今日の産経ニュース(2022年9/2分)

「どうして死なせた」大阪容疑者自殺、事件関係者ら落胆 - 産経ニュース
 留置施設での自殺では、警察が非難されるのはまあ仕方がないでしょう。
 それにしても

「最後まで自分の言葉で罪を語らずに死ぬことを選んだことは情けない」。
 高井さんが長年通っていた理容店の80代の女性店長は語気を強める。

つうのは「何だかなあ」ですね。
 親族ならまだしも「被害者が常連客程度」でこんなことを言う人間の気が知れません。ついでにいえば「判決が出るまでは推定無罪」なので犯人扱いする発言も本当に辞めて欲しい。この店長も「マスコミ報道以上の情報は知らない」でしょうに。
 しかし「自殺しなくてもいい」でしょうによほど逮捕がショックだったのか。


【緯度経度】日本周辺は、みんな「軍事大国」 黒田勝弘 - 産経ニュース
 「みんな」ではないですね。明らかに「経済小国・北朝鮮」は軍事小国です。通常兵器はかなり旧式であり、だからこそ「それを補うため」に核、ミサイル開発してるわけです。


【偏西風】山上容疑者はジョーカーなのか 安倍氏銃撃 飛躍したテロリズム - 産経ニュース
 統一教会被害者(山上)が「俺を不幸にした統一教会について、広告塔をやる奴が許せない。可能ならば殺してやりたい」と思うのはごく自然です。
 その場合「どうせ広告塔を殺すのなら、安倍元首相を殺そう」「元首相ともあろう者が統一教会の広告塔など許せないし、小物政治家(市町村議など)より、元首相のような大物を殺した方が世間も統一教会に注目するだろう。統一教会も苦しむだろう」と思うのも自然です。
 どこにも飛躍などない。安倍信者「産経」らしい珍論です。「殺人は悪」とはいえ「山上への同情の声(勿論支持ではない)」があるのもごく自然でしょう。


山際氏、秘書が旧統一教会信者 週刊誌報道を否定 - 産経ニュース
 事実無根というなら名誉毀損で提訴すべきではないか。


8日にも国葬巡る閉会中審査 首相、反転攻勢なるか - 産経ニュース
 「反転攻勢」とタイトルからして露骨に国葬支持の産経には心底呆れます。


立民泉氏、国葬出欠あやふや 野党足並みそろわず - 産経ニュース
 「反対」ならば共産が明言したように出席しないのが当然でしょう。こういう曖昧な態度が「参院選敗北」につながったろうに泉も「懲りない男」です。但しもっと酷いのが出席方針の国民民主です。
 それにしても「閉会中審査の政府説明を聞いて決める(立民、維新)」ねえ(呆)。既に岸田は国葬について記者会見しており「それで十分判断できる」でしょうに。というか「モリカケ桜」「レイプもみ消し」「河井夫妻の公選法違反」「統一教会との癒着」「ニッキョーソ野次」という疑惑、不祥事まみれの「人間のクズ」が国葬にふさわしいわけもない。
 「政権期間が長いだけ」で「鳩山内閣の日ソ国交正常化、国連加盟」「佐藤内閣の日韓国交正常化、沖縄返還」「田中内閣の日中国交正常化」「宮沢内閣の河野談話天皇訪中」「小泉訪朝(拉致被害者帰国)」のような「自民党批判派でも多くの国民が評価するような功績」も安倍には何一つない。
 安保関連法、特定秘密保護法入管法改定、消費税10%増税だの「野党の批判を受けることばかりしてきた」のが安倍です。


