今日の産経ニュースほか(2026年3/6~3/8分)

労働時間「増やしたい」1割、「このまま」が6割…残業時間「過労死ライン」まで増やしたい人は0・5% : 読売新聞
 未だ過労問題が深刻な日本で「減らしたい」ではなく、「現状維持」が一番多いことは意外でしたが、そりゃ「労働時間を増やしたい人間」特に「過労死ラインまで増やしたい人間」なんかほとんどいるわけがないでしょう。
 であるなら「なぜ労働時間の規制緩和検討を主張する高市を支持する?。認知に歪みがあるのか?」と頭痛がしますが。


俳優の勝呂誉さん死去、85歳「青年の樹」「怪奇大作戦」「下町の太陽」 - 産経ニュース

 主な出演作に、映画『下町の太陽』『二十一歳の父』『孤島の太陽』、ドラマ『七人の孫』『怪奇大作戦』など。

 勝呂については以前、新刊紹介:「歴史評論」2021年6月号(ボーガス注:江戸川乱歩『芋虫』、ダルトン・トランボ『ジョニーは戦場へ行った』のネタばらしがあります) - bogus-simotukareのブログで出演映画「孤島の太陽」を紹介しましたが、産経訃報記事にも「孤島の太陽」が出ていますね(但し、勝呂誉さん死去:朝日新聞「下町の太陽」「ザ・ガードマン」「細うで繁盛記」…俳優の勝呂誉さん死去、85歳 : 読売新聞勝呂誉氏が死去 俳優 - 日本経済新聞には出てこない)。


<主張>武器の輸出 平和へ5類型撤廃を急げ 社説 - 産経ニュース
・日本製武器を売ることがどう平和に役立つのか?
・諸外国(米英仏独など)が武器を売ることも平和に役立っているのか?
・そもそも武器利権で金を儲けたいだけだろ
と産経には心底呆れます。

 日本が武器輸出に二の足を踏めば、中国やロシア、北朝鮮といった反日的な専制国家が喜ぶだけである。

 産経らしい屁理屈です。「中露、北朝鮮への反感」を煽れば武器輸出が正当化できるとでも思ってるのか?
 何も武器を輸出してるのは「産経が非難する中露、北朝鮮」だけではないですが、産経が「中露、北朝鮮といった反日国家の武器輸出は戦争を助長する汚い武器輸出だが、日本の(そして日本の同盟国・米国や、米国の同盟国である韓国やNATO諸国(英仏独など)の?)武器輸出は正義の、きれいな武器輸出」というなら詭弁でしかない。


