松竹伸幸のバカさに呆れる(2022年7月26日記載)

 松竹伸幸&朝日新聞のバカさに呆れる(2022年7月14日記載)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで批判した「朝日」社説が共産党に党首公選を勧めているけれど | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba共産党の党首公選を考える・1 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaの続きです。


共産党の党首公選を考える・7 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 社民党の場合、所属している都道府県連の推薦が不可欠だが、プラスして必要なのは国会議員の3分の1の推薦か、それが無理なら党員200人の推薦でもいいことになっている。だからこれまで、国会議員でも役員でもない石川大我氏(東京都豊島区議会議員、現在は立憲民主党所属の国会議員)が立候補し、党首選挙を闘った実績がある。

 で、その社民党は今や「共産党どころか、れいわにすら獲得票数や支持率で追い抜かれてる」わけです。石川大我も結局「立民に逃亡」した。
 「党首公選はバラ色ではないこと」の証明でしょうが、これでよく松竹も脳天気に「党首公選!」とほざけるもんです。
 百歩譲って「党首公選」に意義を認めるにせよ、それは「松竹が言うほどの万能薬や特効薬ではない」事は明白でしょう。他にやるべき事はいくらでもある。
 まあ松竹が「とにかく自分は党首を公選したい」(あるいは、石川大我のように「党首公選に立候補したい」)「別に党勢拡大とか関係ない」というシンプルな話をするならともかく。


共産党の党首公選を考える・5 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 自民党が党首公選に踏み切ったのは、支持者を自民党につなぎとめるためである。

 「何が根拠だ?」ですね。そういう理由で自民支持してる支持者がどれほどいるのか。大抵の支持者はそんな理由での支持ではないでしょう。「箱物(高速道路、新幹線など)建設」などもっと実利優先でしょう。
 というか、自民党の場合「自民党政治家の個人後援会の会員」は多いが、「必ずしも正式な自民党員は多くない(ほとんどの支持者は党首公選の権利がそもそもない)」という特徴があります。
 それに「三木総裁(椎名*1裁定)」「竹下総裁(中曽根裁定)」「宇野総裁(竹下裁定)」のような「公選でない総裁決定」も過去にはある。
 その辺りを松竹はどう理解してるのか?

 野党も、党員になれば党首を選べることを売りにして、党員の拡大をしている。

 で「それが党員拡大にどれほど役立ってるんですか?」ですね。具体的なデータも出さずに思いつきで議論しても水掛け論でしかない。
 そもそも「党首公選の権利」があろうとなかろうと「政策面での共通性」「困っているときに助けてもらった恩義」など「支持できる理由」がなければ普通の人間は政党の党員にはなりません。

 田村さん*2が防弾チョッキの供与に反対しないと発言し、すぐに(ボーガス注:憲法九条の見地から不適切だったと)撤回したことがあった。幹部が態度表明をする仕組みを知っている私に言わせれば、田村さんが個人の判断で発言するわけもなく、それなりの決裁を通ったものだと思う。反対しないという態度にもそれなりの根拠、理由があるわけだ。

 本当にそんな決裁があるのかどうかはともかく。「防弾チョッキ供与賛成」松竹は「志位執行部が上から変えさせた」ということにしたいようですが、あれは明らかに「党内外の支持者多数」の批判による撤回でしょう。つまりほとんどの支持者は田村発言に「ノー」を表明した(俺もその一人ですが)。
 共産党が「党内外の批判を完全に無視することなどできない」「トップダウンで何でもできるわけではない」ことを示したのがあの一件でしょう。
 いずれにせよ田村氏の件と党首公選と何の関係があるのか?。何の関係もないでしょうに。

*1:当時、自民党副総裁(田中総裁時代)。なお、以前も別記事で書きましたが、椎名(岸派)は「戦前は岸の部下(岸商工次官の下で商工省総務局長、岸商工相の下で商工次官)」「戦後は岸の誘いで政界入りし、岸内閣官房長官」を務めた岸の側近であり、「三木総裁」は「今、福田赳夫(岸の子分)と大平(田中角栄が支援)が総裁選で戦って福田が勝てるか分からない。福田の総裁選挙体制を固めるまでに三木をワンポイントリリーフにしよう。三木ならクリーンイメージで田中金脈をごまかせるし」という「岸(椎名の親分)」が「椎名裁定の真の黒幕」というのが通説的見解です。しかし「ワンポイントリリーフ」とはいえ、政治的にカラーが違う三木(三木は護憲派、岸は改憲派)を担ぐことに躊躇しないとはさすが「昭和の妖怪」です。「共産をいたずらに敵視し、野党共闘に後ろ向きで自民を利する泉立民」とは随分違いますね。

*2:参院議員。日本共産党政策委員長