今日の産経ニュース(2023年8/13~15日分)

【終戦の日に】首相は核抑止の重要性語れ 悲劇を繰り返さぬために 論説委員長・榊原智 - 産経ニュース
 「悲劇を繰り返さぬために核廃絶」でない辺りが産経らしい(呆)。「銃犯罪をなくすために銃規制に反対(銃による犯罪抑止を主張)」の全米ライフル協会並みに酷い。


馬場代表、維新の連立入り排除せず 自公の衆院過半数割れで - 産経ニュース
 結局、維新は自民の補完勢力でしかないという話です。しかも「自社さ連立の新党さきがけ社民連出身の菅直人*1政調会長)」「自自公連立の自由党(小沢*2党首)」のような「ある程度まともな保守政党」ならまだしも「自民が極右方向に劣化=維新」なので有害でしかない。


【主張】共産党100年史 無謬性のドグマは放棄を - 産経ニュース
 「日本共産党が誤りを常に全て認めて真摯に謝罪している」とまでは言いませんが「無謬」という立場ではないことは以下で明白でしょう(恐らく他にもあるでしょうが、俺の気づいた物を紹介)。
 特に志位和夫委員長の幹部会報告/8中総2023.6.24│党紹介│日本共産党中央委員会(2023.6.24)は過去のこと(志位氏がまだ執行部入りしていない1950年代の優生保護法改定賛成、1970年代の同性愛認識等)ではなく「現状認識」ですしね。
 むしろ産経の「南京事件否定論」「慰安婦違法性否定論」等の方がよほど「戦前日本は無謬」のドグマです。

日本共産党第28回大会/綱領一部改定案の討論についての志位委員長の結語2020.1.20
 全党討論のなかで出された一つの意見にこたえておきたいと思います。それは、1970年代、「赤旗」に掲載された論文などで、同性愛を性的退廃の一形態だと否定的にのべたことについて、きちんと間違いと認めてほしいというものです。これは当時の党の認識が反映したものにほかならないものだと思います。これらは間違いであったことを、この大会の意思として明確に表明しておきたいと思います。

志位和夫委員長の幹部会報告/8中総2023.6.24│党紹介│日本共産党中央委員会2023.6.24
 日本共産党という組織と一人ひとりの党員のなかにも、ジェンダーは、無意識のうちに浸透し、内面化してきます。この面でのゆがみや立ち遅れが、党員、とくに女性党員の生き生きとした力の発揮をさまたげている現状が、わが党の党内にも残されています。そうした人権意識のゆがみや立ち遅れと向き合って、つねに自己変革する努力を続けることを、党活動・党建設の重要な柱として重視していきたいと思います。
 党規約で党員の権利と義務の冒頭に、「市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたす」ことを掲げる党として、あらゆるハラスメントを根絶することが強く求められています。
 この間、残念ながら、これに逆行する言動が党員を深く傷つけ、その成長を妨げ、党組織の民主的運営と団結を損なう事態が、一部に生まれています。ハラスメントについての社会的・国際的到達点に学び、日常活動で生まれた弱点を率直に指摘しあい、克服していく努力を、幹部会は先頭に立って行う決意であり、中央委員会総会の意思として確認したいと思います。

『日本共産党の百年』を発表/歴史への貢献と自己改革貫く/志位委員長が会見2023.7.26
 志位氏は、『百年』史が、「過去の欠陥と歴史的制約についてメスを入れている」ことに関して、旧「優生保護法」に対する党の態度の問題について語りました。1948年から1996年にわたり、強制不妊手術など憲法上の権利を違法に侵害してきた同法が1952年に改定された時に「党は賛成し、全会一致で成立させるという重大な誤りがあったことを明瞭にしました」として、「これまで党は、2018年、誤りを是正することへの『不作為』の責任があったことを表明してきましたが、『百年』史では、この問題での党の責任は『不作為』の責任にとどまらず、旧『優生保護法』改定に賛成したという誤りがあったと明記しました」と述べました。

*1:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相等を経て立憲民主党最高顧問

*2:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)等を歴任