◆荒木のツイート
荒木和博がリツイート
◆レブラくん(RBRA)予備役ブルーリボンの会
北朝鮮日本人拉致問題を分かり易く解説
①朝行ってきますと家を出て、ただいまと帰ってくるはずの家族が行方不明
②警察届をしても見つからず(ただし警察が失踪当初から拉致と把握していた事件は複数)
③政府に頼むも「相手が国なので警察は動けません。自衛隊は憲法の制約で助けにいけません」
④政府
「過去の歴史問題があり拉致被害者を返せと言いにくい」
⑤外務省
「国交正常化をしたいので拉致問題は障壁だ」
⑥国民
「(小泉訪朝から)時間も経ってるし…自分の家族じゃないし重要じゃない」
↓
拉致されたご家族の方が「あぁ、そうですよね」と納得できるような内容が一つでもあったでしょうか?
「事実の記載でしかない①、⑥」など一部を除き、徹頭徹尾デマツイートです。
まず②。「何を根拠に警察が失踪当初(例えば、横田めぐみ拉致の場合福田赳夫政権時代)から拉致と把握していた事件は複数」などと警察を誹謗するのか。普通に考えてそんな認識をしてるわけがない。
次に③。自衛隊が助けに行かない(行けない)一番の理由はそんなことではない。拉致被害者の居場所がわからないことです。
憲法九条の制約などない米国だってプエブロ号事件 - Wikipediaや「ワームビア君」といった「北朝鮮に身柄拘束された米国人の解放」は外交交渉でした。米軍の軍事作戦ではない。
次に④。いつ政府がそんなことを言ったのか。過去の「植民地支配の責任(慰安婦や徴用工など)」を直視したくない荒木らウヨが因縁をつけてるだけです。
次に⑤。これまた「日朝国交正常化」を妨害したい荒木らウヨが外務省に因縁をつけてるだけです。
次に⑥。これは「全くその通り」でしょう。俺のような人間にとっては自分の家族じゃないし重要じゃない。しかも、救う会や家族会は「大恩人の田中均氏」や「元仲間の蓮池透氏」にすら酷い個人攻撃をするゲスです。
「田中氏や野中広務氏(救う会などが北朝鮮に甘いなどと攻撃していた)に銃弾を送りつけるなど脅迫行為をした刀剣友の会(建国義勇軍)」が「救う会の地方会員」とわかったときも「謝ったら死ぬ病気」なのか、「一部のバカの暴走とは言え、我々の運動から犯罪者を出して済みません」という謝罪をついに田中氏や野中氏に救う会も家族会もしなかった。
全く「仮に北朝鮮の犯行と知らなくても、北朝鮮の拉致否定主張を信じたのだとしても、拉致を否定したのは問題だ」とまで朝鮮総連を非難したくせに「自分らの過ち」では「知らなかった」「末端の暴走(皮肉にも拉致問題での北朝鮮との言い訳と同じですが)」で済ませ、被害者たちにわびもしないとは何様のつもりなのか。
なお、野中氏への脅迫については
【「建国義勇軍」事件】野中氏事務所などに銃弾郵送の疑い 新たに男2人逮捕2004.1.13
「建国義勇軍」などと名乗るグループによる一連の事件で、警視庁などの合同捜査本部は13日、野中広務・元自民党幹事長の事務所など11カ所へ銃弾入りの封書を郵送したとして、刀剣愛好家団体「刀剣友の会」幹部2人を脅迫容疑で逮捕した。
弾丸、言論の危機感じた(襲撃30年 明日も喋ろう):朝日新聞デジタル2017.4.27
50年余り政治家として活動した中で言論の危機を感じたのは「建国義勇軍事件」。2003年、衆院議員会館の私の事務所に弾丸1発と脅迫状が入った封筒が届いた。北朝鮮へよく行っていたから狙われた。「アジアの平和と友好親善を求める私の姿勢と信念はいささかもゆるがない」とコメントしました。
を紹介しておきます。
内心では田中氏や野中氏も、救う会、家族会の態度に「なんて無礼な奴らだ」と心底呆れたでしょう。俺も呆れたし、それだけで救う会や家族会を支援する気は薄れました。
野中広務 - Wikipedia
◆小渕内閣官房長官、自民党幹事長(森総裁時代)など歴任
◆いわゆる五人組 (自由民主党 2000年) - Wikipediaの一人(他の四人は森幹事長(後に首相)、亀井政調会長、青木官房長官、村上参院議員会長)→当時、野中氏は幹事長代理
という大物政治家にすら、これほどの無礼を働いて恥じないような危ない連中とつきあっても「下手に怒らせたら野中氏ほどの大物でない俺(まあ、俺に限らず、ほとんどの人間は彼ほどの大物ではありませんが)などもっと酷い攻撃をされる」「触らぬ神にたたりなし。付き合わない方が無難だ」と言う恐怖感しかないですし。
それはともかく、この発言は荒木らウヨの日頃の発言「国民は怒ってる、拉致は風化してない」とは完全に矛盾します。まさに「語るに落ちている」。
そして拉致被害者家族の方だって例えば「日本人妻の帰国」については(日本人妻は)自分の家族じゃないし重要じゃないという冷淡な態度のくせにふざけんな、という話です(例は日本人妻でなくても何でもいいですが)。「先ず隗より始めよ」、自分らをそんなに大事にして欲しかったら「日本人妻への冷淡な態度」を改めたらどうなのか。
荒木ら救う会ウヨの主張こそ「まともな拉致被害者家族」なら、拉致されたご家族の方が「あぁ、そうですよね」と納得できるような内容が一つでもあったでしょうか?でしょう。だからこそ「まともな拉致被害者家族」蓮池さんは荒木らを批判した。まともでない拉致被害者家族「横田早紀江」などは未だに救う会の言いなりですが。
