「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年3/7日分:荒木和博の巻)

試行錯誤の話(R4.3.7): 荒木和博BLOG
 6分49秒の動画です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます。俺は一応見ましたが、見ることをおすすめはしません。
 「拉致問題関連」であったとしても「試行錯誤話」なんか聞かされたって「拉致被害者救出」と何の関係があるのか。何の関係もない。
 よく「芸能人やスポーツ選手」などが

◆プロは苦労話なんか、家族や友人など「親しい身内」以外にはしない。ファンにそんなもんしても何の意味があるのか。
 『俺は頑張ってるんだから、つまらなくても我慢して観ろ』と言いたいのか?、と反感を買うだけだ。
 ファンにとって大事なことは結果だけだ。結果が出せない人間が言い訳したくて、苦労話したがるんだ。苦労話してる暇があったら頑張って成功するしかないんだ
◆成功してからの苦労話ならともかく、成功しない人間が苦労話しても言い訳にしかならないんだ

なんて言うことがあると思いますが、今回も同じです。
 結局、こういう苦労話を荒木がしたがるのは「拉致が風化してるから」でしょう。
 拉致が風化してるから「同情を買いたがってる」。
 「拉致被害者帰国という成果がないけど俺は頑張ってるんだ」と言いたがってる。
 そんなことをしても

◆拉致で頑張ってるのはお前が悪口してる外務省や蓮池透氏も同じじゃないのか。外務省や蓮池氏には悪口してお前は『頑張ってるから大目に見てくれ』か。ふざけんな
◆お前らウヨが悪口してる共産党社民党などだって、誰だって政治活動家は苦労してるんだ、ふざけんな

つう反応しかまともな人間からは帰ってこないでしょう。
 大体「試行錯誤」などといったところで
1)「一部帰国、段階的帰国でもいいじゃないか」「制裁解除でバーター取引でもいいじゃないか」「やってみて失敗だったら修正すればいいじゃないか」という試行錯誤は認めない
2)特定失踪者が国内で何人発見されようと認定のでたらめさを認めない
男が良くも「試行錯誤」なんて言えたもんです。
 つうか「試行錯誤でやってきた」という男が「制裁解除によるバーター取引反対」を公言するのに「おいおい」ですね。自分は「試行錯誤だから大目に見てくれ」という男が他人の試行錯誤を認めないとはどういう神経なのか。
 それにしても「約四半世紀(25年)、試行錯誤(荒木)」て良くも平然と言えるもんです(呆)。2002年の小泉訪朝から数えても「20年たってる」ことに屈辱や後悔といった思いはないのか?、といったら建前はともかく本音では「ない」でしょう。この男にとって拉致とは「食い扶持」でしかない。むしろ「解決しない方がいい」。
 なお、約25年前(1997年)は「安明進横田めぐみ拉致証言(2/3発売の産経新聞アエラ、2/8放送のテレビ朝日ザ・スクープ』)」と「それを契機とした家族会結成」があって、荒木のカウントは、そこからのカウントですね。
 荒木が党本部職員だった民社党が1994年に解散*1したことで、1997年の「安証言と家族会結成」を契機に「次の食い扶持」として荒木が拉致問題に関わるようになった。
 なお、安証言については

けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.5.25
巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.7.14
高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.1.11

を紹介しておきます。紹介した記事を見ればわかりますが安証言を契機に、日本電波ニュース社を退社し、ジンネットを創立。
 しばらく拉致商売で会社経営を続けましたが、拉致の風化で会社を潰したのが高世仁です。
 ちなみに1997年(25年前)というと「安証言と家族会結成」以外では以下のような出来事がありました(赤字が朝鮮半島関係)。 当時、存命だった橋本龍太郎*2首相(2006年死去)、金大中大統領(2009年死去)、金正日総書記(2011年死去)(役職は全て当時)も既に故人であり、時の流れを痛感します。

1997年 - Wikipedia1997年の日本 - Wikipedia
◆1月2日
 ナホトカ号重油流出事故
◆4月2日
 最高裁愛媛県靖国神社玉串料訴訟で違憲判決
◆4月22日
 ペルー日本大使館公邸に特殊部隊突入、人質全員解放
◆5月1日
 英国総選挙で労働党が勝利。翌日、労働党党首のトニー・ブレアが首相に就任、労働党は18年ぶりの政権奪還
◆7月1日
 香港返還
◆8月1日
 連続射殺事件の死刑囚で小説家として活動していた永山則夫の死刑が執行
◆9月11日
 第2次橋本改造内閣発足。ロッキード事件で有罪が確定した佐藤孝行総務庁長官で初入閣したが、世論の批判で9月22日に辞任
◆9月18日
 小売業のヤオハンが倒産、会社更生法を申請
◆10月8日
 金正日朝鮮労働党総書記に就任

◆11月16日
 サッカー日本代表が延長戦の末3-2でイランを下し、ワールドカップ(フランス大会)初出場を決める(ジョホールバルの歓喜
◆11月17日
 北海道拓殖銀行が経営破綻。都市銀行の倒産は戦後初。
◆11月22日
 山一證券が経営破綻。戦後の証券会社の倒産としては過去最大。
◆12月1日
 地球温暖化防止京都会議開幕。11日、京都議定書を採択
◆12月19日
 韓国大統領選で金大中が当選

*1:とはいえ民社党が参加した新進党に、荒木が党職員として引き続き雇ってもらえれば良かったんでしょうが、雇ってくれなかったのでしょう。

*2:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相。首相退任後も森内閣で行革相