今日の産経ニュース(2023年11/21日分)

首相 、第3子の児童手当拡充 「月3万円支給範囲を広げたい」要件見直しへ - 産経ニュース
 岸田が「支持率向上に必死なこと」が改めて窺えます(無知なので政策としての是非は論じません)。


宝塚演出家・植田景子氏、劇団員の急死「報道が真実を見えなくしている」と批判 賛否沸騰 - 産経ニュース
 「全てのマスコミがそうだ」とはさすがに言いませんが一部マスコミの態度は「真実の追及やパワハラの撲滅ではなくスキャンダリズム(ただの宝塚叩き)」にしか見えないのでこうした反発には「ある程度」は共感します。彼女個人に限れば「実際にパワハラされた経験はない」のでしょう。


JOCは「コメントない」 馳知事の「五輪招致に機密費」発言 - 産経ニュース
 「仮に事実だとしても、馳氏がしたことで、JOCは知らない話だ」「事実ならば問題だと思う」といえないで逃げ腰な辺り「JOCも関与していた」と自白してるのも同然でしょう。


首相、岸田派の過少記載「報告受けるまで承知せず」 - 産経ニュース
 派閥の長なのに無責任すぎです。


【主張】映画助成金判決 薬物犯の免罪符ではない - 産経ニュース
 「ピエール瀧の犯罪行為の正当化」など、「原告勝訴の最高裁判決」は勿論、原告側も含め「まともな人間は誰もしてない(瀧本人すらしてない)」のでこのタイトルには「産経はアホか」ですね。
 問題は
1)映画は薬物犯罪を美化してるわけではない(そもそも薬物犯罪がテーマではない)
2)映画の公開後、瀧が薬物使用で逮捕されたのであり、撮影中は勿論、公開直後も瀧の犯罪など誰も知らなかった
3)瀧は映画において重要な役どころ(主人公宮本の取引先「泉谷建設」の資材部長・真淵敬三役)だが脇役で主演(主人公・宮本浩役の池松壮亮が主演)ではない(宮本から君へ - Wikipedia参照)
という状況で「薬物犯罪助長の恐れ」云々で一度決定した補助金交付決定を撤回することに正当性があるのか(裏返せば、映画制作側が撮り直しを絶対に行わないといけないのか)と言う話です。
 むしろ「正当な判決が出て良かった」と喜ぶべき話でしょう。なお、赤旗主張/映画公的助成判決/「表現の自由」守り抜く足場に(2023.11.21)も同様の判決評価です。
 「交付撤回が安倍政権時代の決定だから」「この映画のプロデューサーが安倍批判映画『新聞記者』もプロデュースしたから(その為、不交付は安倍による嫌がらせ、因縁付けではないかと疑われてる)」こんなバカを「安倍シンパ」産経は言ってるのではないかと疑います。

参考

ピエール瀧 - Wikipedia
 2019年3月12日、コカインを使用したとして厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に麻薬取締法違反容疑で逮捕された。
 4月2日、東京地検により麻薬取締法違反の罪で起訴され、同日、所属事務所ソニー・ミュージックアーティスツとのマネジメント契約を解除された。
 6月5日、東京地裁で初公判が行われ、瀧は起訴内容を認めた。6月18日の判決公判で、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受ける(検察、瀧が共に控訴せず判決が確定)。
 ミュージシャンや俳優など多岐に渡り活躍していたことから、この逮捕は各方面に影響を与え、被害総額は30億円に上るとされる。
 以下に瀧が出演した(あるいは出演予定だった)各番組等の対応を列挙する。
1)テレビ朝日ピエール瀧のしょんないTV』
 瀧の冠番組だったが、3月15日に打ち切りを発表。
2)NHK大河ドラマいだてん〜東京オリムピック噺〜
 降板となり、3月16日再放送分では出演シーンをカットして対処。後に代役として三宅弘城が起用され、過去の出演分も含めて全て再撮影が行われた。
3)NHKあまちゃん』総集編
 三陸鉄道リアス線の開業を受けて3月17日に前編、24日に後編の再放送がNHK BSプレミアムで予定されていたが、このうち瀧が出演する後編については放送中止となり、別番組に差し替えとなった。
4)映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、『ALWAYS 三丁目の夕日'64』
 それぞれ3月16日・23日にNHK BSプレミアムで放送予定だったが中止、別番組へ差し替え。
5)映画『アウトレイジ 最終章
 4月1日にテレビ東京での放送が予定されていたが、中止。
6)TBS『ゲンバビト』
 3月中の放送休止を発表し、「旅ずきんちゃんSP」に差し替え。3月19日に番組打ち切りを発表。
7)映画『アナと雪の女王
 日本語吹き替え版にオラフ役で出演。続編の『アナと雪の女王2』にも出演予定だったが降板。後任は声優の武内駿輔
8)NHK『居眠り磐音』
 降板し、瀧の出演シーンは奥田瑛二を代役に起用し再撮影
9)電気グルーヴ30周年“ウルトラのツアー”
 3月15・16日に予定されていたZepp Tokyo公演が中止
10)ARABAKI ROCK FEST.
 4月28日に瀧がメンバーのテクノバンド『電気グルーヴ』として出演が予定されていたが『電気グルーヴ』メンバー石野卓球の単独出演に変更。
11)フジロックフェスティバル
 7月28日に『電気グルーヴ』として出演が予定されていたが『電気グルーヴ』メンバー石野卓球の単独出演に変更。
12)TBSラジオ『たまむすび』
 毎週木曜日にレギュラー出演していたが、降板。当面は他曜日の出演者が代理を務め、8月8日からの後任はRAG FAIR土屋礼央
13)BS11『世界の国境を歩いてみたら』
 瀧がナレーションを担当していたが降板。後任は声優の田中秀幸
 ただし、瀧が出演していた映像作品のうち、映画『麻雀放浪記2020』、『宮本から君へ』、『引っ越し大名!』、ウェブドラマ『全裸監督』は、代役による撮り直しなどを行わず予定通り公開された。また映画『ロマンスドール』は事件発覚後、製作委員会は対応について協議を重ねた上で、公開を希望する声を多数受けた事から、当初の公開予定時期(2019年秋)から延期はしたものの再撮影を行なわず2020年1月に公開となった。
 2019年11月18日、電気グルーヴの公式サイトで、瀧が新マネジメント会社として『macht inc.』に移籍したことを発表。
 2021年春公開の映画『ゾッキ』に出演し、俳優業を再開。