珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年6/17日分)(副題:今日も高世に悪口する)

『北朝鮮 拉致問題』出版記念会見 - 高世仁のジャーナルな日々
 問題作『北朝鮮 拉致問題』がきょう発売に - 高世仁のジャーナルな日々の続きですね。

 「救う会」から除名された「救う会徳島」の陶久敏郎さん、同じく除名された「救う会神奈川」の川添友幸さん

 除名というのが興味深い。排除とは言え「建前は自主的な離脱」かと思っていました。除名理由は一体、何でしょうか?。「即時一括全員帰国方針への反対表明」でしょうか?
 

 マスコミだけでなく研究者や人権活動家も来て用意した30席は埋まった。

 たった30席という辺り、まるで注目されてないこと、それを有田氏や高世も自覚していることが窺えます。
 それにしても「研究者や人権活動家」て具体的に誰なのか?(マスコミが誰なのか、記者会見がマスコミの記事になったのかも気になるところですが)
 つうか何で「研究者」云々なんて分かるのか。来た人間に「原則として職名の記入(A新聞記者、Bテレビ記者、Cラジオ記者、D大学教授、E研究所研究員、人権団体F事務局長など)をお願いした」のか。
 それとも「来てくれそうな研究者や人権活動家」に「事前に招待状を送っていた(そして何人かが出席した)」のか?

 なお、本書には大きな反響があり、閣僚経験者の自民党国会議員などからも賛同の声が寄せられている。

 「具体的に誰?」ですよねえ。まあ「賛同の声」とやらは「高世らに直接寄せられたもの」であって「名前は出さないでくれ」つうお願いがあるのかもしれませんが。
 思いつきで書けば「自民党総裁選で平壌駐在事務所設置論主張の石破氏(福田内閣防衛相、麻生内閣農水相など歴任)」「救う会、家族会の反発で断念したが訪朝を計画していた衛藤氏(村山内閣防衛庁長官)」が思い浮かびますが。

 本書について、特定失踪者問題調査会の荒木和博代表がブログでこう述べている。
田中実さんと金田竜光さん【調査会NEWS3621】(R4.6.20): 荒木和博BLOG
 私自身は有田さんとは思想的にはかなり違いがあります*1し、本書にも意見の異なる部分がいくつもある*2のですが、田中さんと金田さんのことについてはその通りだと思います。

 荒木の記事田中実さんと金田竜光さん【調査会NEWS3621】(R4.6.20): 荒木和博BLOGについては拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年6/20日分:荒木和博の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでコメントしました。
 しかし高世も「特定失踪者デマ(国内で40人以上発見され、そのほとんどが自発的失踪、足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaという犯罪被害もあるが、北朝鮮と無関係)」「(これも特定失踪者デマの一部ですが)山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑(例えばもう一度「山本美保さんDNAデータ偽装事件」を考える【調査会NEWS3571】(R4.3.3): 荒木和博BLOG参照)」なんて「悪質なデマ屋」荒木を持ち上げるのも大概にしたらどうなのか。
 高世だって面と向かって

◆国内で40人以上も発見された特定失踪者のどこが北朝鮮拉致なんですか?
足立区女性教師殺人事件 - Wikipediaなんて北朝鮮拉致どころか特定失踪者は国内で殺害されてたんじゃないですか!。殺害犯は勿論北朝鮮と関係ないし。
◆高世さんも「山本美保さんDNA鑑定捏造疑惑」を事実だと思ってるんですか?

と聞かれてまさか全て「荒木氏は正しい」とは言わないでしょうに。
 結局、高世や有田氏は「元救う会の荒木や陶久、川添といった反北朝鮮ウヨ」と一緒でないと、つまり「荒木らのようなアンチ北朝鮮ウヨも俺たちに賛同している。だから俺たちの家族会、救う会批判は北朝鮮シンパの立場でないし、北朝鮮に対して弱腰でもない」と言い訳しないと救う会、家族会批判ができないわけです。
 まあ、それでも「批判しないよりはマシ」でしょうが、情けない話です。「陶久や川添」といった「ウヨの協力」なしで果たして有田氏や高世は今回の行為ができたかどうか。こんなことでは「今までのご主人様=家族会や救う会」「これからのご主人様=陶久や川添(そして荒木や荒木が代表の特定失踪者問題調査会、予備役ブルーリボンの会)と言った別の反北朝鮮ウヨ」になるだけではないのか?
 しかし「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年6/20日分:荒木和博の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログにも書きましたが「陶久も川添も荒木の人脈」で今回の著書出版の仕掛け人の一人は荒木ではないのか、荒木は早い段階から今回の著書出版を知っていたのではないか、という疑念を感じますね。荒木に「俺と俺のウヨ仲間が全面的に応援するから、有田は本を出せ」といわれて今回の刊行ではないのか。


問題作『北朝鮮 拉致問題』がきょう発売に - 高世仁のジャーナルな日々
 自分の関与した本を自分で「問題作」と「自画自賛」するのかと吹き出しました。
 まあ、高世も「この本が当たれば自分も日の目を見るかも!」と思うから、必死に宣伝するのでしょうが。

 有田さんは21日(火)*3に記者会見を予定している。有田さんの他、救う会中央から排除された「救う会徳島」(ボーガス注:元代表)の陶久敏郎さんと「救う会神奈川」(ボーガス注:元代表)の川添友幸さん、そして本の「解説」を書いた私も出る。

 排除されたと言ったところで所詮「巣くう会の人間=極右」ですからね。「そんな極右連中と共同記者会見するのか?」と呆れますね。

 本書出版を機に、流れが変わってくれるとよいのだが。

 残念ながら無理でしょうね。

 きのうのNHK「国際報道」から。
進まない難民支援 ウクライナ避難民受け入れの陰で - 国際報道 2022 - NHK
 ウクライナからの避難民には、生活費の支給や住居の手配、日本語教育など手厚い支援が行われている。一方、去年タリバンの政権掌握で避難してきたアフガン人にはこれらの公的な支援が一切ない。(ボーガス注:トルコやイランの迫害を受けているとされる)クルド人、(ボーガス注:クーデターでアウンサンスーチーから政権を奪取した軍部から逃れてきた)ミャンマー人なども同様で、これは差別以外のなにものでもない。アフガニスタンからの難民のケースが取材されていた。
 政府にはぜひウクライナからの避難民に対する待遇をスタンダードにして、国籍、民族に関わらず公平に扱ってほしい。

 「今回の高世主張」は、ウクライナ支援を他の避難民にも - 高世仁のジャーナルな日々での主張の「繰り返し」ですが、全く同感なので紹介しておきます。
 とはいえ、問題作『北朝鮮 拉致問題』がきょう発売に - 高世仁のジャーナルな日々のタイトルで「アフガン難民の記事」を書くのもどうかと思いますが。

*1:「有田さんがリベラルを自称してるのに対し私はウヨです」などと具体的に荒木が言わないことが興味深い。

*2:「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年6/20日分:荒木和博の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログにも書きましたが「思想の違い」云々はどうでもいいとして「拉致に関係した著書」に「拉致解決を建前とした団体の代表」がここまで書くなら具体的に説明しろよ、ですね。

*3:22日の告示日前日というのは偶然ではないのでしょうね。