◆松竹の「記者会見余録」
「記者会見余録」というから「記者会見絡みのこと(会見でこんな質問が出たのでこう応答した、会見に知人のA記者が出席していた等)」が書かれるかと思いきや以下の通り「松竹の再審査要求」とは関係があるかもしれませんが「記者会見と明らかに関係ないこと」ばかりが書かれることには苦笑し、脱力しました。タイトルと内容が明らかにずれており「タイトルを内容にあわせて例えば『除名再審査請求余録』等と変えるか」「内容をタイトル『記者会見余録』にあわせて変えるか」どちらかをすべきでしょう。しかし「記者会見での質疑応答」について、松竹がまるで書かないとはやはり記者などほとんど来ず「質問もほとんどなかった」のか?
除名再審査に向かう記者会見余録・1 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
(ボーガス注:松竹の)50年問題*1(ボーガス注:についての理解、認識)を深めなければならないと、いったん古本屋に出した*2『日本共産党50年問題資料集』(新日本出版社)などを、再購入したことは紹介しました。その2冊目に、分派として除名の対象になった宮本顕治の反論文が載っています。以下のようなものです。
◆「分派活動の全貌について」にたいする反論(1957.12.5 宮本顕治 )
除名再審査に向かう記者会見余録・2 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
共産党が50年問題の分裂を克服し、統一に向かったのが、大会としては第7回大会*3(1958年7月)。
除名再審査に向かう記者会見余録・3 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
昨日の記事に関して、KM生さんからコメントを頂いた。
「除名処分に対して党大会で再審査を求めた例としては、宮地健一氏*4が77年14大会に『愛知県委員会からされた除名処分に対する再審査請求』があります。
除名再審査に向かう記者会見余録・4 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
今回の『日本共産党の百年』を見ても、すべてが61年綱領・規約の発展で説明され、新綱領・新規約の意味が掘り下げられていない。
50年問題の時のように、最初から綱領を作り直すなどの大作業は不要なのである。新綱領・規約の神髄をつかめばいいのである。
赤字部分新綱領・規約の神髄をつかめばいいには大笑いです。
「志位執行部は新しい綱領の神髄をつかんでない、俺はつかんでる」て「つかんでたら除名されねえだろ」「そもそも新規約を作ったのは志位執行部なんだが?」て話です。
「作った人間(志位執行部)」に向かって「お前は綱領、規約を理解していない」。
何だか「私が入試問題のネタになった小説の作者なのに大学入試(国語)の『作者の考え』の解答と、私の考えが違ってた」という笑い話を思い出させます(例えば【悲報】筆者、“筆者の考え”を正確に読み取れず 立命館大准教授の著書が名門中学校の入試に→本人が挑戦も不正解に - ねとらぼ(2002.2.25)、国語の読解問題、作者自身が解いたら満点取れるのか!? :: デイリーポータルZ(2021.3.24)参照)。
あるいは「ユダ(勿論「日本共産党のユダ=反党分子」松竹とかけてる)がキリストに『あなたはキリスト教を理解してない』」という位くだらないと言うべきか。
それはともかくこの文章こそが「松竹が世間から相手にされないこと」の「大きな要因」でしょう。
松竹曰く「新綱領・規約の神髄をつかんでるのは志位執行部ではなくこの俺だ!」。
本気か詭弁かはともかく*5松竹は「反党行為をしていない」と主張する以上「党綱領、規約」を公然とは否定できません(勿論、いつまでそうした態度が取れるのかは疑問ですが。最終的に完全に右転落した筆坂秀世のようになるかもしれない)。
そうなると「党綱領、規約」を評価しない人間(典型的には自民、国民民主、維新などの右派ですが、左派でも例えば新左翼系は必ずしも共産に好意的ではない)にとっては「党綱領、規約に一定の価値を認める」松竹は何ら魅力的ではない。
