「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/30、31日:荒木和博の巻)

大森勝久氏の新しい論文です: 荒木和博BLOG
 で大森論文が何を主張しているかと言えば「専守防衛の否定」です。全く「拉致問題の解決」を訴える団体の幹部・荒木が「躊躇なくこういうウヨ言動(大森ウヨ論文の紹介)をする」のだから心底呆れます。
 荒木の立場上、「拉致被害者救出に関わる言動」と「それ以外の言動」はきちんと分けるべきでしょうに、分けずに活動する。その上、その言動が「専守防衛の否定」という「社民、共産といった左派」は勿論「自民支持層ですら支持者が少ないであろう極右主張」ですからね。

 
廃線跡趣味の話(R3.10.31): 荒木和博BLOG
 5分47秒の動画です。
 動画タイトルだけで見る気が失せます。実際見る価値はないですが。
 「衆院選挙当日の動画」が「具体的なことを言うと公選法違反になりかねないので、抽象論になりますが、拉致問題に取り組む私としては、拉致解決に資する候補に投票して欲しい、拉致問題を投票の基準にして欲しいと強く訴えたい」などということもなく「廃線跡ガー」だそうです。
 なお、荒木も触れていますし、JR西日本の在来線も、いつまで存続しているか定かでないから、まとめて乗っておこうかと考える(他社も同じ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も指摘していますが

JR西日本
木次線
 例えば以下の記事参照。

木次線 トロッコ列車終了へ 「砂の器」舞台、廃線危機 「地ならし?」住民ら困惑 /島根 | 毎日新聞2021.7.6
 「次は自分たちの番なのか」
 JR西日本が、木次(きすき)線を走る観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」の運行を2023年度で終えると発表した。車両の老朽化を理由とするが、地元では本心と受け取られていない。小説「砂の器」の舞台でもある(ボーガス注:亀嵩駅がある)木次線の乗客は減少の一途をたどる。県内では2018年春、三江(さんこう)線が廃止されただけに、運行終了は木次線廃止の地ならしではと住民らに危機感が漂う。

芸備線
 例えば鉄道ファンには人気だが…利用低迷のJR芸備線“廃線”の危機 山奥の「秘境駅」が歩んだ歴史【広島発】(2021.6.14)参照

ということで、ローカル路線は「経営が苦しい」ので「国の支援」がないとこのままでは「廃線が増えるばかり」で大変良くないと思います(もちろん『鉄道からバスに切り替える』のなら話も別ですが単に廃線では交通弱者が増えるでしょう)。
 ちなみに荒木は「廃線跡」として「安比奈(あひな)線」について触れています。この「安比奈線」ですが、以前、川越市を舞台としたNHKの朝ドラ『つばさ*1』(2009年上期放送、多部未華子主演)でロケがされたので割と有名ではあります。
 さて、1)安比奈線関係記事、2)『廃線跡』でググって見つけた記事を以下の通り紹介しておきます。

【参考:廃線安比奈線』】

西武安比奈線 - Wikipedia参照
 埼玉県川越市南大塚駅から安比奈駅を結んでいた西武鉄道の貨物線である。
 1963年より50年以上の長期間にわたり休止となっていたが、2017年5月31日に正式に廃止となった。
 川越が主な舞台となった2009年(平成21年)上期のNHK連続テレビ小説『つばさ』のオープニングシーンで安比奈線の一部が映されている。劇中でも川越市内を電波調査して回るシーンのほか、つばさ(多部未華子)と昌彦(宅間孝行)が線路脇を歩くシーン、つばさの父・竹雄(中村梅雀)が妻の加乃子(高畑淳子)を乗せたトロッコを押して走り続けたら西武新宿駅まで行ってしまうシーン(実際には線路が分断されているので行くことはできない)、最終回終盤においては安比奈線で翔太(小柳友)がつばさの乗ったトロッコを押して走るシーンが見受けられる。
 正式廃止後の跡地利用については川越市や関係機関と今後の活用を西武鉄道が協議しているが、現時点で未定。鉄道設備の老朽化が進行しているため、2017年(平成29年)12月16日から2018年(平成30年)3月31日の工期で、架線柱の撤去工事が行われた。その後も作業が続けられているが、レールや枕木、橋桁の撤去は行わないという。

連ドラ「つばさ」 オープニングロケ地 安比奈線 川越おやじブログ 2009/04/05
 「つばさ」のオープニングにて、落ち葉の絨毯がきれいな場所、有りましたよね。
 今日は、その場所のことについて、書きたいと思います。
 あの場所は、西武鉄道安比奈線の線路の上です。
 この安比奈線、実は廃線になって40年程経っていますが、線路、架線柱、架橋は、まだ残っています。
 この安比奈線は、貨物線で南大塚駅から入間川沿いの安比奈駅までの、おおよそ1kmを結ぶ線路だったそうです。
 入間川の砂利を運ぶために、使われていたそうですが、入間川の、川砂利の採取が禁止され、路線も休止されたそうです。
 連ドラ「つばさ」では、つばさ(多部未華子ちゃん)が、ラジオ番組の取材に行くシーンとして、使われるのでしょうかね。
(番宣で見ただけなので、何話なのかは、分かりませんが)

