珍右翼・黒坂真に突っ込む(2021年10月30日分)

◆黒坂のツイート

黒坂真
 この選挙結果から野党と市民の共闘が十分な成果を収めた事がわかります、自公に痛打を下しました、こんな調子でしょうか。

 いつもながら黒坂も「底意地の悪いゲスさ」です。勿論「立民、共産」が議席を減らし、自民が「議席を減らしたとは言え過半数確保」である以上「十分な成果を収めた」なんて無論言いません。とはいえ、一方で「石原元幹事長、甘利幹事長落選」という成果もあった。
 そうした成果は「トータルでの議席減」をチャラには勿論しませんが、一方で黒坂のように「石原らの落選」を無視するのも不当な評価でしょう。
 「引用は省略します」が、実際の共産の敗戦の弁は「野党共闘は党三役、閣僚経験者という大物議員である石原氏*1、甘利氏*2落選など一定の成果を上げたが、全体としては十分な成果を上げるに至らなかった。野党共闘という大きな方針自体は自民打倒のために必要だと思う*3が、野党共闘が何故、トータルでの議席増に今回つながらなかったのか、十分な分析、反省をして次につなげたい(俺の要約であり一言一句同じ訳ではない)」云々と言った代物です。そもそも過去の「共産の敗戦の弁」だって「新自由主義批判と言った方向性は正しいと思っているが、その正しさを我々の力不足で選挙民に伝えきれなかった(俺の要約であり一言一句同じ訳ではない)」などといったもので、必要十分かどうかはともかく「一定の反省」は示されています。当たり前の話です。共産に限らず敗戦の弁で「選挙民がアホだ」などの「居直りしかない」なんて政党は存在しない。しかしこういう「嫌がらせ」をやれば「よほどの反共」でない限り、「黒坂に呆れる」という常識はやはり奴にはないわけです。

黒坂真
 吉岡正史さん。日本共産党が協力する政権ができたら、大企業の内部留保を活用して賃上げですか。大企業の内部留保を政府の指令で接収できる法律を作るのですね。これは大企業の金融資産だけでなく機械や設備、土地や建物の強制収用法です。ボリシェヴィキと同じ。日本共産党レーニン主義の継承者。

 黒坂以外では「反共ウヨ」でも聞いたことのないデマであり、心底呆れます。勿論「共産党の主張の是非」はともかく「内部留保の活用による賃上げ」が「強制収用」を意味するわけがない。
 勿論、共産党はそんなことをそもそもやる気も無いでしょうが、やりたくてもできる話ではない。
 政権与党・自民党ですら過去において、世論の批判の前に

【中曽根政権】
スパイ防止法制定
【安倍政権】
検察庁法改定や地上イージス配備
【菅政権】
入管法改定

は断念しました。仮に政権交代*4しても、「与党となる立憲民主党」はともかく、閣外協力レベルの共産党がそんな「確実に世論の強い批判が予想されること」ができるわけもない。かつどう見てもそんな行為は憲法上、違憲行為でしょう。
 「黒坂のデマ」などほとんど相手にされてないとは言え、共産党側はマジで刑事告発、民事賠償訴訟など法的措置を執ってもいいのではないか。そして大阪経済大学(黒坂の勤務大学)も黒坂をこのまま放置していいのか。
 なお、成田空港問題などでご存じの方も多いでしょうが、「空港建設など箱物建設限定」の上、世論の批判を恐れて「滅多に使用されない」とはいえ現行法でも「土地の強制収用」は一応可能ですし、実際に実行されたこともあります。

黒坂真
 カクサン部長さん。ジェンダー平等、という視点なら昔の日本共産党は酷い集団でした。ハウスキーパー制度があったのですから。

 おいおいですね。ハウスキーパー制度なんて今、共産党は正当化してないでしょうに。そして

杉田水脈「女はいくらでも嘘をつく」
森喜朗「女性の多い会議は時間が長い」

などの自民関係者の「女性差別暴言」には黒坂は黙り。
 また「ハウスキーパー制度」を女性差別と非難しながら「慰安婦制度」は正当化するのだから、黒坂のデタラメさには心底呆れます。

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。百年近く前の日本共産党は国際共産党日本支部でした。
日本共産党
 100年スパンで物を考えられる政治勢力は、日本では日本共産党以外に存在しないと語る、思想家の内田樹さん*5
 資本主義がこれからどうなるのか、という大きな問題を考えるためにも持続性のある政党が必要で、そのためにも「比例は共産党」と訴えます

 黒坂の因縁は「だから何?」で終わる話です。自民党ですらそんなことはさすがに言ってないでしょう。
 つうか「長いスパンで共産党は物事を考えてる」つう指摘については普通の人間なら「自民だって長いスパンで考えてる」などと反論するでしょうにねえ。

*1:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)など歴任

*2:第一次安倍、福田内閣経産相、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相、自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)、幹事長(岸田総裁時代)など歴任

*3:つまり共産としては今後も続けると言うことです。問題は連合の巻き返しで立民が共闘から離脱しかねないことですが

*4:残念ながら今回の選挙ではその可能性は低いですが。

*5:神戸女学院大学名誉教授、京都精華大学客員教授立憲民主党パートナー。個人サイト内田樹の研究室。著書『寝ながら学べる構造主義』(2002年、文春新書)、、『ためらいの倫理学』(2003年、角川文庫)、『私家版・ユダヤ文化論』(2006年、文春新書)、『街場の現代思想』(2008年、文春文庫)、『日本辺境論』(2009年、新潮新書)、『武道的思考』(2010年、筑摩選書→2019年、ちくま文庫)、『街場の大学論』(2010年、角川文庫) 、『街場のメディア論』(2010年、光文社新書)、『街場のアメリカ論』(2010年、文春文庫)、『映画の構造分析:ハリウッド映画で学べる現代思想』、『他者と死者:ラカンによるレヴィナス』、『レヴィナスと愛の現象学』(以上、2011年、文春文庫)、『修業論』(2013年、光文社新書)、『街場のマンガ論』(2014年、小学館文庫)、『街場の共同体論』(2016年、潮新書)、『街場の文体論』(2016年、文春文庫)、『街場の読書論』(2018年、潮新書) 、『街場の天皇論』(2020年、文春文庫)、『戦後民主主義に僕から一票』(2021年、SB新書)など(内田樹 - Wikipedia参照)。