珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/7日分)(副題:今日も高世に悪口する)

孤立しても屈しない武漢の活動家 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 「武漢」というと「新型コロナ関係?(武漢での新型コロナ蔓延への抗議?)」と一瞬思いますが、今回は「武漢に居住してるだけ」で新型コロナは関係ありません。

 5日で横田滋さんが亡くなって1年を迎えた。

今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年6月5日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでは

 1年前には横田滋さんの逝去によせて-覚悟の実名公表 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020年6月5日)と言う記事を書いた高世仁も今年はそんなものは書かないのではないか。まあ「書いたところで」ただのお涙頂戴では「拉致解決」と言う意味では無意味ですが。

と書きましたが、俺の予想に反して、高世は横田滋死去に触れていますが「ただのお涙頂戴」なので全く無意味です。そんなことより「また特定失踪者が国内から発見されたこと」について「いい加減荒木和博を批判したらどうなのか?」ですよねえ。何があろうと荒木ら巣くう会批判が出来ないんだから高世も呆れたバカです。
 それにしても横田滋死去に触れたとはいえ記事タイトルは「武漢の活動家」。高世が拉致問題から逃げたがってることがよく分かります。単に「俺は拉致から逃げてない」というアリバイ作りとして横田滋を取り上げただけでしょう。

 きのう、早紀江さんが報道各社のオンライン取材に応じた。
 滋さんの遺骨を納骨せずに自宅に置いている理由を早紀江さんはこう語った。
 「納骨はいつでもできる。お父さんはめぐみちゃんを抱きしめたいと思って頑張ってきた。早くめぐみちゃんが帰ってきて、お父さんには会えなかったけど、遺骨を抱きしめてあげてほしい。それを願っている」。
 切なく、悲しい。
 滋さんの病室にあった鉢植えが花を咲かせた。めぐみさんの弟の哲也さんが、滋さんのお見舞いにと持ってきてベッドの前にいつも置いてあったのを、滋さんが亡くなったあと大きなプランターに植え替えたら真っ赤な花が咲き始めたという。
 めぐみさんも花が大好きだった。

 見て分かるように、「ただのお涙頂戴発言」しか早紀江からはなかったので「この深刻なコロナ禍」においては「ニュースバリューなし」という判断から勿論こんなことはろくに報じられません。高世が書いているのもくだらない「お涙頂戴」です。
 早紀江が納骨しようがしなかろうが、横田滋のいた病室の花が咲こうが、そんなことは一般人にとってはどうでもいいことです。早紀江や息子たちはは自分らのことを「日本中が大注目の悲劇の主人公」とでも勘違いしてるのか?。拉致がもはや完全に風化してろくに報道されないのに?
 そもそも「納骨した」ってめぐみさんが帰国*1したときに「納骨堂から出して彼女に抱きしめてもらえば良いだけの話」です。家に置く必要は必ずしも無い。
 「横田滋のいた病室の花が咲いた」から何だ?、って話です。
 そして「お涙頂戴」だったら今「最も視聴者に受ける」のはむしろ「コロナ禍」でしょう。コロナ禍で苦境にある病院関係者とか外食産業や観光産業の関係者とか。
 なお、俺個人は「何度も書いてること」ですが「めぐみさんはもはや死んでる」と見ています。「娘・ウンギョンさんの存在を明かしながら、めぐみさんの存在を隠す正当な理由がある」とはとても思えないからです。
 むしろ「めぐみさんは死にました、以上」ではまずすぎるので「ウンギョンさんの存在」を明かすことによって祖父母である横田夫妻北朝鮮側がなだめようとしたとみるべきでしょう。
 遺骨の問題*2については何も「生きてるから偽遺骨」とは限らない。
 「理由が何かはともかく」、1)遺骨は事情があって存在しないが、2)その事情を明かしたくないので偽遺骨を出してきたと考えれば十分説明可能です。

 6月4日は香港ではじめて、天安門事件の追悼集会が開かれなかった。
(中略)
 いま中国では、中国がコロナ感染を世界でいち早く抑え込み、ダントツの経済成長を遂げていることを受けて、若者の愛国心が急上昇しているという。民主化への動きは完全に封じ込められたように見えるが、張さんのように孤立しながらも抵抗をやめない市民の存在に励まされる。加油

