紅白視聴率 第2部は過去最低 - 産経ニュース
とはいえ、裏番組の視聴率(10%台)と比べれば「30%台で圧勝」であり、未だ紅白は「お化け番組」と言うべきでしょう。視聴率の低下は「世代を超えた人気歌手」が存在しない時代の反映であって、番組作りの工夫でどうにかなるものでは基本的には無いと思います。
テレビ朝日系の「ザワつく!大晦日」の前半(午後6時から2時間)が12・1%、日本テレビ系の「笑って年越したい!笑う大晦日」の前半(午後6時半から2時間半)が7・2%
というのは「お笑い(あるいはバラエティ番組)好き」であって紅白を最初から見るつもりのない層がほとんどでしょうから、NHKもどうしようもないかと思います。ということで個人的には「30%とれる」のであれば紅白は「内容変更」はあり得ても他の番組に変わることはないだろうと思います。他の番組になるのは「裏番組との差がほとんど無くなったとき」でしょう。
【正論】年頭にあたり 「令和ルネサンス」を待望する 文芸批評家・新保祐司 - 産経ニュース
昨年は、聖徳太子の没後1400年*1であったが、この記念の年に、「政治の倫理化運動」の講演をまとめた小冊子『政治の倫理化』がほぼ100年の時を経て復刊された。
令和の日本に、後藤新平*2が唱えた「政治の倫理化」の動きがようやく出て来たことに、私は歴史の摂理を感じる。
ちなみに版元は「後藤新平賞」の主催者「藤原書店」です。
なお、復刊した中心人物は実は新保自身なので「自分でやったこと」を「自分で褒め称える」とは「マッチポンプ(自作自演)にもほどがある」のですがそれはともかく。
「モリカケ、桜疑惑の安倍」という「政治倫理に反する政治家」を詭弁で擁護してきた産経文化人の一人「新保」が「政治倫理」とは良くもいったもんです。
「北の国から'92巣立ち」の菅原文太の台詞「あんたはさっきから誠意と言っている。あんたにとってこうやっていることが精一杯の誠意かもしれんが、こっちの側からは誠意にとれん。誠意って何かね?」のように「産経文化人(新保)のやってることはこっちの側からは政治倫理にとれん。政治倫理て何かね?」と聞きたくなります。
若女将、元AKB48の島田晴香さん 「広告塔」の覚悟 - 産経ニュース
芸能界引退後、家業の旅館業を継いだそうです。島田さんについては島田晴香 - Wikipediaを紹介しておきます。
こうした記事を読むと「芸能界も厳しい世界だ」と改めて思います。
例えば、何度かネタにしてる「田中絹代の監督業(1953~1962年の9年間で6作)」も彼女が年をとったことで
映画
◆金色夜叉(1932年)
鴨沢宮(田中は23歳)
◆伊豆の踊子(1933年)
踊り子・薫(田中は24歳)。『伊豆の踊子』はその後も何度か映画化されて、吉永小百合、山口百恵など、その時代のアイドル女優が踊り子を演じています。
などといった「アイドル女優」としてはやっていけなくなり
田中絹代 - Wikipedia参照
小津安二郎監督映画『宗方姉妹』、木下惠介監督『婚約指環』(いずれも1950年公開:当時、田中は41歳)に出演したが両作とも不評。後者は三船敏郎(1920年生まれ*3、一方、田中は1909年生まれ)と恋人役を演じたが、「老醜」とまで酷評された。1951年には映画雑誌『近代映画』のスター人気投票の女優部門で10位以内に入らなかった。当時田中は、知人に「ファンレターが1通も来なくなった」と漏らしていたという。
という立場になった彼女が真面目に考えた「生き残り戦略の一つ」ではあったわけです。
勿論、結果的には彼女に監督の才能が無いことから失敗し、最終的に、彼女は
映画
◆楢山節考(1958年)
おりん(田中は49歳、ただし、おりんの年齢設定は69歳)
◆赤ひげ(1965年)
主人公・保本登(加山雄三)の母(田中は56歳)
テレビ
◆前略おふくろ様(第一シリーズが1975~1976年、第二シリーズが1976~1977年)
主人公・片島三郎(萩原健一)の母・益代(田中は第一シリーズが66~67歳、第二シリーズが67歳。劇中での年齢設定は1909年生まれであり、田中の実年齢と同じ設定(田中も1909年生まれ))。田中は1977年に死去(享年67歳)しており、これが遺作となった。
などという「老女役(多くの場合、脇役)」として生き残っていくわけですが。