リベラル21のバカさに呆れる他(2023年7月7日記載)

リベラル21 選挙日程に合わせて候補者調整すると言うのは、まともな「野党共闘」と言えない広原盛明)
 選挙の勝ち負けしか考えてない泉の「ご都合主義」が批判されています。当然ながら「泉のご都合主義」に応じない共産に対しては「アンチ共産」の広原ですら「当然の態度」と好意的評価です。

 朝日新聞(7月8日)の「泉氏一転 一本化を明言」との見出しは、誤報とまでは言えないまでも「早とちり」の感は免れない。

 「早とちり」ではなく「立民党贔屓」らしい「朝日の偏向」が露呈したと言うべきでしょう。
 なお、7/10(月曜)のTBSラジオ森本毅郎スタンバイ」の「日本全国8時です(コメンテーター・山田惠資氏)」も野党共闘問題を取り上げていましたが、
1)参院選敗北、補選全敗でも泉が野党共闘を真面目にやる気が「何故かない」
2)度重なる選挙敗北で「落ち目」な上に立民の都合しか考えない「ご都合主義」な泉に対し「維新」「国民民主」「共産」ともに「泉に協力するより独自路線の方が伸びるのではないか?」「どこまで共闘する気があるか疑わしい泉と無理して付き合いたくない」として泉がよほど「やる気を見せない」と協力する可能性皆無(特に立民と共闘しなくても、選挙で躍進した維新が)
3)小沢一派の「一本化」云々の動きも「泉が要求に従わないなら、泉を下ろして、小川元政調会長を代表にする」ほどの意気込みはなく、小沢元幹事長、小川元政調会長以外の「枝野前代表」「菅、野田最高顧問(元首相)」といった幹部連は小沢等の動きには呼応せず。小沢や小川も本気で一本化したいと言うよりは「泉が俺たちの要請を拒否したから衆院選で負けた」として、衆院選敗北を前提に「ポスト泉」での有利な地位を狙って「アリバイ作り」をしてるにすぎない可能性が濃厚。正直、「敗戦したら総辞職に追い込まれるであろう泉執行部(泉代表、岡田幹事長、長妻政調会長、逢坂、西村代表代行等)はともかく」小沢、小川に限らず、枝野、菅、野田も含めて皆「執行部の外にいる人間(菅、野田の最高顧問は実権のない名誉職にすぎない)」はむしろ「海江田代表の選挙敗北、辞任によって岡田(野田内閣副総理だが野田が選挙に敗北したことで一時的に謹慎を余儀なくされる。現在、立民党幹事長)が代表に就任し復権した」ように「泉の衆院選敗北をむしろ復権の好機になると思ってる(むしろ敗北万々歳ではないか)」のではないか。特に新進党日本新党新生党、旧民社党公明党などが合同)のような「政界再編を未だに狙ってる」とされる小沢は立民敗戦を契機に「自民反主流派、維新、国民民主、立民小沢グループ」による新党結成を目指そうとするのではないのか(注:仮に小沢の考えがそうだとしても俺は、自民反主流派、維新、国民民主どれもそんな物には応じないと思いますが)
として「一本化は困難」としていました。


リベラル21 中国から見たインドのデジタル戦略(阿部治平)
 「中国から見たインドのデジタル戦略」なんてことは「護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った」なんてことと何の関係があるのかと心底呆れます。
 しかも

【阿部治平】
『もうひとつのチベット現代史:プンツォク=ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店
チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版

といった中国関係の著書があるとは言え、「インドのデジタル問題」なんて「中国から見た」と修飾語をつけようとも、「インド専門家」でも「デジタル専門家」でもない阿部など「論じる適任者ではない」でしょう。
 いや「中国のデジタル問題」だって阿部など「論じる適任者ではない」でしょう。
 なお「中国、デジタル化」でググってヒットした

◆伊藤亜聖*1『デジタル化する新興国』(2020年、中公新書)
小池政就*2『中国のデジタルイノベーション:大学で孵化する起業家たち』(2022年、岩波新書

を紹介しておきます(俺は未読ですが)。

 インドが半導体製造に傾斜した工業化を目指すとしても、その速度は西側の期待通りにはならないだろう。インドが議会制民主主義国家である以上、一党支配で意思決定の早い中国と比べれば、政策の実現は緩やかなものにならざるをえない。

 やたら「民主主義」を強調する「反中国の阿部」ですが、「工業化を阻害する」インドの問題点としてはむしろ「カースト制度」「ヒンズー過激主義(モディ首相の支持母体)」「貧富の格差」等ではないか。
 なお、上記は阿部記事に投稿しますが恐らく掲載拒否でしょう。批判コメントを掲載拒否するなど「どう見てもリベラルとは言えない」リベラル21のデタラメさには心底呆れます。

*1:東大准教授。著書『現代中国の産業集積』(2015年、名古屋大学出版会)

*2:日中イノベーションセンター主席研究員。元衆院議員(みんなの党→結いの党→維新の党)