今日の中国ニュース(2022年6月22日分)

【編集者のおすすめ】『スパイ』中国との防諜戦最前線 - 産経ニュース

◆『日本が中国の「自治区」になる』(2010年、産経新聞出版
◆『日本は中国人の国になる』(2012年、徳間書店
◆『中韓に食い物にされるニッポン:在日特権偽装難民を許すな!』(2015年、文芸社
◆『在日特権と犯罪』(2016年、青林堂
◆『寄生難民』(2017年、青林堂

という陰謀論者・坂東忠信の本なので論外の代物です(版元は近年、ウヨ化が進む青林堂)。


【湯浅博の世界読解】中国衰退の足音が聞こえる - 産経ニュース
 吹き出しました。どこにそんな足音が聞こえるのか。


【陳銘俊の一筆両断】目覚めよニッポン! - 産経ニュース

 高校生の修学旅行先に台湾*1を選ぶことによって、自分たちの先輩がしたこと*2に誇りを感じ、自信を持つことができたという話も聞く。これは反日の国に修学旅行で行って、自虐的な気持ちを持って帰国*3するより、よほど若い人のためになることだと思われる。

 やれやれです。「反日の国とはどこのことか(名前を出すのはさすがに外交上、まずいというせこい判断をしてるのでしょうが)」「中国、韓国とか言うのか?」と聴きたくなります。こんな「日本ウヨに媚びる人間のくず」が「台北駐福岡経済文化弁事処長(総領事)」というのだから蔡英文政権には心底呆れます。いくら「経済大国・中国」に「政治的に敗北してる→日本の台湾ロビーに媚びたい」とはいえ、仮にも公人がこんな醜悪な真似をして恥ずかしくないのか。「貧すれば鈍する」としか言い様がない。


【浪速風】やっぱり常態化した中露軍艦の「津軽」通過 - 産経ニュース
 「常態化」してるのならば「政治的是非」はともかくおそらく「違法性はない」のでしょう。
 そして日本政府は「抗議しなくても政治的に大して問題ない」と評価してるのでしょう。産経が騒ぐほどの大問題ではないように思います。


明石元二郎のドキュメンタリー映画完成 7月3日に上映会(1/3ページ) - 産経ニュース
 まともな映画なら反対しませんが「我、死して護国の鬼とならん」という「右翼的なタイトル」の上に「明石は台湾総督として日台友好」云々で「『この命、義に捧ぐ:台湾を救った陸軍中将根本博*4の奇跡』(2013年、角川文庫)なる著書がある右翼活動家・門田隆将が映画制作に関与」では「果たしてまともな代物なのか?」疑問符がつきます。

 再現ドラマの明石*5役は、福岡を拠点に活動する元宝塚歌劇団男役の穂高ゆうさんが務め

 「何じゃ、そりゃ?」ですね。普通に「男性俳優」でいいでしょうに。


G7の市民、対中認識が悪化 台湾侵攻「警戒」50%超 - 産経ニュース
 「調査結果」が事実なら「おいおい」ですね。「ロシアの苦戦」「国連総会ロシア非難決議や欧米主導の対ロシア経済制裁」などを考えればむしろ「話は逆」でしょうに。
 「ロシアがゼレンスキー政権打倒に成功」「国連総会でも非難決議不成立」ならともかく「今のロシア」を見て中国が台湾侵攻したがるわけもない。
 その程度の常識は習近平政権にもあるでしょう。プーチンははっきり言って常軌を逸しています。

*1:俺は「京都(中学)」「広島(高校)」と国内旅行でしたね。

*2:そもそも「霧社事件(戦前台湾での反日暴動事件)」などでわかるように「日本の台湾統治」も「バラ色ではない」。蔡英文政権が「中国との対決」のために日本ウヨに媚びてるだけの話です。

*3:日本の植民地統治について贖罪の気持ちを持って何が悪いのかと心底呆れます。

*4:戦前、南支那方面軍参謀長、駐蒙軍司令官、北支那方面軍司令官など歴任。戦後、蒋介石軍の顧問として「金門島の戦い」に関与したとされる(根本博 - Wikipedia参照)。

*5:フランス公使館付陸軍武官、ロシア公使館付陸軍武官、朝鮮総督府警務総長(憲兵司令官兼務)、参謀次長、第6師団長(熊本)、台湾総督(台湾軍司令官兼務)など歴任。台湾総督在任中に病死。なお、ググった限りでは明石については「入手容易」で「ある程度信用できそうな学術的な本」はなさそうです(豊田穣『情報将軍明石元二郎:ロシアを倒したスパイ大将の生涯』(1994年、光人社NF文庫)、野村敏雄『明石元二郎日露戦争を勝利に導いた「奇略の参謀」』(2005年、PHP文庫)、清水克之『豪快痛快・世界の歴史を変えた日本人:明石元二郎の生涯』(2009年、星雲社)、前坂俊之『日露インテリジェンス戦争を制した天才参謀明石元二郎大佐』(2011年、新人物往来社)など、ウヨが書いたらしい「明石スゴイ本」ばかりがヒットする)。