「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年7/29日分:島田洋一の巻)

島田洋一
 周りから「かわいい」とゴマをすられ、勘違いしてSNSに載せてしまったのだろう。
 田中均氏を尊敬したり、アメリカの警察は黒人いじめをやめて欲しいとツイートしたり、松川るい議員の感性には基本的疑問がある。
自民、松川女性局長を注意 フランス研修中の写真に批判 | 全国のニュース | 福井新聞ONLINE

 「おいおい」ですね。

視察?観光? 自民党女性局長の「エッフェル塔ポーズ」に批判が殺到 渡航費の原資は税金では…:東京新聞 TOKYO Web
 自民党女性局長の松川るい参院議員らがフランスへ海外視察旅行に行き、SNSで観光旅行の記念撮影のような写真を投稿して物議を醸している。松川氏らは「党費と応分の自己負担で行った」と言うが、エッフェル塔前で塔のまねをして観光旅行のようなポーズを撮るなど、はしゃいでいるととられても仕方ない様子も。費用の原資を調べると(ボーガス注:政党助成金という)税金の可能性が高いこうした旅行、どうあるべきなのか。(大杉はるか、木原育子)
「なんと上院はリュクサンブール宮殿。(略)それにパリの街の美しいこと!」
 自民党女性局長の松川るい参院議員は27日、訪問先のパリからX*1(旧ツイッター)に投稿した。
 議員が活動内容をSNSで発信すること自体に問題があるわけではないが、松川氏が投稿した1枚の写真には、批判が殺到。観光写真さながらに、エッフェル塔前に松川氏と別の女性2人がそろって、両手を頭上で合わせ、塔を模したポーズをとっていたからだ。「浮かれすぎ」などと指摘され、削除に追い込まれた。

仏視察の自民党議員に批判 SNSの投稿に視察参加の議員は…「みんな怒っている」【news23】 | TBS NEWS DIG
 フランス・パリの名所、エッフェル塔をバックにポーズをとる3人の写真。中央に写るのは、自民党松川るい参院議員です。
 SNSには、チーズがたっぷりのクロックムッシュ*2やフルーツの写真なども投稿されました。
 こうした写真がSNSにアップされると…
「観光旅行にしか見えない、悲しいです」
「物価上昇で国民が苦しんでいる最中、優雅にご旅行ですか?」
 街の人も…
男性
「仲良い人たちで旅行に行って楽しいねみたいな感じで、研修には見えない。見ていて気持ちよくはない」
男性
「これだけ見るとただの旅行、お遊びにしか見えない」
女性
「何を見せようとしているのか、何を大衆にアピールしようとしているのか何も伝わってこない。もっと大事なことがあるんじゃないかなって。あなたたちがやるべきことって何なんでしょう。大事なメッセージを届けてくれるような写真には見えない」
 JNNの取材に対して自民党幹部は「政党交付金は使っていません」と話しています。
小川彩佳*3キャスター
 政党交付金ではないということですが、そうだとすると研修のお金はどこから出たのでしょうか。
◆TBSスペシャルコメンテーター星浩*4
 こうした研修で政党交付金が使われたケースはこれまでもあるんですが、今回は「政党交付金ではないですよ」と自民党は火消しに躍起になっているということだと思います。政党という公的団体からの支出ですので、観光旅行まがいの研修に支出されるというのは好ましくないと思います。
◆小川キャスター
 そして、議員自ら選んでSNSで発信した写真のなかで、どう受け止められるのか考えなかったのかという感覚の部分も問われていると思うのですが、ここまで批判が広まった背景には何があるのでしょうか。
◆星氏
 今、国民生活は物価高で、防衛費の増税が予定されていて、少子化対策の負担増もありそうだし、円安で海外旅行になかなか行きづらいという状況ですよね。そういう国民の怒りに火がついたということで、岸田政権に対するダメージも大きいと思いますね。

という「フランス視察問題」と関係がない上に「何も問題がないこと(田中氏評価など)」をあげつらうとは何処まで島田はアホなのか。
 なお、この視察の団長は「自民女性局長・松川(菅義偉内閣で防衛大臣政務官)」であり「特に松川が批判されるのは当然」ですが、マスコミ報道に寄れば「今井絵理子*5(自民女性局長代理、参院議員)」「広瀬めぐみ、梶原大介(自民参院議員)」なども参加してることを指摘しておきます。
 ちなみに島田が悪口する松川(安倍派)ですが

松川るい - Wikipedia
 2014年、安倍内閣が掲げる「女性が輝く世界」を推進するため、外務省に新設された女性参画推進室の初代室長に起用された。
 2016年、外務省を退官し、参院選自民党公認大阪府選挙区から出馬し当選。

と言う御仁で明らかに「安倍のスカウト」です。今思えば「初代室長就任」自体が就任当時(2014年)から「政界転身を前提とした箔付け」だったのかもしれない。

島田洋一
 複数の保守派論客から「島田さんの腹黒*6は良かった」との感想をもらった。

 といいながら1)その「保守派論客」の実名(櫻井よしこ・国家基本問題研究所理事長、田久保忠衛日本会議会長、西岡力救う会会長など)、2)良かったと評価された理由をあげないのでは説得力は皆無です。

島田洋一
 木原誠二官房副長官をその風貌や「異次元のサービス、追加料金(増税)一切なし」といった物言いから“ピンサロのフロアマネージャー“と呼んできたが、彼をめぐる状況が深刻になり過ぎて使いにくくなった

 文春報道について木原が「名誉毀損」で訴えたことで「ピンサロのフロアマネージャー」呼ばわりも「提訴されるかも」と怯えだしたのでしょう。島田もわかりやすいほど「下劣で小心な男」です。

島田洋一
 知識も見識も欠く小泉首相を補佐し北の手玉に取られる事態を防いだのは安倍官房副長官だった。
 再び日朝首脳会談となれば木原誠二氏が岸田首相を補佐する。
 文春の記事が事実無根というならしっかり反論して疑惑を晴らしておくべきだ。

 週刊文春が安倍の「モリカケ疑惑」「レイプもみ消し疑惑」等を報じたときは「事実無根、安倍氏への誹謗」と抜かして安倍を擁護した男が木原疑惑(安倍同様、警察捜査への違法介入疑惑)ではこれです。心底呆れます。

*1:どうも「X」と言う呼び方は慣れません(だからこそ多くのマスコミが「旧ツイッター」と「家庭連合(旧統一協会)」のような呼び方をしている)

*2:ホットサンドイッチの一種。パンにハムとチーズをはさみ、フライパンで軽く焼いてベシャメルソースやモルネーソースを塗り、温かいうちに食べる(クロックムッシュ - Wikipedia参照)

*3:テレビ朝日アナウンサー。2019年6月3日よりTBSテレビの『NEWS23』のメインキャスターを担当

*4:1955年生まれ。朝日新聞ワシントン特派員、編集委員(政治担当)など歴任。2016年に朝日を退社し、TBSテレビ『ニュース23』メインキャスターに就任。現在は『ニュース23スペシャルコメンテーター。著書『自民党と戦後』(2005年、講談社現代新書)、『安倍政権の日本』(2006年、朝日新書)、『官房長官』(2014年、朝日選書)、『永田町政治の興亡』(2019年、朝日選書)等

*5:SPEED・元メンバー。第四次安倍内閣内閣府大臣政務官(当時の武田防災担当相の下で防災、竹本科学技術・IT担当相の下で科学技術・イノベーション、橋本女性活躍・男女共同参画担当相の下で女性活躍、男女共同参画を担当)

*6:島田『腹黒い世界の常識』(2023年、飛鳥新社