「反党右翼分子」松竹伸幸の「志位同志閣下」への酷い言いがかりに呆れる(2022年3月6日記載)

9条は防弾チョッキの装着も許さない!? | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 防弾チョッキは「兵士が着て戦場で戦うことが前提」でしょうからね。医薬品(田村氏が供与を肯定)とは性格が違います。
 別記事今日のロシアニュース(2022年3/5日分) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが「武器ではないにせよ防弾チョッキは軍用品」であり「九条の観点からは送るべきではない」でしょう。
 松竹は「警官やガードマンも防弾チョッキを着ることがある」「日本が侵略されたときに自衛官が防弾チョッキを着るのもダメなのか」と言っていますが詭弁も甚だしい。共産党も含めて護憲派の誰がそれを「ダメだ」といってるのか。
 問題は「ウクライナに送れば、戦闘行為をする兵士が着るだろう」という話です。
 「医療用麻薬が合法なら、麻薬の私的使用も認めろ」並の詭弁が松竹です。「TPOを考えろ」という話です。
 さすがに松竹ですら「ウクライナに武器(ロケット砲など)を送ること」は支持しないでしょう。まあ自民党支持層ですら、「武器を送ること」を支持する人間は多くないでしょうし、岸田もそんな主張はしていませんが。しかし「防弾チョッキで戦闘支援するなら武器を送って何が悪いのか」といわれたら松竹はどう反論する気なのか。「防弾チョッキ」を認めれば「共産党に敵意むき出しの一部のウヨ」からはそういう非難が来ることは容易に想像できます。
 「防弾チョッキ自体は人を殺さない」という反論が「適切」とは思いません。「防弾チョッキ」を着ている兵士は「武器を使って人を殺す」わけですから。「防弾チョッキの提供」は「戦闘行為の支援」に当たるでしょう(非戦闘員にしかチョッキは着せないと言うことでない限り)。
 この「反論(防弾チョッキ自体は人を殺さない)」なら「人殺し」を「犯行現場まで自家用車で送り届けて、殺人行為を容易にすること」も「車で送り届けたこと自体は殺人行為と直接関係ない。殺人に使った凶器(例:刺殺用のナイフ、撲殺用のハンマー、絞殺用のロープ、毒殺用の青酸カリなど)を提供したわけではない」といえるでしょうが、まあ「殺人意思を知らなかった場合」はともかく「知っていた場合」は「自家用車での送迎」も「殺人の幇助」で処罰されるでしょう。「防弾チョッキの提供」も同様に理解すべきだと俺は思います。
 そして「何が正義の戦争で、不正義の戦争か判断しがたい場合もあること」を考えれば「正義の戦争だと思う場合でも、軍用品支援は絶対に行わない」という立場(死刑冤罪の恐れを考慮しあらゆる場合で死刑を行わないというような考え)を「愚直に守る」ことは「一つの価値観」としてありうると思います。
 それは松竹が誹謗するような「日本共産党は絶対平和主義」という話とは違う。勿論「ウクライナの防衛戦争」を否定しているわけでもない。
 そもそも「医薬品」「食料品」など軍用品(例:防弾チョッキ)でなくても「現地民のために送れる物(送っても反対意見などないもの)、送るべき物」はいくらでもあります(ついでにいえば、日本が送らなくてもウクライナが防弾チョッキをどこかから入手するでしょう)。防弾チョッキに松竹がこだわるのは何が理由なのか。政府が防弾チョッキを持ち出したことについて「防弾チョッキを突破口に武器輸出も狙ってるかもしれない」つう「革命的警戒心(?)」は松竹にはないのか。
 そして「是非はともかく*1」、こうした意見変更はおそらく「軍用チョッキには反対だ」という党員、後援会員、支持者の多数派の意向を受けた物でしょうから、松竹が何を言おうが「蟷螂の斧」「ごまめの歯ぎしり」でしかありません。
 「松竹は悔しかったら党内多数派を形成してみろ」つう話です。
 まあ、問題は「何が正しいか」であって「支持者が多いかどうか」ではないですが、「この件で松竹の言うような形で動いても」、右派の支持が共産に来ることはないでしょう。一方で左派の支持は減る恐れはあります。
 そもそも松竹も「党の方針が気に食わないのなら離党しろ、山本太郎のように新党でも作れ」という話です。
 「山本太郎などとは違い」新党を作る能力どころか、おそらく「その気概すらない男」がよくも偉そうに党執行部に悪口できたもんです。
 まあ、これで終わらせてもいいのですが、他にも批判コメント。

 昨日、9条の会や新日本婦人の会の会員の方を前にして、「ウクライナ危機下での9条護憲の訴え方」と題して講演してきた。地域の会なのに、40名以上も集まって盛況*2でした。東京から聞きに来られた方も約1名。
 司会の方が言っておられたが、いま9条の署名を集める際、ロシアのウクライナの侵略を批判する宣伝をするそうだ。当然*3だよね。
 しかし、そこを通りかかる人は、「侵略されたら9条では守れないだろう」と声高に叫び、署名をしないで通り過ぎていくという。これも当然のこと*4だけれど。