石川知事選で現職の馳氏敗れる、元金沢市長で新人の山野氏が初当選確実に - 産経ニュース
 「衆院選での高市自民大勝」を考えれば「意外な結果」ではあります。僅差ではアレ、馳が勝つかと思っていました。
 「当選者も自民の山野(前金沢市長)」の「自民分裂選挙」とはいえ、馳は「現職知事」「大臣経験者(第三次安倍内閣文科相)」であり、また高市自身が馳の応援に現地入りしています。
 馳(石川県選出の国会議員を経て石川県知事)は「石川県選出の森喜朗元首相*1」が担ぎ出した人間(その経緯から清和会に所属)であり、馳の落選は「森氏の面子」も潰した(森氏の政治力も今では弱いのか?)
 高市やその周辺は勝てば「高市首相が現地入りして応援した成果」と自慢したろうに、負ければ「馳というタマが悪かった(高市首相のせいじゃない)」などとして居直るでしょうが、「アンチ高市の俺の願望込み」ですが「高市人気」とやらがどれほどの力があるのか、非常に空虚なものでいつ潰れてもおかしくないのではないか(そして菅、岸田、石破のように退陣)という気がしますね。
 但し、高市が退陣した後に【1】自民にまともな総裁が出るのか、【2】共産、社民などまともな自民批判政党が伸びるかどうか(参政や国民民主、みらいなど自民の同類が伸びるのではあまり意味がない)が何とも言えない点が「共産支持者」「左派、リベラル派(俺の自己認識)」として「何ともかんとも」ですが、諦めずに戦うしかないのでしょう。
 それにしても「自民党王国・石川(実際、馳と山野の事実上の一騎打ちであり、残念ながら共産候補は獲得票数で彼らから大きく引き離されている)」とはいえ、今回の知事選で「共産党が候補を立てた」以外には「馳、山野の自民党(但し、野党としては社民党石川県連が馳を、国民民主党石川県連が山野を応援)」しか立候補者がいなかったことには「立民(あるいは中道)はそれでも最大野党か」と呆れますね。
 また「石川の特殊事情がある」のかもしれませんが、社民党が「福島党首が田村委員長と対談する(例えば憲法真ん中に確かな共同を/田村共産党委員長 福島社民党党首 対談/平和・暮らし・人権の要求に立って | しんぶん赤旗|日本共産党参照)」などして「共産との共闘」をアピールしてるのに社民党石川県連が「馳応援」を公式に表明しているのにも「げんなり」です。
 「それでよく自民批判できるな?」「共産を支持しろとは言わないがせめて自主投票にしろよ」ですね。
 こうした「自民との野合」が「社民党が衆院選ゼロ議席」に終わった一因ではないのか。
 正直「今は共産の方が明らかに社民より党勢が上(マスコミ世論調査での支持率、選挙での獲得票数など)」というのが「俺の共産支持」においては「一番大きい」ですが、「こうした自民との野合」を見せられれば「社民党の自民批判はインチキだ」「そんな社民党より共産を支持する」という左派、リベラル派が出るのは自然でしょう。俺もその一人ですが。
 「頭と性格が悪い」kojitakenと「類友」宮武嶺を批判する(2026年2/16日分)(追記:宮武から恫喝が来たので今後彼やkojitakenに言及しない予定) - bogus-simotukareのブログで俺が書いたように「トラブル防止のために名前は出しません」し、ブログ記事にリンクも張りませんが「例の方とそのご友人」がこうした「自民と社民の首長選での野合(他にもあるでしょう)」に何故かまるで触れず、「福島氏が党首を辞め、大椿副党首が党首になれば全てがバラ色」であるかのように言い募るのには全く呆れます。
 「大椿氏の過大評価」「福島氏への不当な責任転嫁」「石川県知事選での自民との野合など各地の社民党の問題の軽視(それを福島党首ら執行部が容認してる以上、執行部の問題でもありますが、勿論各地の党に問題がないわけがない)」にもほどがあるでしょう。
 まあ大椿氏が「福島氏にかわり、今回の党首選で党首になる可能性」は皆無でしょうが、仮に彼女が党首になったところで「例の方とそのご友人」が期待するほどの成果もないでしょう。
 そして、その場合「自らの政治認識の誤り」を詫びることなく「大椿が俺たちの期待を裏切った」と悪口して終わる「当事者意識皆無の無責任」が「例の方とそのご友人」でしょう(呆)。


