松竹伸幸の「失敗」について考える、他(2023年5/7日分)(副題:支持者作りの重要性)

 以前から「松竹の失敗」については何か書こうと思っていたので今回書いてみます。
 さて松竹除名ですが除名直後は、
党首公選 共産は「異論を許さない」集団ではないはずだ | | 松竹伸幸 | 毎日新聞「政治プレミア」2023.2.22
等、松竹インタビュー記事等を報じたマスコミも今となっては「ほとんど松竹を取り上げません」。
 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaを見ても最近の記事で「メディアで取り上げられた」云々なんて記事はビデオニュースドットコムに登場 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaだけです。何も松竹が「ビデオニュースドットコム」を何らかの理由で「特筆大書したい」わけでもなければ、他のメディア出演を「サプライズ狙いで隠してる」わけでもなく、「ビデオニュースドットコム」位しか松竹を相手にしてくれないのでしょう。
 こうした状況が「松竹に有利」に今後変化すれば、「失敗」とはいえなくなるので、今回の記事内容は「訂正します」が今のところ変わりそうにもない。
 もはや松竹(そして類友の鈴木)も「失敗した」といっていいでしょう。
 なぜそうなったか。
 それは「党内にも党外にも松竹や鈴木の支持者がいなかったから」でしょう(拙記事コメント欄でid:Bill_McCrearyさんからも賛同頂きましたが)。
 だからこそマスコミも「全然支持者がいない運動じゃねえ、取り上げてもねえ(苦笑)」で報道しなくなった。
 「松竹の主張の賛同者」でもない限り「全然支持者がいない運動」を報じる動機がない。
 「支持者が全然いない」という点は別に「党規約の分派禁止規程がー」と言う話ではないでしょう。
 松竹にも鈴木にも「支持者作りをする能力」どころか「意思すらなかった」ということではないか。
 多分彼らは「俺は正論を言ってる、だからマスコミが報じれば皆が支持する」「文春新書から出せば(あるいは、日本記者クラブで記者会見すれば)マスコミも大々的に報じてくれる」と甘く考えていたのではないか(彼らの主張が正論かどうかはひとまず置きます。俺は勿論正しいと思っていませんが)。
 しかし「それで済むなら誰も苦労しない」のは今更言うまでもないでしょう。この辺りは、彼らが批判する志位執行部の方がよほど「シビアに実感してる」でしょう。
 「正論なら支持してくれる(支持者作りに苦労しなくてもいい)」「立派な正論を作りさえすればいい」という考えの甘さを改めて「教えてくれた」のが松竹(鈴木)の惨状と言えるでしょう。
 というか、そんなことは「政治活動をしてなくても、常識で分かるレベルの話」だと個人的には思うのですが(苦笑)。


不破哲三氏の83年自己批判の意味・1 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 共産党が刊行した「松竹パンフ」に反論する文書を書こうとしたが、それでは低水準の議論につきあうことになって、まともなものが書けそうにないので、共産党の2000年の規約改正、2004年の綱領改正の意味、背景を論じる本を書くこととしたと、先日のブログで書いた。
 そこで本日から、その本の問題意識について、アトランダムに書いていく。いくつかのテーマに分かれた本なので、このブログ記事のタイトルもテーマにつれて変わってくる。
 まずは、不破氏の1983年の自己批判のことである。これは2000年の規約改正を論じるうえで不可欠の問題だ。

 今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する(2023年5/2日分) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが「低水準」「まともな物が書けそうにない(そもそも松竹が一度でもまともな文章を書いたことがあるか疑問ですが)」云々などとは「除名されて当然」の「党への挑発行為、侮辱行為」にもほどがありますがそれはさておき。
 日本共産党によほど興味のある人間でない限り不破氏の1983年の自己批判や、共産党の2000年の規約改正、2004年の綱領改正の意味、背景には何の興味もないでしょう(そもそも多くの人間はそうした事実を知らないでしょう)。
 しかもそんなことは「松竹の主張が党規約や綱領に違反してるかどうか」「松竹の除名処分が妥当かどうか」と関係があるとはとても言えないでしょう。
 つまりこんなことを書けば書くほど、松竹は「世間から忘れ去られていく」。
 そもそも松竹は「何故除名直後にそういう話をしなかったのか」と言う話でもある。
 結局、松竹は「当初は、党外へのアピールしか考えてなかった」のでしょう。「党内は志位執行部の締め付けが厳しいから、賛同者は少ないだろう。ならば党外へアピールしよう。党外の支持の方が期待できる」と。
 だからこそ「党外の人間が興味を持ちそうにない」不破氏の1983年の自己批判や、共産党の2000年の規約改正、2004年の綱領改正の意味、背景を全く論じなかった。
 しかし松竹の思惑に反し「党外の支持」が全然なかったことで今頃松竹は「党内へのアピール」をすることに決めたのでしょう。
 つまりは不破氏の1983年の自己批判や、共産党の2000年の規約改正、2004年の綱領改正の意味、背景を論じることによって「自己を正当化し、党内から支持者を集めよう」と言う算段です(どのように論じる気か知りませんが)。
 しかし「今更そんなことをしたところ」で、「党内から多数支持者が出る」とも思えず*1、今更劣勢は挽回できないでしょう。なお、以上は松竹記事に投稿しますが、いつものように掲載拒否でしょう。「自由な言論」という松竹のデマには心底呆れます。


5月5日の対談のレジメ | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 レジュメの掲載も結構ですが「実施報告」も上げたらどうなんですかね?。すぐに上げられないのなら「現在作成中」位の断りをしてもいいでしょうに。

*1:既に書きましたが、そもそも松竹自身がそのように否定的に認識して、党内への働きかけを怠ったのでしょうし。