珍右翼・黒坂真に突っ込む(2021年11月29日分)

◆黒坂のツイート

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。ウィシュマさんは、元交際相手の暴力を訴えていたのですね。それが帰国できなかった理由ではないでしょうか。帰国したら何かをするとおどかされていた可能性有り。入国管理局は病院ではない。
◆吉岡正史
「飢餓状態」記載漏れなぜ 本村・山添氏ら 名古屋入管を視察 | 日本共産党 東京都委員会2021.11.26
 出入国在留管理庁の調査で、外部医師が「(ウィシュマさんが)飢餓状態にあることを示唆」していると分析した2月15日の尿検査結果をめぐり、中間報告には記載せず最終報告書で初めて明らかにした経緯について、同庁は「名古屋局から当庁へ(資料)の送付漏れがあった。人為的なミスだ」と釈明。他に漏れた資料はないのかとの問いには「現時点で確認できていない」と述べました。
 尿検査結果は入管の責任を問う上で重大な資料。最終報告書では検査結果を受けた医療的な対応がなかったことが分かっています。遺族は、結果が出た後も点滴や入院治療の要請を入管が黙殺したなどとして当時の名古屋入管幹部を殺人容疑で告訴。国会で入管法改定案の議論がされていた時期の中間報告では検査結果を隠していたのではないかとの指摘があります。

 黒坂のクズさには呆れて二の句が継げませんね。「元交際相手のDV」と「入管がまともな医療措置をせず、ウィシュマ氏を死なせた業務上過失致死の疑惑」「中間報告の記載漏れは、野党やマスコミの批判を逃れるための『故意の隠蔽』である疑惑」と何の関係があるのか。
 また黒坂は「DV云々」といいますが、彼女がDV被害者なら

「飢餓状態」記載漏れなぜ 本村・山添氏ら 名古屋入管を視察 | 日本共産党 東京都委員会
 元交際相手からの暴力被害を訴えていたウィシュマさんをDV被害者とみなさず、入管庁の「(ボーガス注:定めたDV被害者)措置要領」で定められた(ボーガス注:DV被害者)対応も取らず、最終報告書でも(ボーガス注:そうした落ち度を)不問にしている点では、本村氏が「DV被害者支援の専門家が検証の不十分さを指摘し、専門家を交えた再検証を求めている。実現すべきだ」と強調しました。

ということで「『DV被害者に対して、入管がすべき行為』として入管自身が自分で定めた規定を、何と入管が実行していなかった」という意味で「入管に落ち度があることになる」のですが。
 黒坂ツイートは何ら入管擁護になっておらず、詭弁にすらなっていません。荒木和博(拓殖大)、島田洋一福井県立大)などと比べても「黒坂のアホさ、クズさ」は度外れています。大阪経済大学もよくこんな男を教授にするもんです。

黒坂真
 中村正男さん*1はご存知と思いますが、昔の日本共産党ソ連を盲信し礼賛しました。

 おいおいですね。少なくとも、ソ連
日本共産党(日本のこえ) - Wikipedia(1964年結成、ソ連派である志賀義雄が指導者)をてこ入れして、日本共産党打倒を画策した頃にはもはや日本共産党は「ソ連礼賛」とはとてもいえません。
 大体、ここでの黒坂の物言いは「安倍のモリカケ、桜」ではなく「池田勇人*2首相の九頭竜川ダム疑惑(映画にもなった小説『金環蝕』のモデルとなった事件)」「田中角栄*3首相のロッキード事件」で「今の自民を批判するようなもの」で時代錯誤も甚だしい。

黒坂真
 田村貴昭*4議員。基地のない沖縄、ができたら中国共産党尖閣に侵攻、領有します。

 突っ込みどころかしかないアホツイートです。
 まず第一に日本共産党が「基地のない沖縄」という場合の「基地」とは「米軍基地」のことであって「自衛隊基地」ではない(共産党が「沖縄・自衛隊基地の撤廃」を不要と思ってると言うよりは「保守派との共闘のため」にまずは「米軍基地撤廃」という共通点で共闘してると言うことでしょうが)。勿論そんなことは黒坂もわかった上での「黒坂らしい、いつもの下劣な言いがかり」ですが。当然、自衛隊基地があれば「侵攻」などということは簡単にはできない。荒木和博、櫻井よしこ島田洋一などと比べても「黒坂の非常識さ、下劣さ、デマ体質」は「度外れて、ひどい」というべきでしょう。
 第二に沖縄の米軍は「海外出撃が主任務」であり、沖縄や日本の防衛が任務というわけではない。
 第三に今の時代は「日清戦争の時代」などとは違い、「軍事的に勝利できれば戦争する」という時代ではない。戦争には大義名分が必要です。
 黒坂の理屈なら、中国は「軍事小国」である隣国ネパールやブータンに侵攻してもおかしくないでしょう。しかしそんなことは大義名分がなく、国際的批判を浴びるからしない。
 軍事的勝利という意味なら、米国は「単独でイラク侵攻してもよかった」でしょう。国連安保理決議もいらない。
 しかし、米国は「結局、決議なしで侵攻した」ものの、最後まで国連安保理決議にこだわり、また英国と共同で軍事行使しました。そこには「大義名分を整えたい」という考えが明らかにあった。中国に一体「尖閣侵攻」のどんな大義名分があるのか。
 今の時代は「自国領だから戦争してでも取り戻す」が容認される時代ではない。だからこそ、日本も竹島北方領土を軍事力で韓国やロシアから奪還しようとはしません。そんなことをしたら日本が国際的非難を浴びてしまう。尖閣侵攻だって話は同じです。

*1:日本共産党大阪府委員会副委員長

*2:大蔵次官から政界入り。吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*3:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*4:日本共産党中央委員