政局しか興味の無いkojitakenに悪口する(2024年6/8日分)

日本の政治認識が微温的過ぎてレイシズム批判が弱かった時代も既に時代的限界だろう。(Gl17氏のブコメより) - kojitakenの日記

 昨日の記事関東大震災の朝鮮人虐殺追悼文をやめた小池百合子、なんと朝鮮人虐殺否定右派団体「そよ風」(毎年追悼式の隣で虐殺否定集会開催)の講師をしていた。(TBS『報道特集』6/8) - kojitakenの日記にはコメントもなくXの反応もほとんどなかったようなので、小池百合子*1の強烈な極右性やレイシズムには人々はあまり関心がないのか

 単に「kojitakenに世間は興味関心が無い(他の人間が書いた小池批判記事なら反応があった)」と思わない辺り、随分な自信家です。

 維新や日本保守党が候補を出さないのは、明らかに15区補選の失敗を受けてのことだ。彼らにとっては蓮舫*2を勝たせないことが最重要

 そうではなく「小池や蓮舫に勝つことが難しい(どちらが当選するかはともかく、小池、蓮舫が1位、2位になることは確実)」と認識し、「小池や蓮舫に次ぐ3位」では意味が無いという判断でしょう。「当選できると思った場合は勿論」、当選できない場合でも蓮舫が当選しようが小池が当選しようが「2位になって自分たちの力を誇示できる」と思えば彼らは候補を立てたでしょう。
 彼らが出馬しないことで、仮に「彼らの支持層の票が結果的に小池に向かい、小池が有利になった」としても、彼らに「蓮舫当選阻止のために出馬をやめ、小池応援」なんて考えはないでしょう。
 一方、東京補選では「当選可能」「当選が無理でも2位になってアピールできる」と判断して維新や保守党は候補を立てたのでしょう。しかし今回は「当選もできず、2位にもなれなかった東京補選(当選は野党共闘の酒井候補(立民)、2位は須藤候補、3位が維新、4位が保守党、5位が都民ファ乙武候補、6位が参政党、7位が秋元司*3、8位がNHK党、9位がつばさの党)」の結果もあって、彼らは「小池や蓮舫に勝つことが難しい(どう頑張っても3位が関の山)し、それでは意味が無いと判断」したのでしょう。

 私にとっては「残念ながら」ということになるが、立民の党内政局において、代表の泉健太を含む右派*4よりも、現在の立民党内においてはどうやら中間派であるらしい野田G(野田佳彦*5手塚仁雄衆院議員、蓮舫参院議員、高野勇斗江東区議)らが主導権を握ったことが現在の政局を導いたと思われる。

 前も書きましたが「都知事選に立候補した蓮舫氏が野田に近い」というだけでそんなことは言うのは「おいおい」ですね。
 三補選の当選者達は野田に近くはないでしょうし、蓮舫氏が候補に担がれたのは、東京に一定の地盤がある「東京選出参院議員*6」として小池に勝てると見なされたからにすぎない。「野田の力とは関係ない彼女の力」にすぎないのに、それが果たして「野田グループの主導権」云々になるのか。

 これを書くとまた共産党信者*7が激怒するだろうが、長年にわたって蓮舫に批判的であり続けた私から見ると、立民の中でも紛れもない保守派である蓮舫共産党がかくも大々的に支援するとは信じられない光景だ。これは左からの共産党批判層*8にとっては格好の批判の材料だろう。共産党の右傾化、これに極まれりというわけだ。

