れいわ参戦、「非自民票」争奪戦激化 参院選埼玉 - 産経ニュース
id:kojitaken氏も『東京選挙区のれいわ出馬』について同様の批判をしていますが「余計なことするな」といいたくなりますね。おそらく「れいわ」と最も支持層がかぶるのは共産であり、れいわの出馬は共産を不利にし、自民、公明、維新を利するだけだからです。
「れいわのせいで共倒れ」という最悪の事態すら危惧される。
野党共闘候補を無視しての「山本の都知事選出馬強行」といい、「自分さえ良ければいい、たとえ自民を利しても」つう「山本のれいわ」には心底怒りを禁じ得ません。しかもそれでも「れいわにとってすら、利益があったか疑問(都知事選の場合、山本が惨敗)」なのだから全く最悪な連中です。れいわなんぞ支持する人間の気が知れません。
自民が連合に接近、野党勢力を分断 芳野氏を招聘 - 産経ニュース
「政策実現」狙う連合、立民は野党分断を警戒 自民会合出席 - 産経ニュース
もはや連合は労組と呼べる団体ではないでしょう。
「福岡の偉人を次代に継承」明石元二郎顕彰碑を建立 - 産経ニュース
「福岡県郷友連盟(郷友連盟は右翼団体)」という時点で「なるほどね」ですね。
「台湾総督としての功績がー」といったところで真に彼らウヨが宣伝したいのは
明石は*1は、日露戦争前から巨額の機密費を活用しながら欧州でロシア革命を扇動し、帝政ロシアを裏側から揺さぶり不安定化させた。その活躍は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」といった歴史小説で知られ、(ボーガス注:第3軍司令官・乃木希典*2が活躍した)奉天会戦や(ボーガス注:連合艦隊司令長官・東郷平八郎*3が活躍した)日本海海戦の勝利とともに日露戦争勝利の三大要因とされた。ドイツ皇帝ウィルヘルム2世は「明石一人で20万人の日本軍に匹敵する戦果をあげた」とたたえたといわれる。
という「日露戦争の活躍」云々ではないか。
ただし、明石元二郎 - Wikipediaによればそうした主張は「明石の自慢話」を元にした過大評価であり、「明石の諜報活動」が日露戦争勝利に結びついたと言えるまともな根拠はないようですが。
つまり「戦争の功績を手放しで称えていいのか」以前に「出任せの疑いが濃厚」です。
まあ「台湾総督としての功績がー」だって、今の時代「植民地統治」を無邪気に礼賛することにも相当に問題がありますが。
つうか、そもそも「1年4か月しか在任しなかった明石」には総督として目立った功績がないようですが。
ちなみに「福岡の偉人」といった場合
◆松本治一郎 - Wikipedia
戦前、全国水平社議長。戦後、部落解放全国委員会(後に部落解放同盟に改称)委員長。
が思い浮かぶところですが、この種のウヨ団体にとってはこうした左派は評価に値しないでしょう。
一方で
◆中野正剛 - Wikipedia
東方会総裁
など右翼人士は評価の対象なのでしょう。
【参考:日本郷友連盟】
日本郷友連盟 - Wikipedia
日本軍関係者によって戦後結成された一般社団法人。現在は自衛隊の元幹部が中心となっている。憲法改正に関する主張などから、反共右翼団体とみなされている。
◆沿革
初代会長に元関東軍司令官・植田謙吉*4、初代理事長兼副会長に元支那派遣軍総司令官・岡村寧次*5が就任し、1955年に発足。
2010年1月24日に実施された、第77回自民党定期党大会にて、自民党の友好団体として表彰されている。
2020年現在、元陸上幕僚長、元統合幕僚会議議長である寺島泰三が第9代会長を務めている。
吉村知事が濃厚接触者に 同居家族がコロナ陽性 - 産経ニュース
吉村が酷い目に遭うことで過去の自分らのデタラメなコロナ対応を少しは反省して欲しいと思うが、「軽く済んで」さらに甘く考える危険性もあります。
【産経・FNN合同世論調査】緊急事態条項「賛成」7割超、立民支持層でも6割 - 産経ニュース
事実ならば「アホか」と唖然ですね(産経だと誘導尋問の疑いが否定できませんが)。日本に侵攻してくる国があると本気で思ってるのか?。そもそも戦前日本ですら「戒厳令(緊急事態条項)」などほとんど発動してないのに。
産経は「理解が進んでる」と強弁しますが実際には「ウクライナ侵攻」でムードに流されてるだけでしょう。日本人であることに日々絶望的になります。まあ、「条項が具体化すれば」賛成論は減るかもしれませんが。
【産経・FNN合同世論調査】防衛費「増額すべきだ」57% ウクライナ侵攻で関心高く - 産経ニュース
北欧の福祉大国に比べて貧弱な福祉なのに、そして既に自衛隊は世界有数の軍事力なのに「日本人はバカなのか」とうんざりします。
まあ実際「バカ」なのでしょう。おそらく日本人の多数派は、軍事や福祉について知識が欠落しているし、知識を持つ気もない。
そういう連中にどう日本の「貧弱な福祉」と「世界有数の軍事力」を伝えていくか。頭の痛い話ではあります。