戦後史を根底から問う『真珠湾攻撃 ルーズベルトは知っていた』杉原誠四郎監修、白松繁著 <書評>評・高橋史朗(麗澤大特別教授) - 産経ニュース
 勿論、完全なデマ本であり心底呆れます。著者の白松も矢崎電線工業の元社員(No.52 白松 繁 – 表現者の肖像参照)であって、プロの歴史学者でも何でもない。
 評者の高橋もまともな学者ではなく「右翼活動家(元つくる会副会長)」だし、奴が教員を務める麗澤大も
1)高橋以外にも「元産経記者の古森義久*2、佐々木類*3」「元つくる会長の八木秀次」「田母神(元航空幕僚長)と同レベルの極右自衛官だった織田邦男 - Wikipedia」「第二次安倍内閣で内閣官房副長官補兼国家安全保障局次長を務めた兼原信克」といった「右翼分子」を多数、教員とし、
2)右翼宗教団体「モラロジー(モラロジー幹部が右翼団体・日本会議の役員)」が母体という札付きの右翼大学です。
 ミネルヴァ書房は「まともな学術本も出してる」ので絶句ですね。
 普通に考えて
1)ルーズベルトがそんなことをして、日米の歴史学者(自称学者の陰謀論者を除く)が「ルーズベルトの謀略」に気づかないわけがない
2)そもそもそんなことをする動機がルーズベルトにない。
 日本の真珠湾攻撃を事前に察知すれば、待ち構えて日本軍を叩き潰してるでしょう。その方が「日本の戦争遂行能力が破壊され、日本国民の戦意も低下」「米国の戦争遂行能力が維持され、米国民の戦意も高揚」で、戦争が短期で終わるので、ルーズベルトにとって利益である。
 日本が米国を攻撃したこと「だけ」で米国民は「日本許すまじ」と対日開戦を支持したでしょう。わざわざ米国海軍を日本に破壊させる必要もない。
 「イラン最高指導者ハメネイの死亡」を「イラン国民の反米意識を掻き立てるために、守ろうとすれば守れたのに、イラン軍部がわざと死なせた」と言うレベルの珍論でしょう。
 なお、「事前に知ってれば日本軍を叩き潰したろう」は「マレーの虎」こと山下奉文(当時、第25軍司令官)によって降伏したマレーの英国軍も同じです。英国がマレー攻撃を事前に察知してれば、待ち構えて日本軍を叩き潰してるでしょう。
 なお、真珠湾攻撃陰謀論に比べれば、主張者、支持者は少ない物の、日本軍のマレー攻撃をチャーチルは事前に察知してたとする陰謀論もあります。
 なお、太平洋戦争においては「山本五十六(当時、連合艦隊司令長官)の真珠湾攻撃(対米開戦)」など対米戦争ばかりが注目されますが、「山下のマレー攻撃」など対英戦争も忘れてはいけないでしょう。山下のマレー攻撃も考えれば「真珠湾攻撃陰謀論」がいかに馬鹿馬鹿しいかと思います。
 また、ご存じの方も居るでしょうが、他にも「張作霖暗殺陰謀論(関東軍ではなくソ連の犯行)」「盧溝橋事件・中国陰謀論(日本を泥沼の戦争に引きずり込むため、中国国民党又は中国共産党が謀略を仕掛けた)」「ハルノート・ソ連陰謀論(ハルノートの原案を創ったハリー・ホワイトはソ連工作員)」「尾崎秀実陰謀論(近衛文麿のブレーン組織・昭和会のメンバーだった尾崎が、米国の対日参戦を画策して、近衛に仏印進駐など対米強行路線を取らせた)」(勿論全てデマ)などの陰謀論があり「日本は悪くないと言うためには何でもありかよ」と全く呆れます。

*1:馳が文教族議員として、自民党文部科学部会長、第三次安倍内閣文科相、自民党教育再生実行本部長を歴任したのは彼が元スポーツ選手(元レスラー)だからと言うだけではなく、彼の親分である森氏が「中曽根内閣文相」「日本ラグビー協会会長」「日本体育協会会長」等を歴任した文教族議員だからでしょう。

*2:産経新聞ロンドン支局長、ワシントン支局長、中国総局長など歴任。『外交崩壊:中国・北朝鮮になぜ卑屈なのか』(2006年、文春文庫)、『憲法が日本を亡ぼす』(2012年、海竜社)、『「中国の正体」を暴く』、『「無法」中国との戦い方』(以上、2012年、小学館101新書)、『中・韓「反日ロビー」の実像』(2013年、PHP研究所)、『戦争がイヤなら 憲法を変えなさい』(2017年、飛鳥新社)、『モンスターと化した韓国の奈落』(2019年、ビジネス社)、『アメリカはなぜ安倍晋三を賞賛したのか』(2023年、産経新聞出版)等、右翼著書多数

*3:産経新聞政治部次長、論説副委員長など歴任。『日本人はなぜこんなにも韓国人に甘いのか』(2016年、サンクチュアリ出版)、『日本が消える日:ここまで進んだ中国の日本侵略』(2019年、ハート出版、2019年)、『日本復喝!:中国の「静かなる侵略」を撃退せよ』(2020年、ハート出版)、『チャイニーズ・ジャパン:秒読みに入った中国の日本侵略』(2021年、ハート出版)、『ステルス侵略:中国の罠に嵌まった日本』(2022年、ハート出版)、『移民侵略』(2024年、ハート出版)、『中国の傀儡・反日留学生』(2025年、ハート出版)等、排外主義右翼著書多数