今日の中国ニュース(2022年8月6日分)(副題:ペロシの訪台に呆れる)

ペロシ(1940年生まれ)が82歳であることに気づいて驚く
 「既に議員を引退した小泉元首相や高齢大統領として健康が不安視されるバイデン大統領(1942年生まれ:今年で80歳)」等よりも年上の訳で「いい加減政界引退すべき」ではないか(勿論「引退間近だからこそ今回の暴挙をやった」という面はあるでしょう)。
 しかし「話が脱線します」が「2000年の大統領就任から20年以上に及ぶ長期政権」のプーチンが「今年で70歳(1952年生まれ)」ですからね。
 「48歳の若さで大統領になったこと」に気づいて改めて驚きます。


「中国料理店があるから台湾は中国」 報道官ツイートに失笑の嵐(AFP=時事) - Yahoo!ニュース
 「中国料理店」云々は仮に「例として不適切」だとしても「中国文化と台湾社会が歴史的に密接な関係があり、今もあること」の一例としてあげたにすぎないので、「世界各地(例:横浜、神戸、長崎の中華街など)に中国料理店がある」などと言って「反論した気になる」のは全く馬鹿げています。


安倍氏、台湾国会演説希望 生前、日華懇会長明かす - 産経ニュース
 生前「(台湾側が受け入れたかどうかという問題はあるが、受け入れてくれるならば)安倍がやろうと思えば一応できた(勿論、中国の批判は厳しいものになったでしょうが)」ことを考えれば「本当かよ?」ですね。


中国の核政策への米国の根拠なき非難に中国代表が反論--人民網日本語版--人民日報
 核兵器保有数なら、勿論「米国が圧倒的(米国を保有数で超えるのはロシアのみ)」な上に「中国は核先制攻撃しないことを一応公約してるが米国は公約していない」ので「非核国ならまだしも、お前に言われたくない」と中国が反発するのも当然です。


米製菓大手、「スニッカーズ」CMで台湾を国扱い 中国に謝罪(AFP=時事) - Yahoo!ニュース
 「すぐに謝罪」とは「そもそも問題を認識していなかった」わけで「どれほど政治的に鈍感なのか」と企業側に呆れます。


緊迫の“台湾有事シミュレーション”自衛隊の対応決める「事態認定」疑似政府の決断は(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
 おいおいですね。「中台、中米間の仲介役」ならまだしも、事態をさらに緊張させてどうするのか。中国の行為は「是非はともかく」、『台湾独立宣言など絶対に許さない』という政治的アピールにそもそも過ぎません。なお「一部の自民議員が出席した会議」にすぎず「自民党の会議ではないこと」を指摘しておきます。
 それにしても、シミュレーションでの

(総理大臣役 小野寺五典*1議員)
官房長官役 木原稔*2議員)
国土交通大臣役 細野豪志*3議員)
防衛大臣役 大塚拓*4議員)

というのには吹き出しました。「お前らがそれほどのタマかよ」ですね(特に民主党出身で『コウモリ野郎』『変節者』などと自民党内で軽く見られてるであろう細野が)。恐らく「シミュレーションとして演じただけです」ではなく「いずれはそうなりたい」という希望の表れでしょうし。


台湾国防部「重大な挑発行為」“中国軍が「中間線」越え活動” | NHK | 米中対立
 「中間線超え」といったところで中国からすれば「知らんがな」でしょう。「中間線」とは「公文書による中台間の明確な合意」ではなく「不文律(暗黙の了解)」にすぎないからです。
 台湾海峡「中間線」とは 続いた暗黙、今後は懸念も:朝日新聞デジタルで真山全・大阪大学教授も「中台の合意文書があるわけではない」としています。
 中国は「お前ら台湾がペロシ訪台などで挑発してきたくせに不文律を守れとかふざけてんのか」「あえて言えば今までだって法的な意味では守る必要なんてなかった(単に政治的配慮)」と思ってるんじゃないか。


「台湾有事は日本有事」が現実に 中国演習で高まる脅威 - 産経ニュース
 今回の演習について「否定的」「批判的」な立場の場合ですらまともな人間は産経のようなアホなことは言わないでしょう。
 「ペロシ訪台」に対して「独立宣言など認めない、宣言した場合は軍事侵攻の覚悟もある」という政治アピールとしての演習に過ぎないからです。

*1:第二次、第四次安倍内閣防衛相

*2:第二次安倍内閣防衛大臣政務官、第四次安倍内閣財務副大臣を歴任

*3:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行’(蓮舫代表時代)、希望の党憲法調査会長など歴任

*4:第三次安倍内閣で財務副大臣