今日の中国ニュース(2021年11月14日分)

中米ホンジュラス大統領選で波紋 有力候補が中国重視 - 産経ニュース
 選挙結果がどうなるかはわかりません。ただし、『中国との国交樹立、台湾との断交(勿論、中国ビジネス重視が最大の理由)を主張する野党候補が現時点で優位』という事実からは『国際的に孤立する中国』という産経らウヨの主張が事実に反すると言うことはよくわかります。


米、北京五輪「外交ボイコット」へ 米紙報道 人権弾圧に抗議、選手は参加 - 産経ニュース
 ソチ五輪の際に「ロシアの同性愛差別」に抗議してオバマが開会式を欠席しましたが、「バイデンが同様に開会式を欠席する可能性がある」という話です。
 ただし「ソチ五輪で選手は参加した」ように「北京五輪でも選手は参加する」ようです。もはや「モスクワ五輪ボイコットのような選手も不参加」はとてもできないのでしょう。


TBSラジオ森本毅郎スタンバイ「日本全国8時です(11/16放送)」の話題は「中国ワイン」
 つうことで「今、中国ワインが世界的に人気」だそうなので、ググってヒットした記事を紹介しておきます。

中国、今度は国策ワインで「世界驚かせる」…初の国際博覧会 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン
 中国が、品質面で高く評価される寧夏回族自治区産ワインの市場拡大に力を入れている。
 区都銀川では9月26~28日、「ワイン文化」を掲げた初の国際博覧会が開かれた。自治区トップの陳潤児*1(チェン・ルンアル)区共産党委員会書記は開会式で、日本や韓国、アルゼンチン、南アフリカなど27か国の企業・政府関係者ら約430人を前に「寧夏ワインは対外交流の『紫色の名刺』だ」と述べた。ワインの品質は世界にも通用すると強調したものだ。

ロブションも認めた 世界水準の中国ワイン: 日本経済新聞
 東京・恵比寿の有名フランス料理店「ジョエル・ロブション」のワインリストに、欧米の名門シャトーと共に名前を連ね、大手百貨店の伊勢丹新宿店(東京・新宿)でも販売が始まった中国のワインがある。中国沿海部、山東省青島市にあるワイナリー「九頂庄園(シャトー・ナイン・ピークス)」が生産するワインだ。
 九頂には、世界のワイン好きが関心を寄せている。仏ミシュラン・グループが運営するワインサイトロバート・パーカー・ワイン・アドボケート」が九頂の白ワイン「Qi(チー)・シャルドネ・2018」を2020年の注目すべき世界のワイン100本に選び、中国のワインとして最高水準の評価を与えたからだ。
 フランス料理の巨匠、故ジョエル・ロブション氏を父に持つルイ・ロブション氏は九頂のワインを評価し、日本への輸入も手掛ける。
 中国西南部で注目を集めるワインの産地となったのが「シャングリラ」と呼ばれる雲南省迪慶チベット族自治州だ。仏LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)が手掛けるワイナリー「敖雲(アオユン)」が2013年から生産を開始し、上海の高級レストラン「ジョエル・ロブション」など中国の有名レストランにワインを提供して多くの消費者から称賛されている。
 中国メディアによると、中国のワイン消費量は2020年で世界6位、生産量では10位だ。ルイ・ロブション氏は「フランスのようなワインの法や規制などの整備が進めば、中国のワイン造りは発展し、世界のソムリエの教科書に中国ワインのことが記述される日が訪れるだろう」と話す。


【影戦】戻らぬ爆買い中国人 チャイナマネーへの脱依存は可能か - 産経ニュース

◆中国でコロナが再拡大
◆中国で深刻な景気後退。海外旅行よりも中国国内旅行が流行してる

など何らかの理由で「中国人訪日客」が減ることはあり得ます。
 そうした認識から「中国人訪日客に過剰に依存すべきでない(中国以外の外国人客も増やそう、多様化しよう)」つうならともかく、産経の場合は「ただの反中国」なので「おいおい(呆)」です。なお、「中国人観光客のウェイトの大きさ(産経によれば外国人観光客の約3割)」を考えれば「多様化」といっても限界があるだろうとは思います。

「これまでがオーバーツーリズムだった」と話すのは、中国事情に詳しい静岡大教授の楊海英(ようかいえい、文化人類学)。

 吹き出しました。楊は「観光学の専門家ではない」でしょうに。

*1:湘潭市長、湘潭市党委員会書記、長沙市湖南省省都)党委員会書記、河南省党委員会書記などを経て寧夏回族自治区党委員会書記(陳潤児 - Wikipedia参照)