「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/18日:島田洋一の巻)

◆島田のツイート

島田洋一
 ジェノサイド五輪に関わらなくて良かったとポジティブに捉えてほしい。
フィギュア紀平が五輪絶望 全日本欠場へ - 産経ニュース
 故障していた右足首の回復が間に合わなかった紀平は代表選考基準を満たせず、五輪出場が絶望となった。

 「アホか」ですね。
 「けがで欠場」の人間に向かってよくもふざけたことが言えたもんです。
 そもそも、その島田の理屈なら参加する選手は「ジェノサイド五輪に加担する人間のくず」なのか。
 さすがの島田も参加選手に悪口雑言はできないのでしょうが。

島田洋一(Shimada Yoichi) on Twitter: "今日の夕刊フジ1面です… "

 「岸田政権によって安倍元首相が密使になった」ならまだしも「岸田政権は安倍元首相を密使にすべきだ(島田洋一の感想に過ぎない)」という内容の記事で「安倍密使起用を期待する」と言うタイトルならまだしも「安倍密使」と「まるで密使起用が事実である」かのように、大々的にタイトルをつけるのは「夕刊フジらしい」とはいえ、ほとんど詐欺と言っていい(呆)。
 それにしても島田の「共和党との太いパイプ」には吹き出しました。本当に安倍にそんなパイプがあるか疑わしいですが、仮にあったとして「バイデン民主党政権」において何の意味があるのか。

島田洋一
 石原伸晃氏について問うべきは、親の七光りだけで国会議員にし、要職につけてよいのかという問題だ

1)親の七光りは「岸*1元首相の孫」「安倍*2元外相の息子」安倍晋三に該当する
2)石原を要職に就けた一人は安倍(自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相)
と言う意味で「安倍信者」島田には呆れます。

島田洋一
 ジェノサイド謝謝(シェーシェー)茂木は辞任に追い込まねばならない。

言論出版妨害事件 - Wikipediaへの関与が問題視されて引責辞任した田中幹事長(佐藤内閣)
都知事選敗戦(自民党本部が擁立した磯村候補が、自民党都連が擁立した現職の鈴木都知事に敗北)で引責辞任した小沢幹事長(海部内閣)
◆女性スキャンダルで辞任した山崎幹事長(小泉内閣
◆自転車事故で政治活動が事実上できなくなったため辞任した谷垣幹事長(第二次安倍内閣
衆院選小選挙区で落選(ただし比例復活)し「UR疑惑への批判票であり幹事長辞任すべき」の声に抵抗できず辞任した甘利幹事長(岸田内閣:つまり現在)

など幹事長が辞任しても政権が続いたケース(結果として短命内閣だった海部、まだ始まったばかりの岸田はともかく、上記のうち、佐藤、小泉、第二次安倍は結果的には長期政権)は過去に一応あるとはいえ、「幹事長を辞任に追い込む」とはどう見ても「倒閣宣言」にしか見えません。
 そのあたり、島田はどう考えてるのか。
 「岸田は辞めろ、そして新総裁を選出しろ*3」なのか、「岸田は辞めなくていい」のかどっちなのか(そのあたり曖昧にごまかすのが全く滑稽です)。そもそも「本気で茂木幹事長更迭に追い込む」気なのか、疑わしい。
 彼は甘利の幹事長辞任後、「就任したばかり」ですし、「ジェノサイド謝謝(シェーシェー)」とはつまり「自民党の『党としての対中国外交』」が島田は気に食わないというのでしょうが、その場合、非難されるべきは「前外相で党幹事長」とはいえ茂木氏よりも「首相の岸田」「外相の林」の両人でしょうに。「外交の最高責任者」は茂木氏ではなく「この二人」です。「党としての中国対応」にしても「政府としての中国対応」を決める「岸田首相」「林外相」を無視して茂木幹事長が好き勝手できるわけもない。「中国外交への不満」を理由に「辞任を求める」なら茂木幹事長よりも林外相ではないのか。
 そして後任幹事長を誰にしろというのか?(政調会長高市?)。それにしても茂木氏は「自民党選対委員長、政調会長(第二次安倍総裁時代)」「第二次安倍内閣経産相」「第三次安倍内閣経済財政担当相」「第四次安倍内閣外相」、つまり「安倍の重用もあって幹事長に就任した(しかも一時期は外相だった)」のに安倍批判はしないのだからいつもながら「安倍信者」島田もでたらめです。

*1:自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相などを経て首相

*2:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*3:その場合、島田にとって「安倍再々登板」か、「萩生田経産相」「高市政調会長」「下村前政調会長」など「安倍以外のウヨ有力政治家」なのか。