「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/15日:荒木和博の巻)

◆荒木のツイート

荒木和博がリツイート
◆レブラくん(RBRA)予備役ブルーリボンの会
 予備役ブルーリボンの会による北朝鮮日本人拉致のシミュレーション。実際の拉致・拉致未遂の証言などを元に実施(工作員役は元自衛官)。日本人がどんな酷い目に遭い北朝鮮に連れ去られたのかが良く分かる。

 「それが拉致解決(拉致被害者の日本帰国)と何の関係があるのか?」「何の関係もない」と言う意味で心底呆れます。


短波放送「しおかぜ」への妨害電波について(R3.10.16): 荒木和博BLOG
 7分25秒の動画ですが、動画内容は北朝鮮に変化か ー「しおかぜ」だけに妨害電波ー【調査会NEWS3515】(R3.10.14): 荒木和博BLOGとほとんど変わらないので、北朝鮮に変化か ー「しおかぜ」だけに妨害電波ー【調査会NEWS3515】(R3.10.14): 荒木和博BLOGにコメントします。北朝鮮に変化か ー「しおかぜ」だけに妨害電波ー【調査会NEWS3515】(R3.10.14): 荒木和博BLOGを読めば、この動画を見る必要はありません。ただし動画では北朝鮮に変化か ー「しおかぜ」だけに妨害電波ー【調査会NEWS3515】(R3.10.14): 荒木和博BLOGと異なる発言も若干有りますが。
 まずはその「異なる発言」にコメントしておきます。
 荒木曰く「衆院選挙に期待してない」(なお、以下は俺の要約であって一言一句、荒木発言と同じ訳ではありません)。
 「岸田氏が勝利しようが期待できない。彼が、第二次安倍、第三次安倍内閣外相、自民党政調会長として拉致解決のために何をやったのか?。所信表明演説でも菅首相など歴代首相とほとんど同じ事しか述べておらず新鮮さがなかった」
 「野党が政権奪取しようが期待できない。野党が政権奪取すれば、最大野党立民の枝野代表が首相だろうが、彼が鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相として閣僚だったときに(以下略)」
 「岸田敗北、退陣(但し野党の政権奪取には至らない)の場合も期待できない。ポスト岸田は、おそらく、過去に総裁選に出馬した石破元幹事長、河野元外相あたりになるのだろうが、彼らが幹事長や外相などの要職に就いていたときに(以下略)」
 「とにかく外交権限があるのは与党なので与党になるであろう自民か立民に期待するしかない。だから自民と連立している公明や、立民と選挙共闘している共産ならともかく、そうではない維新なんか伸びてもどうしようもない」
 「大体、小泉訪朝後の、過去の衆院選挙や首相交代(麻生→鳩山、野田→安倍のような野党の政権奪還であれ、福田→麻生、鳩山→菅のような与党内の政権交代であれ)で拉致解決に進展があったことなんか一回もなかった」
 まあ、確かにそういう物言いには「一理はある」でしょう。しかし、「拉致解決という意味で選挙が期待できない」とぼやくだけで「何の解決策も出せない」のだから荒木もどうしようもない。「選挙が期待できない」なら正直「拉致解決のため」に荒木にできることは何もないはずです。「政治の力」でしか解決しないのが拉致ですので。
 さて、

北朝鮮に変化か ー「しおかぜ」だけに妨害電波ー【調査会NEWS3515】(R3.10.14): 荒木和博BLOG
・今回の調査段階で、韓国の各対北放送に対する妨害電波が確認出来ませんでした。
・「しおかぜ」だけは妨害電波を止めないというのは、それだけ核心を突いた番組内容であり、最高の聴取率賞を頂いた*1と考えていいでしょう。