旭洋丸事件 (日本における外事事件の歴史17)【調査会NEWS3587】(R4.4.6): 荒木和博BLOG
こんなことが拉致問題の解決と何の関係があるのかと心底呆れます。
なお、今回の事件は旭洋丸事件 - Wikipediaによれば「北朝鮮によるスパイ事件」ではなく「日本公安とその協力者(中島辰次郎 - Wikipediaなど)による北朝鮮へのスパイ事件」の疑いがある事件です。
「日本は平和ボケだ、だめなんだ」と決めつける人も多いですが、あまり自分たちを特別だと思う必要もないのでは。
6分50秒の動画です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます(一応見ましたが)。
そんなことが「荒木が建前とする拉致問題の解決」と何の関係があるのか。
そもそも平和であることが何か悪いのか。そもそも「打倒北朝鮮、中国」を放言する荒木らウヨの方こそ平和ぼけではないのか。
本気で「北朝鮮や中国」を脅威と思っていたらあんな挑発的発言はできないでしょう。
それはともかく自分たちを特別だと思う必要もないとやらが何か見てみます。
予想としては
1)もはや韓国(人)にとっては、北朝鮮は「脅威」「打倒の対象」よりもメロドラマのネタ程度のものなのだろう(たぶん日本も同じ 関川某も自分の書いたことを撤回しろとおもう) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)という韓国
2)フィンランド、NATO排除せず ロシア侵攻「安全保障変えた」:東京新聞 TOKYO Webという「中立国」フィンランドでの「NATO加盟論の高まり」
とはいえフィンランドはNATO加盟を決めたわけではなく、中立路線継続も根強い支持がありますが
3)ドイツ、軍備増強へ13兆円 対ロ防衛で大転換、NATO目標超え:時事ドットコム、欧州、相次ぎ国防増強 ドイツ大転換、北欧なども続く - 産経ニュースというドイツなどの軍拡
4)ドイツ、国内初のLNG基地建設で合意 脱ロシア依存狙う: 日本経済新聞というドイツの「エネルギー分野での脱ロシア」
などが考えられますが。いずれにせよ繰り返しますがどれひとつとして拉致解決と関係ない。
なお、動画を視聴して確認したところ「川口マーン惠美さん*1(現在ドイツ在住の『ドイツ出羽守』の右翼おばさん、右翼の立場からドイツの脱原発や移民受け入れを非難)曰く」で3)(ただしドイツ限定)、4)でした。
なお、話が脱線しますが、「ウクライナでのプーチンロシアの苦戦」を見て「戦前日本軍みたいだ」と思うと同時に「戦争ぼけ(戦場はともかく、ロシアや日本本土は平和なのである種の平和ぼけとも言えますが)」と思いました。
何のことか。太平洋戦争の「米国」まで、あるいはウクライナ戦争の「ウクライナ」まで戦前日本もプーチンロシアも、戦争では勝利体験しかなかったわけです。
戦争目的「ソ連打倒」を実現できずに撤兵したシベリア出兵は勝利とは言えませんが、「日本だけでなく欧米との共同作戦」「欧米もソ連打倒という戦争目的を得るところなく撤兵」「日本本土自体が攻め込まれたわけでもなければ、日本軍が壊滅的打撃を受けたわけでもない」ということで敗戦体験とはあまり認識されませんでした。「話がさらに脱線しますが」寺内内閣総辞職をもたらした「米騒動」の原因の一つがシベリア出兵です。「出兵による陸軍の米需要の高まり→米不足」を予想した米の買い占めが起こって米価が高騰した(1918年米騒動 - Wikipedia参照)。
「話を元に戻します」がそのため戦争を甘く考えてしまった。
「キーウでの虐殺疑惑(一応疑惑と書きますがほぼ確実にロシアの犯行だとは思います)」も南京事件を彷彿とさせますが、これも「ある意味当然」でしょう。
勝利体験しかないが故に「苦戦するとパニクってしまう」。結果、「とにかく勝てばいいんだ」で暴走してしまう。
実際、過去の「勝利体験」では苦戦したときも「勝てばいいんだ」で「時に無差別作戦の実行」で成功してきたのでしょう。しかし今回はロシアは明らかにそうはうまくいっていない(キーウ陥落は挫折しました)。表向きは強がっていても、本心はプーチンロシアも「失敗した」と思ってるでしょう。
そして表向きは強がっていても、本心は「失敗した」と思ってるのは荒木もそうでしょう。拉致はどんどん風化しています。
*1:拓殖大学日本文化研究所客員教授。『ドイツ料理万歳!』(2009年、平凡社新書)、『ベルリン物語』(2010年、平凡社新書)、『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』(2013年、講談社+α新書)、『ドイツで、日本と東アジアはどう報じられているか?』(2013年、祥伝社新書)、『ドイツ流、日本流』(2014年、草思社文庫)、『そしてドイツは理想を見失った』(2018年、角川新書)、『脱原発の罠:日本がドイツを見習ってはいけない理由』(2018年、草思社文庫)、『メルケル仮面の裏側:ドイツは日本の反面教師である』(2021年、PHP新書)などドイツ関係の著書多数(川口マーン惠美 - Wikipedia参照)。