【参考:廃線跡関係の記事、著書】
「鉄道廃線跡」は地域観光の目玉になるか : 深読み : 読売新聞オンライン2017.4.4
往時の列車しのんで 安心して訪ねられる廃線路10選|NIKKEI STYLE2017.7.2
「サイクリングロードになった廃線跡」5選 自転車で偲ぶ鉄道の面影 絶景や保存駅舎も | 乗りものニュース2020.10.28
廃線が「観光客年4万人」の一大スポットに レールでサイクリングの聖地 全長約12km!(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース2021.7.8

【著書:刊行年順】
◆堀淳一『消えた鉄道を歩く:廃線跡の楽しみ』(1986年、講談社文庫)
宮脇俊三*2『鉄道廃線跡の旅』(2003年、角川文庫)
梯久美子*3廃線紀行:もうひとつの鉄道旅』(2015年、中公新書)


松野官房長官兼拉致問題担当大臣への要請(R3.10.30): 荒木和博BLOG
 6分6秒の動画です。
 動画タイトルだけで見る気が失せます。実際見る価値はないですが。
 というのも内容は「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/28日:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで取り上げた松野担当大臣への要請文書【調査会NEWS3520】(R3.10.28): 荒木和博BLOGと大同小異だからです。松野担当大臣への要請文書【調査会NEWS3520】(R3.10.28): 荒木和博BLOGを読めばこの動画を見る必要は全くない。なお、松野担当大臣への要請文書【調査会NEWS3520】(R3.10.28): 荒木和博BLOGについては「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/28日:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログで批判したので改めてはこの動画を批判しません。

*1:主人公の多部未華子(1989年(平成元年)生まれ)は歴代朝ドラヒロインとしては初の平成生まれ。埼玉県が連続テレビ小説の舞台になるのは本作が初めてで、また、これによって連続テレビ小説は全都道府県が舞台になった。2009年の平均視聴率は13.8%でそれまでの最低値『瞳』(2008年上期放送、主演・榮倉奈々)の15.2%を下回り、過去最低。なお、次回作『ウェルかめ』(2009年下期放送、主演・倉科カナ)が平均視聴率13.5%で過去最低になったため、現在ワースト2位。(つばさ (2009年のテレビドラマ) - Wikipedia参照)

*2:著書『時刻表ひとり旅』(1981年、講談社現代新書)、『最長片道切符の旅』(1983年、新潮文庫)、『時刻表2万キロ』(1984年、角川文庫)、『時刻表おくのほそ道』(1984年、文春文庫)、『シベリア鉄道9400キロ』(1985年、角川文庫)、『終着駅は始発駅』(1985年、新潮文庫)、『中国火車旅行』(1991年、角川文庫)、『途中下車の味』(1992年、新潮文庫)、『車窓はテレビより面白い』(1992年、徳間文庫)、『失われた鉄道を求めて』(1992年、文春文庫)、『インド鉄道紀行』(1993年、角川文庫)、『日本探見二泊三日』(1994年、角川文庫)、『韓国・サハリン鉄道紀行』(1994年、文春文庫)、『旅は自由席』(1995年、新潮文庫)、『線路の果てに旅がある』(1996年、新潮文庫)、『ヨーロッパ鉄道紀行』(2000年、新潮文庫)、『駅は見ている』(2001年、角川文庫)、『豪華列車はケープタウン行』(2001年、文春文庫)、『乗る旅・読む旅』(2004年、角川文庫)、『鉄道旅行のたのしみ』(2008年、角川文庫)、『私の途中下車人生』(2010年、角川文庫)、『汽車旅12カ月』、『終着駅へ行ってきます』、『旅の終りは個室寝台車』(以上、2010年、河出文庫)、『「最長片道切符の旅」取材ノート』(2010年、新潮文庫)、『終着駅』(2012年、河出文庫)、『全線開通版 線路のない時刻表』(2014年、講談社学術文庫)、『宮脇俊三鉄道紀行セレクション』(2014年、ちくま文庫)、『増補版 時刻表昭和史』(2015年、角川ソフィア文庫)、『ローカルバスの終点へ』(2019年、河出文庫)、『夢の山岳鉄道』(2021年、ヤマケイ文庫) など(宮脇俊三 - Wikipedia参照)

*3:2006年に『散るぞ悲しき:硫黄島総指揮官・栗林忠道』(2005年、新潮社→2008年、新潮文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞を、2017年に『狂うひと:『死の棘』の妻・島尾ミホ』(2016年、新潮社→2019年、新潮文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書『世紀のラブレター』(2008年、新潮新書)、『昭和の遺書:55人の魂の記録』(2009年、文春新書)、『硫黄島 栗林中将の最期』(2010年、文春新書)、『昭和二十年夏、僕は兵士だった』(2011年、角川文庫)、『昭和二十年夏、女たちの戦争』(2012年、角川文庫)、『百年の手紙:日本人が遺したことば』(2013年、岩波新書)、『昭和二十年夏、子供たちが見た戦争』(2013年、角川文庫)、『勇気の花がひらくとき:やなせたかしアンパンマンの物語』(2015年、フレーベル館ジュニア・ノンフィクション)、『原民喜』(2018年、岩波新書) など(梯久美子 - Wikipedia参照)