「当たり役」金田一は47作 死去の古谷一行さん - 産経ニュース
 全47作なので

古谷一行の金田一耕助シリーズ - Wikipedia
◆「犬神家の一族」(横溝正史シリーズI(1977年)第1作)、「獄門島」(横溝正史シリーズI(1977年)第5作、名探偵・金田一耕助シリーズ第25作(1997年)*1)、「悪魔の手毬唄」(横溝正史シリーズI(1977年)第6作、名探偵・金田一耕助シリーズ第11作(1990年))、「女王蜂」(横溝正史シリーズII(1978年)第6作、名探偵・金田一耕助シリーズ第19作(1994年))、「病院坂の首縊りの家」(名探偵・金田一耕助シリーズ第16作(1992年))
 市川崑監督、石坂浩二金田一」版(1976~1979年)の映画が有名
◆「八つ墓村」(横溝正史シリーズII(1978年)第1作、名探偵・金田一耕助シリーズ第13作(1991年))
 野村芳太郎監督、渥美清金田一」版(1977年)の映画が有名
◆「悪魔が来りて笛を吹く」(横溝正史シリーズI(1977年)第4作、名探偵・金田一耕助シリーズ第14作(1992年))
 西田敏行金田一」版の映画(1979年)が有名
◆「悪霊島」(名探偵・金田一耕助シリーズ第27作(1999年))
 篠田正浩監督、鹿賀丈史金田一」版の映画(1983年)が有名

といった主要作品は古谷は全てやってる(正直、あまり聞いたことのないマイナー作品*2まで映像化している)わけで、「古谷にとって最大の当たり役」といっていいでしょう。  金田一耕助 - Wikipediaを見ても古谷ほど金田一を演じてる俳優はあまりいません。若者はまた違うのでしょうが小生のようなおっさんにとっては「金田一」と言えば「テレビドラマは古谷、映画は石坂」で「明智小五郎」といえば「天知茂(テレ朝の美女シリーズ:1977~1985年まで全25作)」です。


安倍氏国葬、1・8億円で都内の会社が落札 - 産経ニュース
 「アベノマスクでの異物混入(どう考えてもまともな業者ではない)」を考えれば、今回も「本当にまともな入札なのか」、きちんと調べる必要があるでしょう。何せ「1社しか入札がなかった」というのはあまりにも怪しすぎです。


【政治デスクノート】「棒読み外交」で首相になれるか - 産経ニュース
 産経らしい林外相への悪口です。
 まあ、林氏(岸田派)にとって「首相への道」の障害は「外相としての実績」より派閥ボスでないことですね。
 そういう意味では「首相最有力候補」はやはり「派閥ボスで要職にも就いてる茂木幹事長」でしょう。
 麻生も派閥ボスで要職(副総裁)ですが、元首相・麻生の再登板は誰も望んでないでしょう。安倍派は現時点では会長不在状態、二階派、石破グループは「会長が無役」の非主流派です。
 なお、歴代外相(戦前は議院内閣制でないので戦後のみ)は

外務大臣 (日本) - Wikipedia
吉田茂
 東久邇宮、幣原内閣外相。なお、吉田内閣においては吉田(外務省出身)がよほど外交に自信があったのか、第1~第5次内閣のうち「第1~第3次内閣」では吉田が外相を兼務
芦田均
 片山内閣副総理・外相
岸信介
 石橋内閣外相
大平正芳
 池田、田中内閣外相
三木武夫
福田赳夫
 いずれも佐藤内閣外相
宮沢喜一
 三木内閣外相
宇野宗佑
 竹下内閣外相
羽田孜
 細川内閣副総理・外相
小渕恵三
 橋本内閣外相
麻生太郎
 小泉、第一次安倍内閣外相
岸田文雄(現首相)
 第二~三次安倍内閣外相

と首相になった人間もいれば

【故人】
◆藤山愛一郎
 藤山派会長。岸内閣外相、池田、佐藤内閣経済企画庁長官、自民党総務会長(佐藤総裁時代)など歴任
安倍晋太郎
 安倍派会長。三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任
町村信孝
 町村派会長。森内閣文科相、小泉、第一次安倍内閣外相、福田内閣官房長官など歴任
【政界引退】
河野洋平
 河野派会長。中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相など歴任
高村正彦
 高村派会長。村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相、自民党副総裁(第二次安倍総裁時代)など歴任
【存命で政治家(首相の可能性は一応ある)】
岡田克也
 鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表などを経て立憲民主党幹事長

と要職を歴任し、大物政治家として評価されながらも首相にならなかった人間もいます。勿論外相経験のない首相もいます。

*1:一応「毎日放送横溝正史シリーズ」と「TBSの名探偵・金田一耕助シリーズ」は別物なので、2度作られるわけで市。

*2:角川文庫には「横溝全集」どころか「金田一全集」すらないのでマイナー作品を読むことが困難です。図書館か古本屋でないと著書が入手できません