一時は松竹を持ち上げてた面子(kojitaken、阿部治平、広原盛明など)も、松竹にあまり言及しなくなり、松竹から距離を置き始めたのはまさに「理由の一つはこれ(松竹が党規約、綱領に一定の価値を認めること)」でしょう(他にも松竹が予想以上に政治的に無能、無力で、世間から急速に話題にされなくなったというのもあるでしょうが)。
一方で「党綱領、規約」を評価する人間(典型的には勿論、志位執行部以下の共産党員や後援会員各位ですが)は、その多くは「執行部の認識が正しい、松竹は詭弁で居直ってる*6」「除名されて当然の反党分子だ」と認識している。
「党綱領、規約を評価した上で、松竹も評価する」なんて人間は「超少数派」のわけで当然多くの人間は松竹への興味を失っていきます。
除名再審査に向かう記者会見余録・了 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
先日(11日付)の「赤旗」で、次の講師資格試験の日程が発表された。10月15日(日)に、初級と中級をまとめて実施するらしい。
その記事の中に、「会場に持ち込める文献」が列挙されていて、志位氏の『新・綱領教室』がある。
この踏み込みが、綱領とどういう関係にあるのかが試験で書けないと、綱領を真に理解したことにならない。誰か受験する人のなかで、これを全部引用して、「この志位氏の立場は綱領に合致したものだ。なぜなら……」ということで理由を書ければ、上級試験でも合格するだろう。党首*7にだってなれる*8。
さて除名再審査に向かう記者会見余録・了 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaですが「引用は省略します」がこの記事についた「chocolate氏」のコメントに松竹がコメント欄で「応答しています」(ここでは松竹とchocolate氏のやりとりの内容については論じません)。
松竹は以前、
再びコメント欄と対応について | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba2023.2.26
コメント欄でご意見やご質問があった場合、なるべく*9誠実に対応したいと考えています。ただし、そのコメントに直接お返事するのではなく、ブログ記事のなかで自分の考え方を示すという形でやっていきます。コメントの内容は、「赤旗」など*10とかぶさるものも少なくないので、それに答えてやっていくことで、間接的にはお返事している*11ことになると考えるからです。
と書いていたのですがいつの間にか「説明もなし」で「コメント欄で応答もあり得る」と「勝手に方針を変更した」ようです。
まさか「松竹伸幸を名乗る全くの別人」が松竹ブログコメント欄で、松竹になりすまして勝手に「コメント」し、それを何故か松竹が容認してるわけでもないでしょう。そんな無茶苦茶なことは普通の人間はしないし、そんなことをされた松竹がコメント削除も何もしないで放置してるわけもない。
結局「都合の悪い質問を無視することを正当化するため」に「コメント欄では応答しない(ブログ記事本文で応答する*12)」としたものの「都合のいい質問*13」に応答したいという「欲望」を我慢できなかったのでしょう。そんなことをすれば再びコメント欄と対応について | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaと矛盾するし再びコメント欄と対応について | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaは「都合のいい質問に回答できない不利益を我慢してでも、都合の悪い質問から逃げたい」という考えだったのでしょうに、結局「都合のいい質問に応答したい」という欲望を我慢できないとは、松竹も呆れたバカです。
「一度表明した方針(コメント欄では応答しない。ブログ記事本文で応答する)」を説明もなしに「ご都合主義」に勝手に撤回して恥じない、こうした松竹のデタラメさには心底呆れます。まあ、それだけ松竹も「世間の松竹に対する無関心(宝島社新書は文春新書と違いほとんど話題になってない)」で精神的に追い込まれてるのでしょうが。
いずれにせよ再びコメント欄と対応について | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaで表明された「コメント欄では応答しない」と言う方針は事実上撤回されました(撤回したにもかかわらず再びコメント欄と対応について | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Amebaに「撤回の事実」を追記もしない松竹も呆れたバカですが)。
