今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年2月16日分)(副題:荒木和博のアホさに呆れる他)(追記あり)

北朝鮮 キム・ジョンウン(金正恩)総書記 「韓国は同族にあらず」なぜ政策転換?その真意とは? | NHK
 以前も別記事で書きましたが、北朝鮮主導での「軍事統一(ベトナム型)」「経済統一(ドイツ型)」が事実上無理な上「交渉による対等統一」も韓国政府が消極的なため、「名実共に統一方針を廃棄した」にすぎないでしょう。つまりあえて言えば「大した話ではない」。まあ、確かに日本でも「公式に北方領土竹島の返還方針を廃棄」すればある意味衝撃ですが、とはいえ、現実的に返還見込みはなく、事実上「廃棄してる」のと同じ話にすぎないでしょう。


北朝鮮 キム総書記 工場着工式に出席 地方格差の是正アピール | NHK | 北朝鮮情勢

 北朝鮮は20の地域で毎年工場を新設し、今後10年以内に、地方の生活水準を飛躍的に改善させるとした「地方発展20×10政策」をことしから進めていて、今回着工したのは1か所目の工場になるということです。
 演説したキム総書記は「長い間、中央と比べて地方は取り残されたままだ。国民の大多数を占める地方の人民たちの暮らしを改善するのは国の切迫した重大事だ」と述べ、首都ピョンヤンと地方の格差を是正していく姿勢をアピールしました。

 こうした北朝鮮の経済施策をどう評価するにせよ改めて「北朝鮮からの開戦はあり得ないこと」が明白になったと思います。今の北朝鮮においてはどう見ても「戦争は経済発展に逆行する(中国の支援打ち切りなどの不利益を招きかねない)」からです。


拉致被害者の有本恵子さん、田中実さん、選挙人名簿登録は今も 神戸市「元市民ではない」 - 産経ニュース
 親族によって「失踪宣告の申請」でもされない限り、「政府認定拉致被害者」に限らず、失踪者は全て同じ扱いでしょう。つまり特筆すべき話ではないでしょう。


日朝国交正常化議連 首相訪朝決議案を国民・玉木氏らが批判 大幅修文へ - 産経ニュース
 最終的には「国民民主の玉木」「維新の馬場」といったウヨ議員の反発で挫折したとは言え「首相訪朝を求める決議案」が出たことは評価したい(それにしても記事タイトルが玉木の名前のみを出し、馬場を「ら」で片付ける理由は何なのか?。産経的に国民民主を維新よりプッシュしたいのか、はたまた「玉木の反対」の方が「馬場の反対」より強硬だったのか?)。
 なお、

 国民民主党玉木雄一郎代表は(中略)案文通りの採択に反対した。
 日本維新の会馬場伸幸代表は「交渉条件が整っていないにも関わらず訪朝するのは、かなりリスキーではないか」との見解を示した。
 総会には自民党石破茂*1元幹事長や中谷元*2・元防衛相、小渕優子*3選対委員長らも出席した。

ということでウヨの維新や国民民主も国交正常化議連に参加してること(正常化の妨害目的かもしれませんが)や自民党幹部の出席が興味深い。


一括帰国実現なら「独自制裁解除に反対せず」北朝鮮拉致で家族会・救う会が新方針 - 産経ニュース
家族会・救う会 令和6年運動方針
 「一人でも帰国すれば制裁解除」ならまだしも「親の世代が存命なうちに、全員一括帰国(しかも全員に特定失踪者を含む)すれば制裁解除」「しかし段階的帰国、一部帰国では制裁解除しない」という「かぐや姫の難題(「実現したら結婚(かぐや姫)」というが実際には「求婚者に対する結婚拒否」が目的)」並に非現実的な条件をつけてる時点でお話になりません。大体何で「親の世代が存命」なんて意味不明な条件がつくのか。例えば横田めぐみ氏の場合、母・早紀江が死ねば彼女の帰国に意味が無いのか(早紀江が死んでも弟の拓也はいるのですが)。


連載500回・首相訪朝 双方が発する予兆 阿比留瑠比の極言御免 - 産経ニュース

 近いうちに岸田文雄首相の北朝鮮訪問と金正恩朝鮮労働党総書記との会談が実現するのではないか。

 岸田が「特定失踪者」という「救う会」のデマを明確に否定し「問題解決の対象は政府認定拉致被害者のみ」と明言しない限りその可能性は皆無でしょう。


「岸田首相の訪朝ありえる」金与正氏、談話で「個人的見解」言及 - 産経ニュース
 「岸田が訪朝すれば受け入れる用意がある」程度の意味にすぎず、恐らく小泉訪朝のような具体的な訪朝計画があるわけではないでしょう。
 なお、この金与正発言について荒木がヨジョンは日本に亡命したいのか?【調査会NEWS3799】(R6.2.16): 荒木和博BLOGという意味不明な記事を書くのにはいつもながら呆れます。
 与正発言が「松竹の文春新書刊行」のような「反党行為(松竹の場合は日本共産党、与正の場合は朝鮮労働党)」だというのか。
 普通に考えてそんなわけがない。

*1:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相等を歴任

*2:小泉内閣防衛庁長官、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*3:麻生内閣少子化等担当相、第二次安倍内閣経産相など歴任