今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年11月22日分)

安全な校舎を子どもたちに 横浜の神奈川朝鮮中高級学校が改修費募る 補助金凍結続き財政厳しく:東京新聞 TOKYO Web
 ひとまず紹介しておきます。なお、東京新聞も批判していますが補助金不支給という差別行為には怒りを禁じ得ません。


朝鮮学校への補助金再開を求め/「埼玉県民の日」に際し | 朝鮮新報
 記事に大いに共感するので紹介しておきます。埼玉県民として「大野知事」以下、県の無法に怒りと慚愧の念を禁じ得ません。


「新時代の担い手に」大村知事があいさつ 豊明で朝鮮学校創立75年記念祭:中日新聞Web

 豊明市の愛知朝鮮中高級学校で19日、創立75周年記念祝祭が開かれ、大村秀章知事があいさつした。
 「積み重ねてきた学園の伝統を受け継ぎ、大いに勉学に励んで新しい時代の担い手として活躍してほしい」と伝えた。

 大村と共に、この記事を書いた中日新聞を評価したい。
 しかし過大評価はしませんが、今回の件と言い、「あいちトリエンナーレ」への対応といい、大村が「トンデモ右翼の河村・名古屋市長」と比べればずっとましな人間であることは確かでしょう。当初は同類扱いされていましたが。


「拉致問題を考える国民の集い」 山形市で講演会 「解決には政治の力。何とかしてほしい」阿部氏 - 産経ニュース

 拉致被害者田口八重子さん=拉致当時(22)の長男で、拉致被害者家族連絡会事務局長の飯塚耕一郎さん(46)は(中略)「日朝首脳会談を実現し、いち早く拉致被害者を帰国させてほしい」と訴えた。

 実際に日朝首脳会談をやった小泉首相に対し「たった5人の帰国か」と罵倒したくせに良くも言ったモンです。
 その結果「救う会、家族会が即時一括全員帰国を主張してる以上、その可能性がない限り首脳会談しても、救う会、家族会に小泉氏のように非難されるだけ」と考えた歴代首相(小泉氏以降、現在の岸田まで)によって「首脳会談」がされなかったわけです。
 本当に「首脳会談して欲しい」なら即時一括全員帰国」という「非現実的な主張」は取り下げるべきです。


【拉致問題の現場から】(1) 被害者を救う方法は3つある 救う会・西岡力会長 - 産経ニュース
 勿論救う方法は「どのような外交を行うか?」という細かい問題はともかく「日朝間の外交交渉」の一つしかありません。
 勿論拉致被害者の居場所が分からないので「自衛隊特殊部隊での救出」など非現実的で論外です。

 「拉致の形態」について触れたい。これまでの発生事例などから、大きく3つに大別できる。
・第1類型は「遭遇拉致」
 拉致以外の目的で潜入してきた工作員が、偶然出くわした対象者に対して行う。
・第2類型が「人定拉致」
 事前に拉致する候補者に関する調査を行って、対象とすることを決定した後に行う。
・第3類型が「条件拉致」
 「若い女性」「若いカップル」などという条件に合致する候補者をその場で選定して行う拉致で、事前調査を行わないのが特徴だ。
 1と2については知られていたが、3は私がジャーナリストの故・恵谷治氏*1と一緒に全国の拉致現場、あるいは工作員の潜入脱出現場を回りながら発見した新しい類型だ。

 勿論「発見した新しい類型」とは根拠レスで西岡ら救う会が放言してるにすぎません。
 そもそも「拉致被害者救出」において
1)「暴力的に連行(蓮池夫妻、地村夫妻、曽我ひとみ氏など)」か「騙して連れてきた(よど号グループが欧州で実施など)」のか
2)拉致の目的が何か
など「拉致の形態」を云々する必要はどこにもない。


拉致問題の国民大集会 「命がけで闘う」家族訴え、にじむ焦燥感 - 産経ニュース

 早紀江さんは壇上で、今年、自宅で倒れて入院し、医師からは救出運動を継続するつもりなら「退院させない」とまで言われたが、「命がけで闘っている」と押し切ったことも明かした。発言後は、会の途中で退席した。

 こんなお涙頂戴をしたところでもはや全く注目されてないわけで馬鹿馬鹿しい。
 むしろ「宝塚のパワハラ自殺」等「最近の悲劇的事件」の方が注目されるわけです。
 というか、正直、『医師から健康面を理由に救出運動参加に反対されたこと』が事実なら「集会に出席させるべきではない」でしょう(勿論事実かどうかは不明です。早紀江のデマカセの可能性は当然あります)。

 帰国被害者の曽我ひとみさん(64)は、ともに拉致されたまま今も行方が分からない母のミヨシさん(91)=同(46)=について、「12月で92歳*2になる。しっかり食べられているか。しっかり歩けているか」と案じた。

 日本でもミヨシ氏(今年の12月で92歳)と同じ1931年生まれの人間は

◆映画監督の篠田正浩山田洋次
キューバラウル・カストロ*3

など存命者もいますが、

ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川(2019年死去)
全斗煥元韓国大統領(2021年死去)
◆海部元首相、ゴルバチョフソ連共産党書記長(2022年死去)
西山事件西山太吉氏(2023年死去)

など故人も多数おり、勿論ミヨシ氏が生きてる保証はありません(1931年 - Wikipedia参照)。

*1:1949~2018年。著書『アフガン山岳戦従軍記』(2001年、小学館文庫)、『北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか』(2013年、小学館101新書)等

*2:曽我ミヨシ - Wikipediaは1932年生まれとしますが、ひとみ氏発言「今年の12月で92歳」を信じれば1931年生まれ。以下は「1931年生まれ」として話をします。

*3:防相キューバ国家評議会第一副議長(第一副大統領)、閣僚評議会第一副議長(第一副首相)、キューバ共産党第二書記を歴任した後、2008年、兄フィデル(1926~2016年)の国家評議会議長(大統領)兼閣僚評議会議長(首相)退任に伴い、後任に就任(2011年にはフィデルは党第一書記も正式に退任し後任には第一書記代行だったラウルが就任)。2018年に国家評議会議長(大統領)兼閣僚評議会議長(首相)から退任し、国家評議会、閣僚評議会のミゲル・ディアス=カネル第一副議長に譲り、2021年には共産党第一書記の座もディアス=カネルに譲り第一線を退いた(ラウル・カストロ - Wikipedia参照)