「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年4/26日分:荒木和博の巻)

寺越事件 家族の決断と政治家の暗躍(R4.4.27): 荒木和博BLOG
 9分の動画です。タイトルだけで見る気が失せます。実際見る価値はありませんが。第一にこの荒木動画は過去の

寺越事件の教訓: 荒木和博BLOG2007.7.14
寺越事件の意味: 荒木和博BLOG2013.5.31
寺越武志さんのこと 【調査会NEWS2650】(30.1.29): 荒木和博BLOG2018.1.29
寺越事件と拉致認定 【調査会NEWS2795】(30.8.12): 荒木和博BLOG2018.8.12
寺越事件と北朝鮮の体質(3月3日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG2021.3.3
寺越事件を隠蔽したもの(R3.9.6): 荒木和博BLOG2021.9.6

と大同小異の内容です。同じ内容を何度話せば気が済むのか。よほど話すネタに詰まってるのでしょう。それは「拉致に解決の展望がない」と「荒木が事実上自白している」ということですが。
 第二に寺越母子が拉致を否定しているのに「拉致だ」と荒木が騒ぎ立てて(仮に拉致だとしても)何の意味があるのか。何の意味もない。拉致被害者が帰国できるわけでもない。寺越母子に何か利益があるわけでもない。
 しかも「政治家の暗躍」云々と「(北朝鮮シンパの?)政治家(荒木が名前を出して非難してるのは嶋崎譲・社会党代議士)が寺越母子を丸め込んで拉致を否定させた」と決めつけるのは失礼極まりない。「政治家に失礼」以前に「寺越母子に失礼」です。「蓮池透氏同様に」、寺越母子が「荒木ら救う会など信用できない」と判断しただけの話です。
 大体、嶋崎氏は「2011年に死去」しています(嶋崎譲 - Wikipedia参照)。寺越母子が未だに「嶋崎氏に洗脳されてる」とでも言う気なのか。
 さて、この動画で「高世仁」の名前が「荒木の協力者」として出てきたのには吹き出しました。未だに荒木と高世ってつきあいがあるんですかね?。それとも既につきあいは消滅したのか。
 
【参考:高世仁救う会の関係(寺越さん関係)】

13歳で拉致されたもう一人の日本人 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2016.11.15
 武志さんのお母さん、友枝さんは、当時の社会党の代議士*1のつてで北朝鮮にわたり武志さんと劇的な再会をとげる。63年の「清丸事件」は、遭難していた武志さんたちを通りかかった北朝鮮の船が救助したという「美談」に、母子の再会は北朝鮮の配慮のもとでの感動話にされた。
 しかし、取材すると、これは美談などではなく、どこから見ても「拉致」であるのは明らかだった。
 1997年4月、荒木和博さん(現・特定失踪者問題調査会代表)が同時に取材を進めており、情報交換しあって、荒木さんは5月初め発売の『正論』6月号に記事を載せ、私たちは5月10日、テレビ朝日ザ・スクープ」で放送した。

 荒木が動画で話してる「高世との協力関係」がこれです。こうした荒木ら「救う会との癒着関係」が「ジンネット倒産」を招いたと言っていいのではないか。まさにけっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)だと思います。
 そして「だからこそ」高世はいつまでたっても救う会批判ができないのでしょう。

横田滋さんの逝去によせて8-「美談」にされた拉致 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2020.6.15
 一ヵ月ほどたって、「現代コリア研究所」の佐藤勝巳所長(6日のブログに登場)に、何気なく、安明進氏がこんなことを言っていましたよと漁船員拉致の話をした。すると佐藤氏は身を乗り出して、「きっとそれは石川の漁船遭難事件ですよ」という。 
 「現代コリア研究所」では、以前からこの事件を拉致ではないかと睨んで調査を続けていたのだった。
 1963年、石川県で、夜、沿岸近くで漁をしていた3人が行方不明になった。漁船の乗組員の一人、寺越武志さんは当時13歳の中学2年生だった。遺体はあがらなかったが死亡とされ葬儀も行われた。
 その事件から24年が経った1987年、突然北朝鮮から、無事で生きているとの手紙が届く。その後、武志さんの母、友枝さんは、社会党代議士*2朝鮮総連の斡旋で北朝鮮に渡り、息子と涙の再会を果たしていた。当時「美談」とされたこのケースを、私たちは取材の結果、拉致と結論づけ、1997年5月10日、テレビ朝日ザ・スクープ」で放送した。
 しかし、武志さんがあくまで「遭難したところを北朝鮮の船に救助された」と言い張るため、今も政府は拉致事件と認定していない。

 「ザ・スクープ」と高世の関係については、「既に上で紹介しましたが」けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も参照ください。「ザ・スクープ」で初めて高世が「北朝鮮拉致報道(安明進横田めぐみ拉致証言)」をするのが「1997年2月8日」でした。


拉致と不審な電話(R4.4.26): 荒木和博BLOG
 5分8秒の動画です。タイトルだけで見る気が失せます。実際見る価値はありませんが。
 第一にこの荒木動画は過去の

失踪後の電話について(8月18日のショートメッセージです): 荒木和博BLOG2020.8.18
失踪後の不審な電話(10月2日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG2020.10.2

と大同小異の内容です。同じ内容を何度話せば気が済むのか。よほど話すネタに詰まってるのでしょう。それは「拉致に解決の展望がない」と「荒木が事実上自白している」ということですが。
 なお、これらについては拙記事で

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年8/18日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ
 それはどう善意に理解しても「その無言電話や不審電話は、失踪に関わりがあるかもしれない」「その無言電話や不審電話をした人間が失踪者を拉致したのかもしれない」程度の話でしかありません。
 実際には「単なる間違い電話やイタズラ電話」かもしれない。当然「単なる間違い電話やイタズラ電話」ならば、失踪とは何の関係もありません。
 仮に「無言電話や不審電話をした人間が失踪者を拉致した」のだとしてもそれを「北朝鮮工作員だ」と見なすまともな根拠は何もありません。
 いや百歩譲って「北朝鮮工作員」だとしても、こんなあやふやな話で何ができるのかという話です。特定失踪者の拉致認定なんかあるわけが無い。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年10/2日分:荒木和博の巻) - bogus-simotukareのブログ
 「いたずらや間違い電話」と見るのが一番自然でしょう。仮に「不審電話と失踪の間に関係がある」としても、それは「その失踪が北朝鮮拉致だ」と見なせる根拠には全くなりません。そもそもここで荒木がいう「失踪者」とは「国内で40人も発見された例の特定失踪者(自発的失踪が含まれる)」ですからお話になりません。
(中略)
 誰が何故そんな電話をしたのか、なんてことはもはやわかりません。繰り返しますが、北朝鮮工作員どころか「イタズラ電話や間違い電話」かもしれない。仮に「拉致実行犯の電話」だとしてもそれが「北朝鮮工作員」だなんて判断できる根拠はもちろん無い。そもそもその「電話の主」が誰なのかも分かりようが無い。
 荒木ら巣くう会一味も根拠レスで妄想を放言しているにすぎません。
 そんなことでは仮に「百歩譲って」
1)その失踪が「自発的失踪や事故ではなく」拉致であり
2)実行犯が北朝鮮工作員であり
3)不審電話の主もその北朝鮮工作員だとしても、その犯人が逮捕できるわけでも無ければ、拉致被害者救出に役立つわけでも無い。

と批判しました。従って「無駄な手間をかけたくない」ので今回は改めての批判はしません。

*1:荒木が非難する嶋崎譲氏のこと

*2:荒木が非難する嶋崎譲氏のこと