今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年10月14日分)

首相、18日に横田さんらと面会へ 拉致解決に意欲 - 産経ニュース
 こんなことで丸め込まれる、あるいは「丸め込まれたふりをして自己欺瞞する」馬鹿の集まりが家族会なのでしょう。改めてうんざりします。そもそも「拉致が風化した今」、こうしたパフォーマンスにどれほどの集票効果があるのかは疑問です。
 今ほど拉致が風化していなかった時期の

拉致問題に関する動き(2002年)参照
・小泉訪朝(2002年9月)や拉致被害者帰国(2002年10月)

拉致問題に関する動き(2004年)参照
インドネシアでの拉致被害者曽我ひとみさんと家族の面会(2004年7月9日)→その後の曽我一家の帰国(2004年7月18日)
 これらは「2004年参院選(2004年7月11日)」の前後に行われたが、第20回参議院議員通常選挙 - Wikipediaによれば、自民党は獲得議席49,民主党(当時)は獲得議席50であり、選挙においてパフォーマンス効果があったとは明らかに思われない。選挙結果自体は明らかに「自民敗北」だが、「獲得議席の差が1議席にとどまり、改選前議席も加えた総議席数では自民が上回ること」などもあり「参院選敗北で退陣した橋本政権」等とは異なり小泉政権が継続した。

横田夫妻と孫ウンギョンさんとの面会(2014年3月)

ですら「選挙にどれほど影響したのか」は疑問ですが、選挙期間にこんなことをやる事は「悪しき拉致の政治利用」ではないのか。


北朝鮮で子供が飢える恐れ 制裁を緩和すべき=国連報告者 - BBCニュース
 制裁が弱者に被害を与える恐れがあるなら「その部分については緩和がされてしかるべき」でしょう。


拉致被害者 蓮池薫さん “現状に危機感” 帰国から19年 | 北朝鮮情勢 | NHKニュース
 ということで、予想の範囲内ですが「2002年10月15日」が「拉致被害者5人の帰国の日」なので「蓮池薫インタビュー」です。ただし、あえてきついことを言えば「早期拉致解決のため、政府に何とかして欲しい」という抽象的な話なのでほとんど話題にならないのも当然でしょう。何せ前日(10/14)に衆院解散で、10/31に投開票ですしね。
 はっきりと「家族会が反対しようと、経済支援と拉致被害者帰国をバーター取引すべきだ」「全員即時一括帰国なんて要求はすべきではない。段階的帰国で何が悪いのか」「特定失踪者(日本国内で既に40人以上発見され、ほとんどが事件性なし)なんてインチキは交渉に持ち出すべきではない」と家族会、救う会批判すれば彼を評価しますが、彼にもそこまでの度胸はないようです。


帰還事業訴訟、脱北者「子供と再会を」 3月に判決 - 産経ニュース
 裁判を起こすのは勿論自由です。しかしこの裁判(5億の賠償請求)が何を目的としているのか全く解りません。
 仮に勝訴判決が得られたところで「北朝鮮が自主的に支払わない限り」、強制的な徴収ができるわけでもない。北朝鮮が自主的に払うとも思えない。そもそも北朝鮮が自主的に払うのなら、原告も裁判は起こさないでしょう。あるいは自主的に払う意思があるなら、北朝鮮も「裁判に出廷した上で和解の道を探る」のではないか。裁判自体に応じないという態度はとらないでしょう。
 世間的にほとんど裁判は話題になってない。仮に勝訴したところで「帰国事業について北朝鮮に落ち度があった、という判断を裁判所が下した」以外の価値はないんですが、「それでいい」と言う話なのか?。いや「それじゃダメ」と言う話ではなく「何がやりたいのか、わからない」と言う話に過ぎませんが。
 特に「記事タイトル」にもなっている

「子供と再会を」

とどうつながるのか、全くわかりません。「再会したい」のなら、その再会の形が「子どもの訪日」、「親の訪朝」どちらであれ、実現すべきことは「日朝間の自由往来」じゃないのか。で、それを実現するのに必要なことは裁判ではなく「日朝間の外交交渉」じゃないのか。「繰り返しますが」これが「帰国事業について北朝鮮に落ち度があった、という裁判判決が欲しい、それが裁判の目的だ」というならわかりますが。勿論「そういう裁判判決の意義」はともかく、そんな判決は何ら「子供と再会を」にはつながらない。


【主張】生方氏の拉致発言 立民は党としてけじめを - 産経ニュース
 小生個人は「次期選挙出馬を辞退し、事実上、政界引退を表明する」ほどの失言とは思いませんが、いずれにせよ「次期選挙出馬を辞退し、事実上、政界引退を表明する」わけですからね。
 それ以上、立民に何をしろというのか。わざわざ「除名」するほどの話でもないでしょう。
 まあ、産経は「何らかの形での政界復帰」を疑ってるのかもしれませんが、おそらくはそれはないでしょう。