「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/22日分:荒木和博の巻)

◆荒木のツイート

荒木和博がリツイート
◆レブラくん(RBRA)予備役ブルーリボンの会
拉致被害者救出に自衛隊の活用を」に対する政府の答え
憲法の制約があり難しい*1
 本当に憲法が原因と考えているのなら、「拉致問題は国の最重要課題」と言い続けているのだから即改憲すべきだと思う。

 荒木らウヨ連中が「拉致被害者救出を口実に九条改憲を主張すること」には心底呆れます。
 まず第一に「拉致被害者の居場所も分からない」のに「仮に改憲したところ」で自衛隊の出しようがない。
 第二に「世界最強の軍事大国」米国も「北朝鮮に身柄拘束された」ワームビア君救出は軍事作戦ではなく北朝鮮との外交交渉でした。
 第三に「金丸訪朝での第18富士山丸船長帰国」「小泉訪朝での拉致被害者5人帰国」を考えれば外交交渉で十分拉致被害者は救出できる。


拉致核ミサイルの「包括的解決っておかしくないか」(R3.12.23): 荒木和博BLOG
 7分18秒の動画です。
 俺も「おかしい」と思います。
 俺的に何が「おかしい」か。「包括的」、つまり一括で解決するならそれに越したことはない。俺も反対しない。しかしそんな保証はどこにもないし「一括」にこだわると「オールオアナッシング」で「成果ゼロ」の危険もある。それならば「包括的でなくていい」、「解決できる物から解決すればいい」と思います。
 荒木曰く「国立大学に行きたいなら、『国語、英語、社会、数学、理科』全科目勉強しないといけないが、私立大学は理系科目は勉強しなくていい大学が多い(受験科目に入ってない)ですよね。理系科目が受験科目に入ってない私立大学受験をするのに理系科目を勉強する人間は普通いない。合理的じゃないからです。対北朝鮮外交の目的は何か。『包括的に解決すること』が目的なんですか?。違うでしょう。成果さえ上がれば包括的でなくていい」。
 確かにそうなんですが「包括的」を要求してるのは実は「救う会、家族会」ですからね。「拉致を解決しない限り、核ミサイル問題が解決しても国交正常化するな!」と言う意味合いで「包括的解決」を「救う会、家族会」が要求し、それに政府が応じてるのが現状です。構図は『拉致被害者の即時一括帰国しか認めない。段階的帰国を認めない』という例の主張と全く同じです。
 「包括的解決」だの「段階的帰国は認めない」だの言ったら余計拉致問題が解決しづらくなるでしょうに。
 しかし、荒木も「拉致が解決しない限り国交正常化するな!」という反北朝鮮右翼なのに、何でこんなことを言うのか、訳が分かりません。荒木の「包括的」理解はかなり特異なものなんでしょうか?


民社党解党の話(R3.12.22): 荒木和博BLOG

 自分は死ぬまで民社党員のつもりですが、その民社党が解党していったのはやはりそれなりの理由があります。それについて、もちろん個人の意見ですがお話ししました。

 6分44秒の動画です。動画タイトルと説明文で分かるように拉致解決とは全く関係ありません。心底呆れます。
 さて荒木の主張と関係なく、俺の考える「解党理由」を言えば「第二自民党に過ぎないから」ですね(勿論直接的な解党理由は新進党への合流ですが。民社党新生党小沢グループ)、日本新党(細川グループ)、公明党などが合流して新進党が誕生したわけです。後に新進党が解散すると「公明党は復活」し今も存在しますが、民社党は一時「新党友愛」として復活しましたが、結局は消滅しました)。
 今のところ「自民党に近いウヨ政党」でそれなりの党勢があるのは「大阪を地盤とする維新」だけです。国民民主党(旧民社党系)はとても「党勢がある」とはいえないでしょう。
 民社党だけでなく

新自由クラブ(1976~1986年)
新党さきがけ(1993~2002年)
国民新党(2005~2013年)
みんなの党(2009~2014年)
◆次世代の党→日本のこころ(2014~2018年)

など、多くの「自民党に近い保守政党」は過去に消滅していきました。
 ある意味「当たり前」でしょう。
 自民党支持層は「第二自民党」なんか支持しない。一方で自民党に批判的な層(俺もその一人ですが)も「第二自民党」なんか支持しないわけです。しかも、民社党は「特定失踪者」というデマを放言する「荒木のようなレベルの低い人間」が党本部職員なのだから衰退して当然です。
 さて荒木が解党理由が何かと言い出すかと思えば「中曽根首相と土井社会党の対決」だそうです。
 「改憲ウヨの中曽根」に「護憲派・土井」が対決し「マドンナブーム」もあって躍進したことで「ウヨ政党・民社党が埋没した」。
 そういう面が無いとは言いませんが「話を矮小化」しすぎです。
 しかも「旧民社党人脈自体は自民、国民民主、維新といった右派政党で今も頑張ってる、そういう意味で旧民社党が無意味だとは思わない」と「負け惜しみ」です。
 そして「民社党と違って、救う会特定失踪者問題調査会は今も続いてるから、社会に求められてると思う」とさらに「負け惜しみ」です。
 「拉致解決という成果も上げてない」くせに何をほざいてるのか。
 しかし、最近ではこのように拉致問題と全く関係ないことを平気で動画で流すのだから荒木も完全に迷走してますね。

*1:荒木らの暴論にうんざりしたのか、最近では「拉致被害者の居場所も分からないのにどこに出すのか」という政府の回答もあります。