 例えば、共産が野党共闘候補として支持した沖縄県知事の「翁長氏(自民党出身)」「デニー氏(一時、小沢一郎氏の自由党に所属)」、岩手県知事の「達増氏(小沢一郎氏に近い)」等が左派では無く「紛れもない保守」であること、維新を打倒するためとはいえ大阪府知事選、市長選では「紛れもない保守」自民とすら共闘したこともあることを考えれば「是非はともかく*9蓮舫支持表明は「信じられない光景」「共産党の右傾化、これに極まれり」でもないでしょう。
 むしろ、信じられない(?)光景(そして俺の評価では支持も評価もできないkojitakenの醜態)は以前も
そこまでして、国会議員なんぞになろうとするかと思う(井戸正枝)(2024年6/3日分)(副題:今日もkojitakenに悪口する)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ等で指摘しましたが「国民民主(kojitakenは以前、極右政党と酷評していたはず)から井戸が出馬してもそこまでして、国会議員なんぞになろうとするかと思う(井戸正枝(まさえ))(追記あり) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)のような批判は何一つしない自称リベラル派(そして過去には井戸をリベラル派と見なし支持者だった)」kojitakenの方です。
 極右政党「国民民主」から出馬して恥じない井戸に比べたら、蓮舫氏は「ずっと左寄り」なんですがね。
 蓮舫氏に悪口しながら何故か「極右政治家に変節*10した井戸(蓮舫氏よりも右寄り)」を批判しないデタラメな「自称リベラル」「井戸ファン」kojitakenです。

 いずれ代表選で泉健太野田佳彦とに分かれて戦う可能性もなきにしもあらずだ。

 今後泉がどうなるにせよ、もはや野田(現在、党最高顧問)が代表として復権する可能性など無いと思いますけどね。
 そんなことがあり得るなら民主党下野後の「海江田*11→岡田*12蓮舫→前原*13→枝野*14→泉*15」のいずれかの時期に野田が代表選に出馬していたでしょう。実際には「蓮舫代表時代に幹事長になった」のが「唯一の野田の復権」にすぎず、蓮舫氏の代表辞任後は「名誉職」的な扱いの訳です。

 秋の立民代表選は真剣勝負で行われなければならない。右派、中間派、リベラル派がそれぞれ候補を立てる流れになれば良いと思う。(ボーガス注:党員でもない人間が)外野から勝手なことを抜かすなと立民支持層の方々*16からは怒られるかもしれないが。

 というか「秋のこと」より「今の立民(国会質疑など)」について論じたらどうなのか。まあ、「参院選敗戦」でも泉が居座ったことを考えれば「無投票」か「投票の上で勝利」かはともかく、「今の状況(自民の支持率が低迷し、立民の支持率が僅かとは言え増加)が続く限り」、代表選での泉の再任は確実でしょうが。


安達正勝『物語 フランス革命』(中公新書)のあとがきに著者曰く「国民主権の原理が社会に浸透するのに三世代かかる。今(2008年)の学生諸君の子供が成人に達する頃には、日本は今よりもずっとまともな国になっているのではないか」 - kojitakenの日記
1)日本より「民主主義の歴史が短い韓国や台湾」で政権交代が常態化してること(現政権に問題があると考えれば政権交代が起こること)
2)日本より「民主主義の歴史が長い米国や西欧(仏独など)」で極右勢力(米国のトランプ派、フランスのルペン派、ドイツの『ドイツのための選択肢』等)の伸張が深刻な問題となっていること
を考えれば安達氏*17の「三代」云々は全く間違ってると思います。
 というか、「1945年の敗戦から安達『物語フランス革命』刊行の2008年までの63年間」は決して短い時間ではないし、「安達氏(1944年生まれ)も有権者としての政治責任がある」のにあまりにも物言いが、他人事で無責任すぎないか。


眞鍋かをりといえば城内実。2人とも「極右」の代名詞 - kojitakenの日記
 批判したければ批判すればいいと思いますが、眞鍋*18も城内*19

◆安倍元首相
◆国家基本問題研究所理事長、『美しい日本の憲法をつくる国民の会』代表で、一時は安倍首相によって「中教審委員」に任命された櫻井よしこ
◆小物(岸田内閣総務大臣政務官)とは言え、安倍がスカウトしたことや、「LGBTには生産性がない*20」「(レイプ告発した伊藤詩織氏への当てこすり(伊藤氏を嘘つき呼ばわり)とみられる)女はいくらでも嘘をつける*21」などあまりにも右翼暴言が酷いこと(にもかかわらず自民党が処分しないこと)で一躍有名となった杉田水脈