東京・練馬区長に前川氏3選 野党系吉田氏との激戦制す - 産経ニュース
投票率の低さといい、敗戦という結果と言い残念ですが、ひとまず野党共闘が成立したことと「2000票差」という僅差であることは評価したい。
【主張】科学技術週間 研究開発を支える社会に - 産経ニュース
「科学予算の増額」を主張するどころか「軍拡(結果として科学予算が減額となる)」を主張する新聞がよくも言ったもんです。
税金ではなく「基金」という点に呆れますね。
外交評論家の岡本行夫さんがコロナ禍により74歳で亡くなってから、まもなく2年になる。
これについては産経新聞ほかは、皇室、自分の会社の社長・会長、櫻井よしこらがコロナウイルスで死んでも、安倍晋三を批判しないのだろうと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。
▼今週21日に東京都内のホテルでしのぶ会が開催される。三回忌を前に2冊目の遺著『危機の外交 岡本行夫自伝*6』が出た。日本の没落をなんとか食い止めようと奔走した不世出の外交官による、憂国の書といえる。
▼とりわけ話題を呼びそうなのが、橋本龍太郎内閣で沖縄問題を担当する首相補佐官を務めていた際のエピソードである。岡本さんに協力する官僚OBのチームは、普天間から辺野古に移設される飛行場の設計図を作っていた。
▼辺野古の環礁の浅瀬に将来撤去可能な滑走路を1本造り、対岸の米軍キャンプ・シュワブと桟橋で結ぶ。滑走路の下にトンネルを造って海水を循環させ、新たなサンゴ礁を育成する仕組みが自慢である。辺野古の海にもボンベを背負って潜った岡本さんにとって、環境保全は絶対条件だった。しかも現行計画に比べて建設費用は約6分の1、施工期間も大幅に短縮される。
▼橋本内閣の梶山静六官房長官に提出され、民主党政権の鳩山由紀夫首相も目を通している。しかし、日の目を見ることはなかった。岡本さんの「想像もしなかった」人々、防衛省の技官たちの反対によるものだった。
勿論これだけでは「情報が少なすぎて」何とも言えません。産経は「岡本の名案を防衛省の技官が不当にも潰し、それを政治家たちも容認した」と言いたいようですが。この辺り、遺著とやらを読めば少しは分かるのか?
勿論基地反対派が問題にしてるのは、基地の是非であり、仮に「岡本の案」がましだとしても、それは「基地反対派の納得する物」ではなかったでしょう。
それにしても不世出の外交官ねえ(苦笑)。
以前今日の産経ニュースほか(コロナ問題:2020年5月14日分) - bogus-simotukareのブログで
1)「不世出」といえば小生は
【産経抄】10月23日 - bogus-simotukareのブログ
坂田さんはどういう人か知りませんが藤沢さんは大分個性が強い人のようですからね。NHKが藤沢さんが亡くなった直後に放送した追悼番組*1によれば。
出演者のコメントもスゴイ。
◆本妻「何度別れようと思ったかわからない」
◆本妻のお子さん「何度殺そうと思ったかわからない」
◆日本棋院理事長の大竹英雄氏「不世出でいいですよ。あんな人が何人も出たらわれわれの体が持たない」(「藤沢さんは不世出の棋士と言われていますが」というNHKの質問に)なんて記事を過去に書いていますね。
2)「不世出」と言えば、城山三郎『官僚たちの夏』(新潮文庫)に面白いエピソードがあるのを思い出しました(以下は、手元に『官僚たちの夏』がないので、ウィキペディア『官僚たちの夏』を参考にうろ覚えで書いていますが)。
『官僚たちの夏』の主人公・風越信吾(佐橋滋元通産事務次官がモデルとされる)自身も「異色官僚」「不世出の官僚」として描かれていますが、それはともかく。風越の部下・鮎川官房長(佐橋の部下で官房長在任中に病死した川原英之氏がモデルとされる)が在任中に病死します。
「通産省で葬儀を行うべきだ」とする風越に「いくら官房長でもそんなことは前例がない」という周囲に風越は「鮎川が不世出の官僚だと言うことも分からないのか!。通産省で葬儀をしなかったら我々が世間に笑われ、呆れられる」と啖呵を切り持ち前の行動力で通産省による葬儀を実施します。
で、まあ小説だから当たり前ですが、「モデルとされた人物が実際どうなのか」はともかく、風越も鮎川も「人間的欠陥がない」とは言いませんが魅力的に描かれています。
確かに鮎川は「不世出の官僚だ(切れ者であると共に人格者でもある)」と思わせる描写だし、部下にそこまで思い入れることが出来る風腰も人情家として描かれている。
で岡本ですが、彼が在任中に死んだとして「不世出の官僚だから外務省で葬儀をやろう」なんて話になるんですかね。到底ならないと思いますが。
と書いていますが不世出なんて言葉はそんなに簡単に使える言葉ではない。
まあ不世出の外交官といえば、「小泉訪朝の田中均氏」などはそう言っていいのではないか。