今日の中国ニュース(2023年4月11日分)

【正論】領土保全こそ国家主権の責務 東京大学名誉教授・小堀桂一郎 - 産経ニュース
 北方領土竹島の問題かと思いきや「中国企業が日本の土地を買ってる」という話を延々とするので呆れます。


【主張】中国の駐仏大使 主権否定の暴言許されぬ - 産経ニュース
 勿論「問題発言」ですが、さすがにこれは「中国の田母神」であり政府見解ではないでしょう。更迭も十分あり得るのではないか。


【古典個展 大阪大名誉教授 加地伸行】中国人の便宜主義に注意 - 産経ニュース

 中国人特有の便宜主義―その奥にある徹底的利己主義である。
 大陸の政権ではないが、「中国人」という意味で私の体験を紹介したい。その昔、私は台湾に留学した。名古屋大学助教授のときである。
 若い助手に万々よろしくと身分を示して挨拶した。その助手の返事の第一声に驚いた。彼女は、なんとこう言ったのである。「(名大助教授の)給料はいくらか」と。

 それ利己主義て話なんですかね?。まあ、日本人は「給与がいくらか」なんてデリケートな話はよほど親しくない限りしませんが。

 中国人はお愛想を言うのも上手である。

 そんなのは何処の国でも同じでしょう。本音だけで生きてる人間なんてどこにもいない。「嘘も方便」と言う奴です。

 中国政権は堂々とこう言っている。政治は共産主義(中国憲法では社会主義)、経済は資本主義でいく、と。

 中国の公式見解では「資本主義」ではなく「資本主義的要素(市場経済など)を取り入れた中国型社会主義経済」だと思いますが。
 いずれにせよ「ベトナムドイモイ」など中国以外の共産国もやってることなので「はあ?」ですね。その程度のことが「中国人特有の便宜主義」なのか。


台湾、中国のミサイル攻撃に脆弱 流出の米機密文書、米紙報道 - 産経ニュース
 勿論この文書が事実かどうかは分かりません。
 「(台湾は中国の軍事侵攻を防げないとして)台湾の反中国運動を牽制するための中国政府の情報工作」「(今のままでは台湾は中国の軍事侵攻を防げないとして)軍拡を正当化するための台湾政府の情報工作」の可能性は十分ある。但し、「事実であるならば」蔡英文政権が現在取っているような「反中国路線」は非常識でしょう。
 中国にへいこらしろとは言いませんが、一定の中台友好関係構築に努めるべきです。


ブラジルのルーラ大統領が上海訪問 中国重視が鮮明に | NHK | 中国
 タイトルが「反中国的」で「何だかなあ」ですね。ブラジルに限らず経済大国「中国」を重視しない国が何処にあるのか。


台湾有事なら日本はポーランドのような役割=自民党・木原稔氏 | ロイター
 中台有事を「回避しようとする」のではなく「当然のモノ」として扱うような発言には心底呆れます。
 こうした発言は中国側に「日本右翼が台湾独立論を扇動している」と見なされても文句は言えないでしょう。


リベラル21 放蕩無頼のダライ・ラマ!!(阿部治平)

 ダライ・ラマ六世の詩の日本語版が今枝由郎*1・海老原志穂共訳『ダライ・ラマ六世恋愛詩集』として岩波書店から出版された。

 そんなことがリベラル21の表看板である護憲、軍縮、共生と何の関係があるのかと心底呆れます。


【主張】マクロン仏大統領 台湾見捨てる愚言撤回を - 産経ニュース
 マクロンの立場は「米中対立、中台対立では中立の立場を取り、対立を助長しない」という主張と理解すべきでしょう。
 「中国が台湾侵攻しても容認する」と言う主張ではない。


仏大統領の台湾発言が波紋 「我々の危機ではない」 - 産経ニュース
 「台湾問題で米中が激しく対立しようとも我々EUはそれから距離を置くべきだ」「米中どちらかに肩入れすべきではない(中立の立場を取るべきだ)」というのは俺も全く同感です。そうしたマクロンを「反中国」の立場から批判する右派政治家も勿論欧米にはいるわけですが。

*1:著書『ブータンに魅せられて』(2008年、岩波新書)、『ブッダが説いた幸せな生き方』(2021年、岩波新書