リベラル21と阿部治平のバカさに呆れる(2023年10月19日記載)

リベラル21 日本共産党第9回中央委員会総会について思うこと(阿部治平)
 俺の思いついた限りでコメントしておきますが、コメントしなかったところは「上手いコメントが思いつかなかった」だけで阿部の認識に賛同してないことはお断りしておきます。

 日本には左翼政党は共産党しかない。

 のっけから「はあ?」「お前はアホか(横山ホットブラザーズ)」ですね。
 阿部の「左翼政党の定義」は何なのか?
 「日本で最も有力な左翼政党、最も展望のある左翼政党(支持率が高い、議員数が多い等)」なら確かにそれは共産党です。
 「菅直人氏、辻元清美氏」など「左翼政党・社民連社民党出身者」がいるとはいえ、「保守政党新党さきがけ日本新党等)出身の政治家も多数いる」立民は「支持率、議員数等で共産より有力」とはいえ、到底左翼政党ではない。「支持率、議員数等で共産より有力」な自民、維新が右翼政党であることは言うまでもない。 
 しかし「世間で左翼政党扱いされてる政党」は「共産より支持率、議員数で劣る」とはいえ、社民党、(国会に議席がなく地方政党化してるが)新社会党、(名実ともに沖縄のローカル政党である)沖縄社会大衆党など、共産以外にも色々ある。
 ここでの「阿部の物言い」は阿部が「社民党などを左翼政党扱いしてない」というより「有力な左翼政党は共産しかない」と言う意味でしょうが「日本には左翼政党は共産党しかない。」というのは文字通り理解すれば「社民党などは左翼政党ではない」としか読めない。こんなお粗末な文章を書く阿部もアホなら、俺のようなダメ出しをして書き直させないリベラル21もアホです。多分ダメだしどころか、そもそも「阿部に限らず」寄稿者の「原稿チェック」すらしてないのでしょうが。

 だがこの党は停滞というよりは衰弱している。革新リベラル派*1にとっても大きな問題である。共産党社会党同様、このままずるずる自然死*2への道をずり落ちてゆくのをみるのは忍び難い。何とか立ち直ってほしいと願うこと切である。

 共産党が「左うちわで万々歳」とは言わないものの、これはあまりにも「現状を過大に悲観的に描きすぎてはいない」か。
 そして「日本には左翼政党は共産党しかない。(阿部の場合「最も有力な左翼政党が共産」と言う意味でしょうが)」と書きながら

◆何故、今の日本で「最も有力な左翼政党が共産」なのか?

つまり

◆「菅直人氏(元社民連副代表、現在立民党最高顧問)、辻元清美氏(元社民党政審会長、国対委員長)」など「左翼政党・社民連社民党出身者」がいるのに、何故最大野党立民党は左翼でないのか?
◆何故連合は「同盟系列の右翼労組もある」とはいえ左派労組もあるのにあんなに芳野会長が反共右翼なのか?。何故芳野会長は右翼政党「国民民主党」に肩入れするのか?
→勿論「それだけが選挙での左派(共産に限らない)の苦戦理由ではない」とはいえ「連合執行部が右翼であること」は明らかに日本政治における左派の伸張を阻害しています。
◆何故、過去に存在した「左派政党」社民連は消滅し、幹部だった江田五月日本新党を経て新進党に移籍)、菅直人新党さきがけに移籍、その後、新党さきがけ政調会長民主党代表(首相)等を経て現在、立民党最高顧問)は保守政党日本新党新党さきがけ)に移籍したのか?
◆何故社民党は共産を下回る支持率に低迷したのか?。何故辻元氏など多くの社民党議員が離党して立民党に行ってしまったのか?
◆(れいわを左派と見なした場合)何故れいわの支持率は共産を下回るのか?
◆何故、新社会党は国政進出できないのか?
◆何故「政治家女子(旧称:NHK党、2013年結党、2019年参院選議席獲得)」「参政党(2020年結党、2022年参院選議席獲得)」など新たに右翼政党が誕生しても新たな左翼政党の誕生が見られないのか?(れいわ(2019年結党、2019年参院選議席獲得)を左翼政党と見なしてもそれくらいしか新規誕生がない)
◆過去には革新自由連合(1977年、永六輔など左派のタレントが結成、1980年参院選挙で中山千夏*3を当選させたが伸び悩み最終的には解散)など、「左派のタレント」の政治活動も見られたのに、今やそれが「れいわの山本太郎(元俳優)」くらいしかなく「自民の今井絵理子(元歌手、第四次安倍内閣内閣府大臣政務官)」「維新の中条きよし(元歌手)」など「右派のタレントばかりが目立つ」のは何故なのか?

