今日のしんぶん赤旗ニュース(2023年11/18~23日分)

きょうの潮流 2023年11月23日(木)

 『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?*1

 ググったところ、著者のカトリーン・キラス゠マルサル氏には他にも『これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話:イノベーションジェンダー 』(2023年、河出書房新社)の著書があるとのこと。
 これらの著書については以下を紹介しておきます。
朝日新聞「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」書評 ケアを無価値とみなす男の論理|好書好日
『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話 Who Cooked Adam Smith’s Dinner?』カトリーン・マルサル著(河出書房新社) 2310円 : 読売新聞
『これまでの経済で無視されてきた数々のアイデアの話 イノベーションとジェンダー』カトリーン・キラス=マルサル著 : 読売新聞
「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?」 カトリーン・マルサル著 高橋璃子訳|日刊ゲンダイDIGITAL
『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』著者に聞く、保育士や介護士の給料が安い本当の理由 | Business Insider Japan


北朝鮮「軍事衛星」発射/志位委員長 強く非難/政府に要求 「外交ルート確立急務」
 志位氏が北朝鮮を批判する一方で「日朝間の外交ルートの確立」を主張している点が重要でしょう。日朝間の懸案問題(拉致等)は外交交渉以外に解決の道はない。


ユダヤ系米議員「停戦を」/「イスラエルは民間人守る責任」
 ユダヤ系からこうしたイスラエル批判が出ることは「イスラエル批判は反ユダヤユダヤ差別」という「イスラエル政府の居直り」への反論として大変喜ばしい。


巨額「裏金」の重大疑惑/岩渕氏、自民パー券不記載追及/参院本会議

 岸田首相は「各政治団体がそれぞれの責任においてその原因を点検し、必要な対応を行うべきだ」と自らの責任に触れず、人ごとのような答弁をしました。

 「岸田派領袖」「自民党総裁」と言う立場でありながら「自己の責任で調査する」とは言わず他人事のような態度とは、何処まで無責任なのか?


機密費使いIOC贈答/馳知事発言 安倍氏「いくらでも」/東京五輪招致

 石川県の馳浩*2知事が17日に東京都内で講演し、2013年に開催が決定した東京五輪の招致活動で、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)の委員に内閣官房機密費(報償費)を使って、贈答品を渡していたと発言していたことが分かりました。
 共同通信によると、講演で馳氏は当時の安倍晋三首相から「必ず勝ち取れ」「金はいくらでも出す。官房機密費もある」と告げられたことを紹介したといいます。100人余りのIOC委員それぞれの選手時代の写真をまとめた1冊20万円のアルバム全員分を作成。馳氏は「それを持って世界中を歩き回った」とのべ、渡した委員の個人名を挙げたといいます。
 東京五輪は2013年9月のIOC総会で2020年の開催が決まりました。当時、馳氏は自民党衆院議員で自民党東京五輪の招致推進本部長でした。「首相動静」によると、総会約1カ月前の2013年8月2日に安倍首相と会っていました。
 馳氏は18日に記者会見をし、「私自身の事実誤認もある発言。全面撤回する」とのべました。

 馳自身が講演したのに「事実なら違法なIOC委員の買収行為ではないか?」「官房機密費の使用法として適切なのか?」と批判されて、都合が悪くなったら「事実誤認だった、撤回する」で済む話ではない。
 それにしても「買収行為ではないか!」等と言う批判を予想してなかったのかと呆れます。講演当時は「そこまでやるなんてすごい」と褒められるとでも思っていたのか?
 それにしてもマスコミは主張/五輪招致と機密費/「国策の闇」封印は許されないも指摘するように馳とともに、「菅(2013年当時、官房長官として機密費の使用を決定)を追及すべき」でしょう。


市民と野党の共闘発展させ 県民の困難に寄り添う政治へ/高知県知事選 小池氏が米田氏応援

 応援に駆け付けた社民党副党首の大椿ゆうこ参院議員
 広田*3参院議員と立憲民主党の武内則男*4衆院議員が激励のメッセージ
 香美市では立憲民主党の川久保可不可香南市議も応援のスピーチ

 党としての支援は「共産、社民、新社会」だけである点にはがっかりですが、立民議員から応援があったことはそれなりに評価したい。


大学自治脅かす国大法改悪案/衆院委可決 宮本岳志氏が反対討論2023.11.18
学問の自由侵害する/国大法改悪案可決 宮本岳志氏反対討論/衆院本会議2023.11.21
 怒りを禁じ得ませんが可決成立阻止に向けて最後まで戦い、不幸にして可決成立しても、大学ごとの戦いを続けて欲しい。
 それにしてもまた「地獄行こう(自国維公)悪政四人組」です。立民が反対したことはそれなりに評価できます。
 そしてマスコミ(特にテレビ局)がこうした問題をまともに報道せず、「宝塚歌劇団叩き(生前のジャニー喜多川は叩けなかったクズの集団テレビ局も宝塚なら叩けるらしい)」など「弱い者いじめ」にかまけてるのにはうんざりします。

*1:2021年、河出書房新社

*2:第三次安倍内閣文科相

*3:高知県議、衆院議員を経て参院議員

*4:高知市議、参院議員、衆院議員を歴任