今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年2月24日分)

差別への思い、ロゴに込めて 朝鮮学校の保護者会が独自グッズ 問題知るきっかけにも:東京新聞 TOKYO Web

 埼玉朝鮮初中級学校(さいたま市大宮区)に通う子どもたちの母親でつくる保護者会「オモニ(母親)会」のオリジナルグッズが、人気を呼んでいる。昨年の学校創立60周年を機にブランドを立ち上げ、学校と母親たちが紡いできた物語を込めたロゴマークを制作。民族差別の問題を知るきっかけにもしてほしいとしており、「埼愛キムチ」の学校頒布会などで販売している。
 本年度オモニ会会長の金善恵(キムソネ)さん(49)は部活の支援を目的にオリジナルブランド「Corum(コルム)」を立ち上げ、ロゴ入りのトートバッグを制作。丈夫なデニム地で、A4判が入るサイズとお弁当入れなどに向く大小二種(各千円)を二百ずつ作った。

 残念ながら小生が気づくのが遅く、既にバッグの販売は終了しています(第3回埼愛キムチ&埼玉オモニ会コラボ企画のお知らせ | 誰もが共に生きる埼玉県を目指し、埼玉朝鮮学校への補助金支給を求める有志の会参照)。
 とはいえ、コメントなしで紹介だけしておきます。東京新聞の志は高く評価したい。


運営難、「寄付して」より「買って」に活路 朝鮮学校支える本場の味:朝日新聞デジタル
 朝日新聞の志を高く評価したい。キムチはトートバッグと違い今後も適宜販売されるようです。


山林造成の取り組み/グリーン成長計画に基づいて | 朝鮮新報
 有料記事なので途中までしか読めませんが、

今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年2月20日分) - bogus-simotukareのブログ
北朝鮮・金正恩氏 軍事基地を農場に転換 SUVで視察も(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
金総書記「軍事基地を農場に変貌させる」|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト
 実質的な意味(経済的に成功するのか)で「どこまで評価できるか」はともかく、「軍事基地を農場に」という部分が重要です。
 金正恩も「軍事一本槍」というイメージを持たれたくはないわけです。

という過去の指摘がこの件でも該当するかと思います。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.02.28)政府 拉致問題対策本部がニューヨーク・タイムズ紙に意見広告
 こんな意見広告に「拉致解決」という意味で、何の意味があるのかと心底呆れます。


韓国大統領選 テレビ討論会 北朝鮮めぐる立場の違い鮮明に | 韓国大統領選挙 | NHKニュース
 北朝鮮問題「だけ」で判断するなら「太陽政策支持」の俺としては「与党支持」です。


金正恩氏が「無条件対話」に応じないワケ【礒﨑敦仁のコリア・ウオッチング】:時事ドットコム
 磯崎氏*1のコメントに関係なく「日本側の『無条件』云々」についての俺の考えを書けばまず第一に「岸田らの言う無条件対話の意味が不明」。第二に北朝鮮にとって「何のお土産もない無条件」ではメリットがないということでしょう。第三に「水面下交渉もやらずにただ『無条件で会う』と叫んでるだけ」ではないのか(以前から書いてることですが)。
 まず第一。
 「無条件対話」を文字通りに理解すれば「無条件」なのだから「会談後、拉致被害者が一人も出てこなくてもあえて会う」ということになるでしょう。
 しかし救う会や家族会の攻撃を恐れる安倍、菅、岸田政権にそれができるとは思えません。
 実際、彼らが「会談後、拉致被害者が一人も出てこなくてもあえて会う」といったことは一度もありません。ならば「無条件で会う」とは何のことなのか全く意味がわかりません。これでは北朝鮮も会談する気にはならないでしょう。「北朝鮮のためにあえて譲歩してやった」と言いたげな安倍らの口ぶりからはまさか「無条件で会う=日本からお土産(日朝平壌宣言で約束した国交正常化時の経済支援など)がなくても北朝鮮は我慢して会え」という意味ではない、「日本は北朝鮮に厳しい条件をつけない」という意味であるとは思いますが、「具体的な意味」は全くわかりません。
 次に第二。「無条件で会う」というだけでは「つまりお土産はないのか?(北朝鮮)」ということにしかならないでしょう。会うためには「バーター取引」は不可欠でしょう。まずは「経済制裁の一部解除」「朝鮮学校(幼稚園、高校)の即時無償化」をすべきです。
 最後に第三。北朝鮮との交渉パイプを使って水面下交渉をするならともかく、そういうこともせずにただ「無条件で会う」と叫んでも北朝鮮は「交渉の失敗を我々に責任転嫁してるだけではないのか」と不信感を抱くだけでしょう。正直そうした水面下交渉をするどころか「交渉パイプ自体があるのか」自体に疑問を感じます。ちなみに「引用は省略しますが」磯崎氏の主張も俺と似たような内容です。
 なお、磯崎氏も指摘していますが米国バイデン政権についていえば、「アフガンでのタリバン政権奪還」「ロシアのウクライナ侵攻」「コロナ蔓延」「高騰するガソリン価格」など難題山積で「北朝鮮問題で、米国が大きな動きをすることが期待できない(正直、バイデン政権にとって北朝鮮問題の優先順位は低い)」ということも北朝鮮が「対米交渉に乗り気でない」理由かと思います。

*1:著書『北朝鮮と観光』(2019年、毎日新聞出版)など