等ほどの「大物右翼(安倍や桜井)」or「小物だが著名右翼(杉田)」ではなく「極右の代名詞」では明らかにないでしょう。

*1:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)等を経て都知事

*2:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党代表、立民等副代表等を歴任

*3:第一次安倍、福田内閣防衛大臣政務官、第四次安倍内閣国交副大臣、環境副大臣等を歴任。2020年12月に東京地検特捜部が収賄容疑で秋元の事務所などを家宅捜索し、自民離党に追い込まれる。2021年9月、東京地裁で懲役4年の実刑判決。2021年10月、自民が東京15区で柿沢未途と今村洋史に推薦を出したことを理由に衆院選挙に出馬しない意思を表明。2022年3月、東京高裁でも地裁の判決が維持された。江東区長選挙の公職選挙法違反事件で起訴された柿沢の議員辞職による2024年7月の東京15区補選に出馬したが、7位で落選

*4:kojitakenにとって、泉を支える現執行部(岡田幹事長、長妻政調会長、逢坂、辻元、西村代表代行、安住国対委員長、大串選対委員長等)のウチ、誰が右派、中間派、リベラル派なのか教えて欲しいところです。まあ「逢坂、辻元、西村代表代行」はリベラル扱いなのでしょうが

*5:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)等を経て立民党最高顧問

*6:東京選出の立民党大物議員なら他にも「長妻政調会長衆院東京7区)」がいますが「彼では勝てない」あるいは「政調会長(次の内閣官房長官)の彼が中央政界から離れることを嫌った」ということでしょう。

*7:支持者と書かない辺りが反共のkojitakenらしい。

*8:具体的にどこを想定してるんですかね?。新社会党?。主要政治勢力で「共産より左」て、あまりないと思いますが。まさか「井戸の国民民主出馬を容認するkojitaken」は「左からの共産党批判層ではない」でしょうし。

*9:俺個人は「是」の立場ですが

*10:変節したのでは無く過去のリベラル仕草(脱原発や護憲)こそが「虚偽」だったのかもしれませんが

*11:菅内閣経産相民主党代表等を経て現在、衆院副議長

*12:鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代表、立民党常任顧問等を経て立民党幹事長

*13:鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表、国民民主党代表代行等を経て無償会代表

*14:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立民党代表等を経て立民党「つながる本部」特別参与

*15:希望の党、国民民主党国対委員長、国民民主党、立民党政調会長等を経て立民党代表

*16:共産は「信者」呼ばわりのくせに立民は「支持層の方々」。立民シンパのkojitakenらしくて、馬鹿馬鹿しくて吹き出しました。

*17:著書『フランス革命と四人の女』(1986年、新潮選書)、『ジョゼフィーヌ:革命が生んだ皇后』(1989年、白水社)、『マラーを殺した女:暗殺の天使シャルロット・コルデ』(1996年、中公文庫)、『ナポレオンを創った女たち』(2001年、集英社新書)、『死刑執行人サンソン:国王ルイ十六世の首を刎ねた男』(2003年、集英社新書)、『フランス反骨変人列伝』(2006年、集英社新書)、『物語フランス革命』(2008年、中公新書)、『フランス革命の志士たち』(2012年、筑摩選書)、『マリー・アントワネット』(2014年、中公新書)等

*18:1980年生まれ。1999年、雑誌「ホットドッグ・プレス」(講談社)のドリームガールグランプリを受賞。2000年、東洋紡水着キャンペーンガール日本テレビ主催「日テレジェニック(2015年で終了)」に選出。2015年にTHE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉と結婚

*19:第二次安倍内閣外務大臣政務官、第三次安倍内閣外務副大臣、第四次安倍内閣環境副大臣等を歴任

*20:これについては例えば、赤旗LGBT「生産性ない」の杉田暴言/かばう自民に抗議殺到/「人生観の問題ではない」(2018.7.27)参照

*21:これについては例えば、赤旗主張/杉田議員の暴言/どこまで尊厳踏みにじるのか(2020.9.27)参照