ガザの惨劇が世界報道写真大賞に - 高世仁のジャーナルな日々
ウクライナを支援する国々をよく「正義派」と「和平派」に色分けするが、ここからは、戦闘が長期化すると犠牲が増えるからウクライナは「正義」の追求を妥協して「和平」に向かうべきだとの議論になりかねない。
しかし、ウクライナは「正義」のために戦っているのではなく、脅かされている命と暮らしを守るために銃をとらざるをえないのだ。このことを理解するならば、ウクライナへの軍事支援を歓迎するのは当然だと私は思う。
ウクライナへの軍事支援に反対はしませんが、一方で高世のように「徹底抗戦こそ正義」とするのも果たしていかがな物か。
既に開戦から2年が経過して、未だ「勝利の見通しはない」ですからね。和平主張には一定の合理性がある。
なお「和平派」というなら、その対立概念は「正義派」ではなく「抗戦派」「継戦派」等と呼ぶべきでしょう。例えば「改憲派と正義派」「与党支持者と正義派」等とは「護憲派」「野党支持者」等ですら普通言わないわけです(勿論護憲派、野党支持者等は「我らに正義あり」と思っているわけですし、俺もその一人ですが)。
「正義派」と呼んでる時点で「和平派を貶めたい」という高世の本心がモロバレではないか。
遅れるウクライナへの軍事支援3 - 高世仁のジャーナルな日々
この調査を正しいとするならば「以前よりは落ちてきた」が未だ高い抗戦世論を無視して、ウクライナ政府が和平交渉に動くことも難しいでしょう。
とはいえ、「抗戦世論が高かろうが戦争勝利できる保証はない」のであり抗戦が正しいといえるかどうか?。既に開戦から2年が経過して、未だ「勝利の見通しはない」ですからね。和平主張には一定の合理性がある。
遅れるウクライナへの軍事支援2 - 高世仁のジャーナルな日々
珍右翼・高世仁に悪口する(2024年4/5日分)(副題:高世が和田氏集会に参加その4) - bogus-simotukareのブログで批判した遅れるウクライナへの軍事支援 - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。
ロシアにはいくつもの優位点がある。
まずは中国の支援で制裁を逃れることができている。
「中国の支援」は大きいでしょうが、以下でわかるように、ロシアに経済制裁が効いてないのは「中国以外の要因もある」ので高世の物言いは問題がありすぎです。
プーチン大統領に制裁効かず ロシア経済なぜへたらない? 資源収入好調 スタバそっくり店舗活況 中国車が市場席巻 | NHK2024.3.15
理由①「欧州は今もロシア産原油を買い続けている」
イギリスがロシアからの輸入に制裁を科す一方で、インドや中国はロシア産の原油の輸入を続け、精製・加工しています。
こうした国で作られた石油製品は、イギリスが輸入する際にはロシア産とは見なされず、結果として、制裁を回避する形でう回して輸入されているのです。
イギリスは2年前、2022年末までにロシア産原油の輸入を段階的に停止すると表明しました。しかし、NGOによると、イギリスは主にインドや中国など、ロシア産原油を使用する12の製油所から石油製品を輸入しているため、停止措置が導入されて以降、2023年の1年間で輸入した航空燃料のうち19.7%がロシア産原油から作られたと推定されています。また、サウジアラビアが価格の安いロシア産石油を調達している実態も明らかになっています(ロシアの石油がなぜサウジアラビアに? したたかな”錬金術”戦略? | NHK(2023.7.26)参照)。
理由②「ロシア産LNGは禁止されていない」
「EU=ヨーロッパ連合」は、2027年までに、ロシア産の化石燃料への依存から脱却する方針を示していますが、天然ガスについては輸入を禁止していません。ヨーロッパ各国はパイプラインで供給されるロシア産の天然ガスに経済を大きく依存してきたため、いきなりゼロにはできない裏事情があるからです。これは「LNG=液化天然ガス」についても同じ状況です。スペインはEUにおけるロシアからのLNG輸入量の4割近くを占めていて、主要な取引相手です。