今後、松竹がコメント欄で応答しない質問は「故意に応答拒否していること」になるわけです(応答拒否の理由が何であれ)。
勿論コメントに直接お返事するのではなく、ブログ記事のなかで自分の考え方を示すという形でやっていきます。としてブログ記事で回答される保証も全くない。
こんな松竹のようなクズを評価できるid:kojitakenやinti-solには心底呆れます。
なお、上記は松竹記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。いつもながら「自由な言論」という松竹の嘘には呆れます。
*1:50年問題に対する理解を深めることは松竹の自由ですが、どうみても「党勢の拡大」「松竹の除名撤回」とは関係ないでしょう。
*2:「古本屋に出した」という「どう見ても書く必要のないこと」を書く辺り、「志位氏ら党執行部に故意に喧嘩を売ってる」と思われても文句は言えないでしょう。松竹だって「松竹の本を『あんな奴は相手にするだけ時間の無駄だ』と思い、古本屋に売ったが、松竹批判を本格的にしたいと考えが変わり(古本屋で)再購入した」等と「書く必要もない」のに誰かに書かれたら「一度は古本屋に売るほど価値のない本と言いたいのか!」「再購入も新刊じゃなくて古本屋か!。そんなに定価で買いたくないアピールしたいのか!」「何のためにこんなことを書いた?。俺への挑発か!」と激怒するでしょうに(呆)。
*3:党綱領は継続審議となり、当面の行動綱領と規約が採択された(1961年の第8回党大会で綱領を採択)。大会後の第1回中央委員会総会では野坂参三が議長に、宮本顕治が書記長に選出された(日本共産党第7回大会 - Wikipedia、日本共産党第8回大会 - Wikipedia参照)
*4:1937年生まれ。1960年に日本共産党に入党。1976年に専従職員を解任。1977年に除名。著書『検証・大須事件の全貌』(2009年、御茶ノ水書房)(宮地健一 - Wikipedia参照)
*5:詭弁だと思いますが
*6:俺も党員、後援会員ではないものの、党外の支持者としてそうした認識です。
*7:松竹が「委員長」と書きたがらないことには呆れます。党首名称を「委員長(社会党時代)」から「党首」に変更した「社民党」、「代表」に変更した「公明党(1994年の石田幸四郎委員長時代(石田は細川、羽田内閣で総務庁長官)に党首に改称し、石田が引き続き党首(公明党代表 - Wikipedia参照))」に同調し、共産党の党首名称を「党首か代表」にでも変えたいのでしょう。そして「書記局長→幹事長」「政策委員長→政調会長(自民、公明、立民、国民民主、維新等)または政審会長(社民、れいわ等)」にもしたいのではないか?
*8:嫌み、当てこすりのつもりのようですが、「あまりにも曖昧すぎて意味不明」です。志位氏や赤旗記事に言いたい事があるならストレートに書いたらどうか。しかも「記者会見余録」というタイトルでありながら記者会見と全く関係ない。なおマジレスすれば「委員長(党首)の能力」は「綱領や規約の的確な理解に留まる物ではない」ので、「党首にだってなれる」なんてバカな話はない。
*9:「なるべく」という「余計な言葉」がついてる上に「かもがわ出版の本業で忙しい」「すぐに適切な回答が思い浮かばない」等の「正当な理由がない限り、きちんとコメントを返して誠実に対応」と書かない辺り「誠実に対応する気がない」のが見え透いています。
*10:「など」とは具体的に何なのか?。赤旗以外の党出版物(機関誌前衛など)か?
*11:そんなことが「コメント欄で応答しないこと」の正当化理由になるとは俺は思いません。
*12:勿論こんなことを書いても「言い逃れ」であって「いずれブログ記事で回答する」で「回答拒否」が松竹の考えでしょう。
*13:但し、これは「今回、松竹が応答したchocolate氏の質問」が松竹に好意的だという意味ではない。むしろ「党執行部支持、松竹批判の立場」がchocolate氏の質問ですが、松竹は「簡単に論破可能(そうすることによってchocolate氏批判に留まらず志位執行部批判にもなる)」と考えて応答したのでしょう(松竹の応答が「論破になってるかどうか」はここでは論じません)。