今日の産経ニュース(2023年8/2、3日分)

立民長妻氏、規制除外を批判 万博工事「過労死増える」 - 産経ニュース
 勿論正論ですが、果たして維新が「立民を潰す」と言う前(立民が維新にすり寄り、維新もそれに適当に調子を合わせてた頃)ならば、こうした批判ができたか怪しい立民を支持する気は俺には全くありません。


玉木、前原氏が届け出 国民代表選、9月投開票 - 産経ニュース
 恐らく玉木が勝つのでしょうが、「民主党代表(堀江ガセネタメールで代表辞任、この件で議員辞職に追い込まれた永田寿康は後に自殺、前原のせいで自殺したと言っても過言ではないのではないか)、民進党代表(希望の党失敗)として失敗した」前原*1(現在、代表代行)が勝ったところで国民民主党の支持率は上がらないでしょう。


健康保険証、来秋廃止を維持 首相、4日に記者会見 - 産経ニュース
 「方針は何一つ変えないで国民に理解を求めるだけか!」と反感を買うだけの「やる意味があるのか?」の会見になりそうです。


【主張】国産ワクチン承認 開発力高める布石とせよ - 産経ニュース

 初期の株が対象なので、現時点ではオミクロン株にも対応していない。

 ということで「作っても売れそうにない」ので第一三共には「大量生産して市場で販売」の予定はないとのこと。
 今回の「実績」を元に「オミクロン対応ワクチン開発」に改めて乗り出すそうです。


【産経抄】8月3日 話す力は国語の力 - 産経ニュース

 日本海軍は士官志望の学生に、ひと癖ある試問をよく行ったという。
「君の満年齢、正確には何年何カ月か」。
 学生の一人が次のように応じて合格した。
「こればかりは時々刻々変わっておりますので、お答えできません」
阿川弘之さん*2が『海軍こぼれ話』(中公文庫)に書き留めている。

 事実だとして、こんな「一休さんとんち話」みたいな行為に意味があるのか?。ほとんどの人間は「自分の誕生日から、計算して月単位で答えるか」「すぐには分からない」というかどっちかでしかないでしょう。

▼中学3年生が英語に手を焼いている。特に「話す」の不成績が目につく全国学力テストの結果である。「レジ袋と環境」などについて、考えや理由を述べる設問は正答率が4・2%という。しかも「1分で内容を考え、30秒で話せ」の条件では、日本語だったとしても面食らう 

 これについてはTBSラジオ森本毅郎スタンバイ」で火曜コメンテーター酒井綱一郎氏が「学力テストって各科目の基礎学力を調べることが目的じゃないんですか?」「英語のスピーキング能力と関係ない要素を入れるのはいかがなものか?。日本語だってそんなことは楽ではない」と批判的見解を述べ、MC森本氏も賛同していましたが、俺も同感です。

▼ところでレジ袋の問いに、こんな答えはいかがだろう。
「日本の取り組みが環境改善に与える影響は知れている。プラスチックごみや海洋ごみを大量に出す国に、強く削減を働きかけるべきではないか。例えばお向かいの国*3とか」。

 反中国の産経らしいとはいえ「やれやれ(呆)」です。


批評家の金子遊氏「過去の不貞行為」で映画祭ディレクター降板 - 産経ニュース

 東京ドキュメンタリー映画祭事務局は2日、プログラムディレクターを務めていた批評家の金子遊氏*4(48)の降板を決定したと公式サイトで発表した。
 既に死亡したと伝えられている俳優・映画監督の女性が、生前に「K」という人物から性被害を受けたとの内容を、X(旧ツイッター)に投稿していた。
 「K」が金子氏だとする指摘を受け、映画祭スタッフが金子氏に事情を聴いたところ、告発内容を否定した上で「(違法行為はないが)過去の不貞行為や、それにより彼女の心を傷つけたことは事実」と認めたという。

 性加害(仕事上の上下関係を悪用したセクハラやレイプ?)は「不貞行為」とは普通言わないでしょう。「不貞(貞節を守らない)=不倫=浮気」ではないか。真偽はこれだけでは不明ですが、「性加害の疑惑」について金子氏が(男女間の恋愛トラブルとして?)必死に自己防衛してることが窺えます。そして「不貞行為」は金子氏の主張にすぎないのだから(金子氏は抗議するかもしれないが)むしろ「性加害疑惑で降板」でタイトルは良いのではないか。
 なお、産経は「故人の女性」を匿名としていますが性被害告発した故水井真希さんが批判したK? 金子遊氏が映画祭ディレクター辞任 - 芸能 : 日刊スポーツは実名(水井真希 - Wikipedia)を報じています。
 水井氏のツイートによると

水井真希
 水井真希の姉です
 突然のご報告、失礼します
 2023年7月23日、水井真希は永眠いたしました
 昨日、家族にて見送りは済ませております
 生前、皆様にはご迷惑をおかけしました、大変お世話になりました
 今まで本当にありがとうございました
 このTwitterアカウントに関して言葉や表現が不適切な部分がたくさんあったかもしれませんが水井の生きた証の1つとして一旦このままにさせていただきたいと思います

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水井真希
 強姦ストーカー被害に遭った時のお話です
 加害者*5は現在も映像業界にいて、ドキュメンタリー映画祭を主催したり、大学で教授をしている権力者です

だそうです。
 水井氏(1990~2023年)は「享年32歳」と言う早世ですが、死去が性加害による「自殺や(性加害で精神を病んだことによる)病死」かどうかは不明です。
 ただ「自殺や病死」であるならば「確実に無実」であることを金子氏が証明できない限り降板は今回のように不可避でしょう。

*1:鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相等を歴任

*2:1920~2015年。『井上成美』、『軍艦長門の生涯』、『山本五十六』、『米内光政』(以上、新潮文庫)、『日本海軍、錨揚ゲ!』(半藤一利との共著、PHP文庫) 等、海軍関係の著書多数(井上は海軍省軍務局長、海軍次官等を、山本は海軍次官連合艦隊司令長官等を、米内は林、第一次近衛、平沼、小磯、鈴木内閣海軍大臣等を歴任)。日本李登輝友の会名誉会長という右翼分子

*3:中国のこと

*4:著書『辺境のフォークロア』(2015年、河出書房新社)、『混血列島論』(2018年、フィルムアート社)、『悦楽のクリティシズム』(2019年、論創社)、『ワールドシネマ入門』(2020年、コトニ社)、『光学のエスノグラフィ』(2021年、森話社)、『インディジナス:先住民に学ぶ人類学』(2023年、平凡社)等

*5:金子氏のことか?