いでしょう。

*1:1909~1991年。1953年、映画『妻』、『夫婦』で毎日映画コンクール主演男優賞受賞(上原謙 - Wikipedia参照)

*2:まあ、マスクやライブ告知にせよ動画内容は「しおかぜ迷彩マスク」限定販売【調査会NEWS3407】(R03.3.5) : 荒木和博BLOGあっと驚く場所で現場ライブ【調査会NEWS3408】(R03.3.6): 荒木和博BLOGに書かれてることと全く同じで、中身に乏しいですが。そもそもマスクの販売など「救う会の収入源」ではあっても拉致の解決に直結しないし、ライブにしてもおそらく「拉致の解決には何一つ関係ない」でしょう。

*3:著書『バーの主人がこっそり教える味なつまみ』(2009年、柴田書店)、『バーの主人がこっそり教える甘いつまみ』(2010年、柴田書店)、『誰でもカンタン らくらくつまみ』(2016年、世界文化社)、『バーの主人がこっそり教えるおつまみサンド』(2018年、柴田書店)、『バーの主人が本当に作っている大人のつまみ弁当』(2018年、扶桑社)、『バーの主人がひっそり味わってきた酒呑み放浪記』(2020年、秀和システム