 正直「9条は別に日本を守るために存在するわけじゃねえんだよ。日本が再び侵略しないためのものなんだよ」「そういう9条や護憲派に悪口する人間はそもそも改憲ウヨ(あるいは日本共産党などの九条護憲を曲解ないし誤解してる人間:自民や維新、国民民主の支持者)がほとんどだろうから、ちょっとやそっとで考えを変えるわけがないだろ。松竹は何バカなこと言ってるんだ。そもそもまともな人間はそんな無礼な態度は取らない」としか俺は思いませんけどね。
 9条はあくまでも「日本が再び侵略戦争しないための制約」でしかない。
 とはいえ誰も「その制約のためには日本は侵略を受けても無抵抗でいろ」とも言ってない。そのあたりをどううまく説明するかですね。
 九条に悪口するような野郎は「その制約のためには日本は侵略を受けても無抵抗でいろ」と誤解ないし曲解してるわけで、問題はその誤解をどう説くかです。そこで「防弾チョッキの提供に賛成すればいい」つうのは本当に考えがおかしい。

 田村さんに態度の変更を迫れるのは志位さんしかいない

 別に迫ったとしても「上司、党首としての当然の行為」であり問題だとは思いませんが、「そう判断する根拠は何だよ」ですよねえ。
 党員や、後援会員、支持者の多数から「田村の主張はおかしい」と批判があったのかもしれない。
 あるいは「上司や先輩に当たる人間の批判」が変更の「直接の理由」だとしても田村政策委員長(平の副委員長兼務)の「上司、先輩に当たる人物」は志位氏だけでなく

【あいうえお順、役職は中央委員会の機構と人事(第28回党大会)|党紹介│日本共産党中央委員会参照】
小池晃
 現在、書記局長
不破哲三
 現在、役職的には「平の常任幹部会委員」だが「志位委員長の元上司(不破委員長時代に志位氏は書記局長)」
山下芳生
 現在、筆頭副委員長(田村氏は平の副委員長)。元書記局長

もいる。「根拠レスで、松竹は何を言ってるんだ」つう話です。
 つうか何も共産党に限りませんが「組織」において「重要事項」で上司の了解も取らずに勝手なことを言ったら「そんなことは組織の方針じゃない」と上司に叱責されるのは当たり前の話です(今回の件がどうだったのかはともかく)。俺の勤務会社だってそうだし、どこだってそうでしょう。
 仮に田村氏が組織方針も確認せずに勝手なことを言ったのならそれは彼女の落ち度です。
 松竹のようにかばう話ではない。俺は「変更後の意見が正しい」と思いますがそういうことと関係なく「彼女の落ち度」です。

 こんなこと言ってて、野党共闘はどんどん遠のいていくと思うんだけれど。

 本気で「共産党のせいで野党共闘の進展の遅れガー」と松竹が思ってるのなら「アホか」「お前はもう離党しろよ、止めないから。松竹新党でも作ったら?。立民や国民民主への入党でもいいけど」ですね。
 進展の遅れは、第一に「立民の議席減、維新の議席増」で「立民党内の右翼勢力」が「右方向に動こうとしていること(その場合、共産だけでなく、社民党やれいわなども排除される恐れあり)であり、第二に「連合の芳野会長が共産切りを立民にそそのかしてること」にあります。
 それは「防弾チョッキ云々」でどうにかなる話ではない。

*1:俺は松竹とは違い「是の立場」ですが

*2:松竹の寝言なんか聞いて何が楽しいんでしょうか?。とはいえ「所詮40人」であり松竹の支持者は決して多くないわけですが。

*3:「九条擁護」と「ロシア批判(九条擁護とロシアの侵攻と何の関係もないので)」を一緒にする必然性は論理的には「どこにもない」と俺は思いますが、後述するような「侵略されたら9条では守れない」と「声高に叫ぶバカ」がいる以上、現実的には「一緒にする」のも仕方がないんでしょうか。

*4:俺の価値観では「署名しないで単に無言で通り過ぎた」り「異論があるので賛成できない」と礼儀正しい態度で断るならともかく、こんな「無礼で下劣な態度」は全然「当然のこと」ではない。こうした「下劣な連中」への「無礼ではないか」という怒りも「一応党員」の松竹にはないのか(党外の支持者の俺にはありますが)。つうかこういう人間は最初から「共産党護憲派に敵意むき出し」でしょうからまともに相手する必要もないと思います。単に「署名しないで通り過ぎた」り「異論があるので賛成できない」と礼儀正しい態度で断るならともかく、こんな奴は「しつこく繰り返しますが」無礼で下劣なだけです。まともな人間はこんなことはしない。俺も自民党のビラまきには共産支持者として「何が国政のために頑張っていますだ、ふざけんな」とは内心は思いますが、無礼な罵倒などはさすがにしません(トラブルになるだけですしね)。せいぜい「無言で通り過ぎる」か、「自民を支持してないので協力できません」と言うくらいです。