 まあ、これまた「無内容」ですね。まあ、「愛国心が急上昇」してるかどうかはともかく「コロナ封じ込め」「経済成長」で「国民の多くがそれなりに習政権に満足してる」のは事実なのでしょう。
 この点、中国人は「救う会にへいこらしかしない家族会」とは「人間のレベルが違う」。もちろん中国人の方が家族会よりも「ずっと合理主義でまともである」。
 中国人は「コロナ封じ込めや経済成長」というご褒美があるから習政権を評価する。家族会はそんなご褒美(もちろん拉致被害者帰国)は何もないのに、小泉訪朝から18年も経っても拉致敗戦なのに、「救う会が家族会をチヤホヤしてくれるから」程度の理由で、救う会にへいこらし続け、救う会を批判した蓮池透氏を家族会から不当にも除名するのだから本当にバカです。そして、そんな救う会、家族会を批判できない高世も本当にバカです。
 それはともかく、そんな中国の現状に対して、高世のように、ただ「張さんのように孤立しながらも抵抗をやめない市民の存在に励まされる。加油!」なんて書いても全く意味が無い。
 つうか「ジャーナリストを事実上廃業してる人間」「未だに救う会幇間しか出来ない人間」が「何を励まされるんだ?」ですね。「救う会幇間・高世」なんて「抵抗する人間」の対極にある「恥ずべき、ダニやゴキブリのような存在」でしょうに。
 なお、「加油」ですが、中国語で『頑張れ』の意味(香港ではガーヨウ、中国本土(中国共通語)や台湾ではジャーヨウと読むらしい:中国は方言があるので後で紹介するニイハオ、シェイシェイ、ツァイチェンも実は共通語にすぎません)のようですが、そういう注記を書かないところが高世は本当にダメですね。そんなことだから会社も潰れたんじゃないか。「読者が皆『加油』が分かると思ってるのかよ?」ですね。加油って『你好(ニイハオ:こんにちはの意味)』『謝謝(シェイシェイ:ありがとうの意味)』『再見(ツェイチェン:さようなら(『また、いつか会いましょう』のニュアンスがある))』ほど日本で知られてる中国の言葉じゃないでしょうに。
 ちなみに『你好』『再見』でググったら
蒲田名物 元祖羽根付き餃子の店 手作り餃子 通販、取寄 ニーハオ(蒲田の人気餃子店らしい)

フイチン再見! - Wikipedia参照
村上もとか『フイチン再見!(フイチン・ツァイチェン)』
 『フイチンさん』の作者として知られる漫画家・上田トシコの伝記漫画。『ビッグコミックオリジナル』(小学館)に2013年7号(3月19日発売)から2017年7号(3月20日発売)まで連載された。

がヒットしました。『你好』『再見』は「それなりに日本で知られてる中国語」のわけです。

【参考:フイチン再見!】

フイチン再見(ツアイチエン) | ちばてつやのブログ『ぐずてつ日記』2017-07-16
 漫画家の村上もとかさんが、われわれの大先輩であり、女流漫画家の開拓者である上田としこさんの波乱の人生を綴った「フイチン再見」全10巻が、ついに完結しました。
 帯にもあるように、上田さんは(ボーガス注:『おそ松くん』『天才バカボン』などの)赤塚不二夫さんや(ボーガス注:『丸出だめ夫』などの)森田拳次さん、ワシらと同じ中国からの引き揚げ者。
 戦後、日本に帰国してからのご苦労、スランプに苦しむ上田さんとその家族の日常、編集さんとの葛藤、漫画界の実情などを、あのリアルな絵でドキュメンタリー風に描いて見事です。
 手塚治虫さん、赤塚不二夫さんに混じって若い頃のちばてつも沢山出てきます。
 取材魔の異名もある、村上もとかさん。
 本当によく調べて描かれているので、昭和に生きた人々の記録としても貴重です。
 NHKの朝ドラか、アニメ、映画にでもなったら・・楽しみだなあ。

『フイチン再見』昭和の漫画家一代記を読む - なにか新しいこと日記2017.8.13
 『JINー仁ー』を大ヒットさせた村上もとか先生が綿密な取材の上に完成させた、昭和の漫画家上田としこ先生の女一代記です。
 上田としこ先生は1917年東京に生まれ、生後すぐに一家で満州に渡り少女時代を過ごします。女学校時代は東京に移住し、兄の友人の紹介で当時の人気マンガ家・松本かつぢ先生に師事し、雑誌デビューを果たしました。
 その後戦後の混乱期を挟んで、いよいよマンガの連載を持つことになったとしこ先生は、1950年のマンガバッシングや、1962年に著作が男女の不純交遊を唆す有害漫画に指定されそうになったりするところを才知によって切り抜け、堂々たる地位を築きます。
(中略)
 時代の要請で、これまで描いてきた路線とは異なるストーリー性の強いマンガを求められた俊子は、夫と別れ、難産の末ついに全く新しい作品を生み出します。
 それは故郷のハルピンを舞台に、おてんばな中国人の少女フイチンが繰り広げるコメディ『フイチンさん』でした。
 このマンガのヒットで、俊子は小学館漫画賞を受賞し、確固たる地位を築き上げます。幼き日の著者・村上もとか少年が夢中になって読んだのも、この『フイチンさん』でした。
 ちなみに『フイチンさん』は2015年に復刻版が出版されています。
(中略)
 昭和史、またはマンガ史に興味がある方に特におすすめします。

*1:後述するように彼女はもはや死んでる(したがって帰国はあり得ない)と俺は見ますが。

*2:DNA鑑定について北朝鮮は「日本の誤鑑定だ」としますが、それをいうと話が進まないので「鑑定は正しい。北朝鮮が出した遺骨は偽物」という前提とします。