と言う問題の立て方をしないで共産に「期待外れだ」と悪口しかしない辺りが実に「反共分子」の「阿部やリベラル21」らしい。
 それはともかく、このように言いながら「共産の現状は我々の支持したい左翼でない」として「立ち直って欲しい」と思ってるとはおよそ信じがたい悪口雑言をする阿部とリベラル21です。
 それにしてもここで阿部とリベラル21が「社会党社民党)が衰退したことが残念だ」「共産に立ち直って欲しい」と「完全に他力本願」であって、「我々で新たな左翼政党を立ち上げるのだ」でない辺りが誠に情けない。
 「そんな能力は自分たちにはない、共産など既成左翼政党に期待するしかないのだ」というならそれも一つの価値観でしょう。しかしそれならば「それなりの礼儀があってしかるべき」です。無茶苦茶な悪口雑言とは何様のつもりなのか。
 そもそも共産は「党員」「サポーター(立民など他党の制度を真似て最近新設)」「後援会員」といった「コアな支持者」ならまだしも、「そこまで行かない支持者」、それも「本当に支持者か怪しい阿部やリベラル21」の意見など「2の次、3の次」です。
 「党外の支持者」が「共産の現状は我々の支持したい左翼でない」と悪口とは何様のつもりなのか。
 どうせ「なる気もない」のでしょうから「党員などコアな支持者になれ」とは言いませんが「党外の支持者」なら少しは分際をわきまえたらどうなのか。

 松竹氏は、(中略)氏の「核抑止抜きの専守防衛論」は、綱領に違反していないし、不破・志位両氏が敷いた安保路線の延長上にあることを精力的に訴えている。

 本気でそう思ってるなら松竹はまず志位氏に意見具申すべきでした。
 ところが志位氏は「そんな意見具申はなかった」といい、松竹もその事実は認めています。それでどこが「不破・志位路線の延長線上」なのか。
 「あえて言えば」安倍や岸田が「首相靖国参拝(あるいは敵基地攻撃論)は合憲」と言うレベルの詭弁でしかない。

 大会で氏の復党が認められる可能性はまったくない。そんなことをしたら、共産党は解党の危機に瀕する。

 吹き出しました。松竹の復党(除名撤回)があるとは確かに思いません。「復党を目指す」という松竹ですら本心ではそんな展望はないでしょうが、松竹ごとき、復党しようと「解党の危機」というほどのタマでもないでしょう。
 それにしても、こんなことを書いても松竹を積極的に支持する気はないらしいところが滑稽です。
 なお、以上は阿部記事に投稿しようとしましたがエラーが出て上手くいかないので投稿していません。

*1:ここで阿部が「革新派」ではなく「革新リベラル派」と記載する理由が謎です。「革新リベラル派」ということは「保守リベラル派」は含まないのでしょう。だから「リベラル派」と書かないのでしょうが、それならば「リベラル」のつかない「革新派」表記でいいのではないか?。「日本には左翼政党は共産党しかない。」といい、阿部は「自分の文を他人がきちんと理解してくれるかどうか」にあまりに無頓着すぎです。「悪い意味で」元教員らしいというか「尊大で高慢」というか。

*2:確かに社民党社会党の後継政党)は「主力議員が立民に大量に流出(それに引きずられて支持層も立民にシフト)」「労組も立民支持にシフト」「左派の支持は専ら共産やれいわなど他党に向かっている」ことで危機的な状況にあるとは言え、「未だ国会や地方議会に議席があり、消滅したわけではない」ので「自然死」は言い過ぎです。ましてや共産党に対してはもっと不適切でしょう。

*3:1948年生まれ。1968年から1976年までの8年間、日本テレビ『お昼のワイドショー』の女性司会(男性司会は青島幸男)を務めた。『お昼のワイドショー』を降板した1976年以降は『じゃりン子チエ』(毎日放送、1981~1983年)等の声優活動以外、タレントとしてのテレビ出演をセミリタイアした。歌手としても、1969年9月にビクターレコードより発売された「あなたの心に」(作詞:中山千夏、作曲:都倉俊一)は1969年のレコード大賞新人賞にノミネートされる(因みに受賞は佐良直美いいじゃないの幸せならば』(作詞:いずみたく、作曲:岩谷時子))ほどのヒット(オリコン2位)となり、後に『2002年に声優、歌手の林原めぐみがTVアニメ『アベノ橋魔法☆商店街』のエンディングテーマとしてカバーする』など、多くのカバーを生んだ。また、テレビ番組の主題歌としては、フジテレビのアニメ『ドロロンえん魔くん』(1973〜1974年、オープニング・エンディング歌唱。作詞も本人)、『山ねずみロッキーチャック』の「緑の陽だまり」(1973年、オープニングテーマ、作詞を担当)が有名である。1980~1986年まで1期6年、参院議員を務めた。著書『子役の時間』(1980年、文藝春秋)、『湿った火薬:小説革自連』(革自連メンバーで中山の議員秘書でもあった矢崎泰久との共著、1984年、学陽書房)、『国会という所』(1986年、岩波新書)、『タアキイ:水の江滝子伝』(1993年、新潮社)、『蝶々にエノケン:私が出会った巨星たち』(2011年、講談社)等(中山千夏 - Wikipedia参照)