珍右翼・黒坂真に突っ込む(2022年5月27日分)

◆黒坂のツイート

黒坂真リツイート
◆松崎いたる・板橋区
 コミンテルン(国際共産党)日本支部として設立された日本共産党は、コミンテルン本部=ソ連から多額の活動費と武器(ピストル等)の供与をうけていました。こうした実態*1を私は「日本共産党・暗黒の百年史*2」に書きました。

 除名されたとはいえ元党員(松崎)が随分と落ちぶれたもんです。人としてこういうゲスにはなりたくない物です。
 しかし松崎本の版元「飛鳥新社」も『磯野家の謎』(1992年)を当てた物の後が続かず今や

◆ウヨ雑誌『月刊HANADA』の版元
【ウヨ著書:刊行年順(刊行年が同じ場合は著者名順)】
潮匡人『そして誰もマスコミを信じなくなった:共産党化する日本のメディア』(2016年)
小川榮太郎『徹底検証「森友・加計事件」』(2017年)
 「朝日のモリカケ報道」をデマ呼ばわりしたデマ本
◆室谷克実『崩韓論』(2018年)
ケント・ギルバート、山岡鉄秀『日本を貶め続ける朝日新聞との対決・全記録』(2018年)
◆都築陽太郎『東京裁判で真実は裁かれたのか?:パール判事の日本無罪論(判決書第4部)を現代に問う』(2018年)
古田博司『「統一朝鮮」は日本の災難』(2018年) 
◆室谷克実『なぜ日本人は韓国に嫌悪感を覚えるのか』(2018年) 
石橋文登『安倍「一強」の秘密』(2019年)
◆岩田清文『中国、日本侵攻のリアル』(2019年)
 岩田のような非常識右翼が「元陸上幕僚長」というのだから心底呆れます(岩田清文 - Wikipedia参照)。
小川榮太郎真正保守の反論』(2019年)
石橋文登安倍晋三秘録』(2020年)
谷口智彦『誰も書かなかった安倍晋三』(2020年)
 谷口は阿部のスピーチライターだった男
藤岡信勝『教科書抹殺:文科省は「つくる会」をこうして狙い撃ちした』(2020年)
 藤岡は「新しい歴史教科書をつくる会」副会長
◆室谷克実『反日種族の常識』(2020年)
藤岡信勝教科書検定崩壊!』(2021年)
◆室谷克実『韓国自爆』(2022年)

という「ネトウヨ御用達出版社」に劣化したのだから哀れなもんです。
 「昔と今では経営陣が違う」のかもしれませんがこの飛鳥新社が過去には

雁屋哲『日本人の誇り』(1995年、飛鳥新社

を出したのだから驚きです(まあ、『美味しんぼ』の原作者の本なら売れる程度の考えだったのでしょうが)。
 勿論、雁屋氏は

マンガ日本人と天皇 - Wikipedia
◆『マンガ日本人と天皇
 1998年(平成10年)から2000年(平成12年)にかけて週刊金曜日に連載。2000年(平成12年)12月にいそっぷ社から単行本が、2003年(平成15年)4月に講談社から文庫本が出版された。

を出した左派であり、飛鳥新社刊行の雁屋本もウヨ本ではありません。

黒坂真
 朝鮮学校運営スタッフさんからブロックされました。20年ほど前の日朝交渉時、朝鮮側の中心だった柳ギョンさんが金正日により処刑されたという情報をお伝えしただけですが

 「朝鮮学校運営スタッフ」ツイートと全く関係ないリツイート、それも「嫌がらせ」としか思えないリツイートをすればブロックされて当然です。ちなみにウヨでも、匿名ならまだしも、「実名と肩書きを出して」そこまで下劣なことをやるのは俺の知る限り黒坂ぐらいなもんです。大阪経済大学(黒坂の勤務校)も良くこんな男を野放しにしてるもんです。

黒坂真リツイート
 日本共産党調布市なか支部さん。私も政治家の街頭演説を妨害すべきでないと考えますが、右翼団体政治団体として届を出しているのではないですか。それなら同じ場所で街頭演説をしていたという話になりますから、警察は排除できないと考えます。
JCP 東京都調布市🌸なか支部
 私は先日池袋で街頭演説を行いました
 ところが右翼の街宣車が大音量で罵声を浴びせ続けました
 しかし警察は排除しませんでした
 一方で札幌ではヤジを飛ばしただけの二人がすぐさま実力で排除されました

 黒坂のバカさには心底呆れますね。罵声のどこが政治演説なのか。

黒坂真リツイート
 前田まい議員。金正恩は日本への核ミサイル攻撃を策しています。父も祖父もできなかった事*3をやり、民族の英雄になりたいのです。
◆前田まい・日本共産党三鷹市議会議員
 先ほどまで、宮本徹さん*4に何でも聞いてみようの会にZoom参加。
 「日本も核兵器を」との意見がある、との質問に対して、宮本さん)日本が核を持てるということは、他の国も(例えば北朝鮮も)核を持っていいことになる。
 たしかに。特別に核を持ってていい国など、あってはいけない。

 黒坂もさすがに本気ではないでしょうが、呆れて二の句が継げません。
 「ミサイル攻撃」云々自体が非常識ですが、その動機が「父も祖父もできなかった事をやり、民族の英雄になりたい」(呆)。「戦争することが利益になる(少なくとも戦争実行者の主観的には)」というならともかくそんなくだらない動機で戦争をやる奴はどこにもいない。
 ちなみに安倍ですら、さすがに「九条改憲動機」は「父(安倍晋太郎*5)も祖父(岸元首相)もできなかった事をやり、民族の英雄になりたい」ではないでしょう。

黒坂真リツイート
 山添拓*6議員。金正恩が直ちに10兆円出せ、植民地支配の代償だ。出さないなら核ミサイル攻撃をする。共和国の自主権擁護の聖戦だ、と脅かしてきたら日本はどうすべきとお考えですか。

 そもそも「そんなことを金正恩がやる兆候があるのか?(勿論ない)」「金正恩がそういうことをやってから言えよ」で終わる話です。
 「プーチンが北海道に侵攻したらどうするか?」「中国が沖縄に侵攻(以下略)」「アルゼンチンがまたフォークランドに侵攻(以下略)」などと同じで馬鹿馬鹿しい。

*1:『松崎の板橋区議時代』の体験でも書くのならともかく『コミンテルンガー』など今時、時代錯誤も甚だしい。

*2:2022年7月6日刊行予定(参院選直前に嫌がらせしよう、つう思惑でしょうが、影響はほとんどないでしょう)、飛鳥新社。ちなみに飛鳥新社から刊行済みの石平『中国共産党・暗黒の百年史』(2021年)と題名がほとんど同じなのには吹き出しました(ちなみに中国共産党の創立が1921年日本共産党の創立が1922年)。

*3:そもそも「祖父も父もできなかったこと」で金正恩がやりたいことと言うなら「現実性はひとまず無視すれば」米朝国交正常化、南北朝鮮国交正常化、日朝国交正常化や南北朝鮮統一、改革開放による経済成長でしょうに。ここで「日本への核ミサイル攻撃」とはどこまで黒坂も気が狂っているのか。ついでに書けば「日本への核ミサイル攻撃」など、「できなかった」のではなく「祖父(金日成)も父(金正日)も最初からそんなことはやる気もなかった」でしょう。

*4:衆院議員。党中央委員

*5:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*6:参院議員。日本共産党政策副委員長(常任幹部会委員兼務)