 第一に「それが拉致解決(拉致被害者の日本帰国)と何の関係があるのか?」「何の関係もない」と言う意味で呆れます。
 第二にそれが「異変」と言って騒ぎ立てるようなことなのか(おそらくはいつもの「北朝鮮崩壊論」なのでしょうが)。
 金与正氏“条件整えば南北首脳会談も議論”|日テレNEWS24(2021.9.26)、韓国 北朝鮮との連絡ルート復旧と発表 早期の対話再開求める | 北朝鮮情勢 | NHKニュース(2021.10.4)等のニュースで解るように北朝鮮、韓国双方は「対話の方向」に動いています。
 この状況下で「韓国との対話ムード」を醸成するために一時的であれ「韓国からの対北朝鮮放送」について「妨害電波を中止する」というのは十分理解できる話です。
 一方「救う会のしおかぜ放送」についてはそうした事情がなかったと言うだけの話です。もし「小泉訪朝」のような「日朝間の対話の動き」があればしおかぜ放送について、一時的であれ、妨害電波が中止されることは十分ありうると思います。
 なお、「妨害している=北朝鮮にとって痛い」とは限りません(勿論「痛いこと」もありえますが、後述する理由から「妨害電波があるから痛い」とは判断できない)。
 なぜなら第一にいちいち内容をチェックして「痛いか、痛くないか」判断するのは手間がかかるからです。
 第二に「痛い物にだけ妨害電波」というのは「自分の手の内」を敵にさらすわけで「馬鹿正直すぎる」でしょう。
 落語「饅頭怖い」などでわかるように人間は相手をだますために「痛くもないのに痛がってみたり」、逆に「痛いのに痛くないふりをしたり」なんてのはいくらでもあります。
 むしろ「アンチ北朝鮮放送」と見られる物すべて(放送する当事者(例えば救う会)がアンチ北朝鮮放送と宣伝している、世間がアンチ北朝鮮放送と見なしてる)に妨害電波をかけるのは「ある意味当然」です。


脱北帰国者が北朝鮮を訴えた裁判(R3.10.15): 荒木和博BLOG

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/14日:荒木和博の巻)(副題:19年前の明日(10/15)に拉致被害者5人が帰国した) - bogus-simotukareのブログ
 荒木や高世仁が「10/15に拉致被害者帰国関係記事を書くかどうか」が今から気になるところです。

と書きましたが「10/15の拉致被害者帰国」について荒木は触れる気はないようです。
 7分12秒の動画です。「その裁判と拉致解決(荒木らの建前上の活動目的)と何の関係があるのか?」「何の関係もない」と呆れます。
 というか、今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年10月14日分) - bogus-simotukareのブログにも書きましたが「何が目的の裁判」なのか、全くわかりません。
 単に

「帰国事業について北朝鮮に落ち度があった、という裁判判決が欲しい」

つまりは「北朝鮮へのネガキャン」が目的か。
 勿論、裁判を起こすのは自由です。とはいえ

今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年10月14日分) - bogus-simotukareのブログ
 仮に勝訴判決が得られたところで「北朝鮮が自主的に支払わない限り」、強制的な徴収ができるわけでもない。北朝鮮が自主的に払うとも思えない。そもそも北朝鮮が自主的に払うようなら原告も、裁判は起こさないでしょう。あるいは自主的に払う意思があるなら、北朝鮮も「裁判に出廷した上で和解の道を探る」のではないか。裁判自体に応じないという態度はとらないでしょう。

ですからね。世間的にも全く話題になってない。
 こういう「北朝鮮へのネガキャン」を荒木ら「アンチ北朝鮮ウヨ」と一緒になってやることに何の意味があるのか。「ウヨにいいように政治利用されてる」だけじゃないのか?
 さて、荒木が「10/14が衆院解散なので、10/14の裁判公判は報じられないだろう」と言ってますが「衆院解散がなくても」こんなもん報じられやしません。拉致は風化してますからね。 

*1:何が「核心を突いている」のか全くわかりませんがそれはさておき。荒木らの「建前上の活動目的」は「日本人拉致被害者の帰国」であり、「しおかぜ放送」はそれにつながらなければ何の意味もありません。「核心を突いてる」なんてことはどうでもいいことです。