今日の産経ニュースほか(2021年7月1日分)(副題:改めて都議選での共産議席増を祈願する、ほか)

◆今日のTBSラジオ森本毅郎スタンバイのコーナー『現場にアタック』は『五輪とコロナだけじゃない都議選の争点』
 で「すべての問題は取り上げられない」ので限定的ではありますが、取り上げられていたのは例えば「羽田新ルート問題」ですね。
 「羽田新ルートは危険でありやめるべきだ」と主張する市民団体「羽田問題解決プロジェクト」が「都議選候補」にアンケートを行い、その結果を「市民団体のサイトで公開してる」という話でした。
 ちなみに羽田新ルート中止の力/品川区(定数4) 有力7氏が立候補か/白石たみお予定候補(39)現でわかりますが日本共産党は「羽田新ルート反対の立場」です。
 森本氏曰く「我々マスコミも多様な争点があることをもっときちんと報道しないといけないと思いますね」「こういう選挙の争点を明確化しようとする市民団体の運動は高く評価したいと思うし、我々選挙民もこういうサイトなどできちんと勉強していかないといけない」。

参考
羽田新ルート、市民団体が見直し要請 急角度着陸に懸念:朝日新聞デジタル
’21都議選:羽田新ルート、4割「廃止を」 立候補予定者70人アンケ 市民団体HPで公表 /東京 | 毎日新聞


<独自>首都圏の蔓延防止 1カ月延長軸に調整 - 産経ニュース
 7/11から1ヶ月も延長したら「当然五輪期間に突入する」わけで「そこまでして五輪をすべきなのか」という話です。


【長州正論懇話会】有元隆志・正論調査室長ら鼎談詳報「対中決議の見送りは国会機能不全の象徴」 - 産経ニュース

◆有元隆志・産経新聞正論調査室長
 昨年、安倍政権から菅義偉政権に代わったが、その中で自民党は大丈夫なのか*1と懸念している。
◆田北真樹子・月刊正論編集長
 選択的夫婦別姓の問題や性的少数者(LGBT)への理解増進を図る法案の扱いなどで安倍政権時代にはなかった動きが出ている。いずれも「安倍さんがいるとできないな」と察しがついたものだが、菅首相の立ち位置が安倍前首相ほど明確でないのが背景にあると思う。
◆阿比留瑠比・産経新聞論説委員兼政治部編集委員
 自民党は「保守政党だ」と言っているが、それは民主党政権成立で下野した際に強調するようになっただけだ。よく言えば融通無碍(ゆうずうむげ)、悪く言えばノンポリが主流派*2で、安倍政権下でその傾向が是正されたように思えたが、今はそれが元に戻ったということだろう。
◆有元 
 そんな中、安倍前首相の再々登板、どうでしょうか。
◆阿比留
 いろんなこと*3が一番できるのは安倍前首相だ。可能性はあると思う。

 ウヨ連中が「安倍側近(第一次安倍内閣総務相、第二~四次安倍内閣官房長官)だから信じていたのに裏切られた」と菅に不満を感じてることが読み取れます。しかし「モリカケ、桜」の腐敗政治家だろうが「アンチ夫婦別姓」「アンチLGBT」だから安倍支持とはその下劣さに心底呆れますね。どれほど「差別大好き」なのか。


【産経抄】7月1日 - 産経ニュース

 本日は中国共産党の創建100年の記念日である。実は、大手総合電機メーカーの三菱電機も今年創立100周年を迎えている。

 ということで以下はずっと『三菱電機不祥事(主として最近発覚した『空調機器の性能検査偽装』だが、それ以外についても多少言及)への批判』です。
 意外なことに「中国共産党」云々は前振りでしかありません。後で紹介する株主「不祥事のデパート」 三菱電機、相次ぐ不正:朝日新聞デジタル同様に「三菱電機の偽装は実は今回が初めてではない」「企業体質に問題があるのではないか」と批判です。
 確かに三菱の行為は批判されて当然でしょうが「朝日はともかく」産経は「そういうことは裁判所お墨付きのデマ記者・阿比留を懲戒処分してから言えよ」「デマ記事常習の『産経の企業体質』もいい加減ひどいだろ」と言いたい。

【参考:三菱電機不祥事】

株主「不祥事のデパート」 三菱電機、相次ぐ不正:朝日新聞デジタル
 三菱電機が長年にわたって鉄道用空調機器の性能検査を偽装していた。こうした「品質不正」が同社で発覚するのは、これが初めてではない。
 2018年秋には、ゴム部品をつくる子会社での品質偽装が明らかになった。硬さなどを実際よりもよく見せた製品が、エスカレーターや家電、東海道新幹線の車両などに装着されていた。19年夏には鋳鉄部品の製造子会社でも発覚し、不正な検査で出荷した製品がエレベーターや原発に使われていた。
 さらに20年2月には三菱電機本体でも不正が見つかったと発表した。省エネにつながるパワー半導体の一部で、顧客に示した水準の検査をしていなかった。
 このように不正が次々と判明するたびに、ほかに問題がないかどうか社内で調べられたはずだ。それなのに、今になって新たに不正が発覚した。
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*1:過去の自民党の歴史においては「安倍のような極右」の方が「例外」なのでむしろ「多少、元に戻った(いくらかまともになった)」という話です。

*2:いわゆる「従来の自民主流」保守本流池田勇人大平正芳鈴木善幸宮沢喜一首相、河野洋平谷垣禎一総裁の宏池会田中角栄竹下登橋本龍太郎小渕恵三首相らのグループ(田中派とその後継派閥))が安倍ほど極右ではないのは確かに事実です。

*3:もちろんすべて「極右的なこと」のわけですが。ただその安倍ですら「尖閣への自衛隊常駐」「河野談話撤回」「首相靖国参拝(1回だけしたが米国の批判に恐れおののき、その後は玉串料奉納に変更)」はできなかったわけです。