「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2024年8/3日分:荒木和博の巻)

中国=西朝鮮?(R6.8.11)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro

 令和6年8月12日月曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1570号。最近中国の人たちの間で使われる隠語にこういうのがあるそうです。

 そんな事が拉致問題解決(拉致被害者帰国)と何の関係があるのかと心底呆れます。
 なお、荒木は以前も

西朝鮮と東中国? | コラム | 拓殖大学海外事情研究所2024年2月
 ジャーナリストの近藤大介さん*1の著書『ふしぎな中国*2』(講談社現代新書)は流行語や隠語から現代中国を読み解くというものですが、その一項目に「西朝鮮」という言葉があります。要は中国人が自国を自虐的に表現した言葉だそうで、言われてみると最近の中国には「子分を親分が真似しているのではないか?」と思えることが少なくありません。習近平に対する個人崇拝とか、国民に対する監視の仕方とか。
 (中略)
 北朝鮮には中国の経済が血液の役割をしています。その意味では「東中国」化しているとも言えますし、一方の中国は習近平独裁を続けるために北朝鮮を見習って(?)「西朝鮮」化しているのかもしれません。どちらも長続きしないとは思いますがどうなるのでしょう。

という大同小異の記事(従って西朝鮮と東中国? | コラム | 拓殖大学海外事情研究所を読めばショートメッセージとやらを見る必要も無い)を書き、中国や北朝鮮に悪口していますが「長続きしない」のはむしろ「荒木ら拉致右翼の拉致商売(拉致の風化で既にかなり苦しい状況)」「荒木の寿命(1956年生まれ、現在、68歳)」ではないか。

◆高沢皓司(1947~2021年、享年75歳)
 著書『宿命 :「よど号」亡命者たちの秘密工作』(2000年、新潮文庫
けっきょく高沢皓司も、高世仁や小林峻一らと同様、ネタに遭遇したから本を書けた一発屋だったのだろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照
惠谷治(1949~2018年、享年69歳)
 著書『アフガン山岳戦従軍記』(2001年、小学館文庫)、『北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか』(2013年、小学館101新書)等
北朝鮮が崩壊する前に亡くなったという話(恵谷治氏)(追記あり) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照
李英和(1954~2020年、享年65歳)
 著書『北朝鮮秘密集会の夜』(1996年、文春文庫)、『朝鮮総連と収容所共和国』(1999年、小学館文庫)等
李英和氏の死があまり報じられないことが、対北朝鮮や拉致問題への関心の実情ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照

など「北朝鮮体制崩壊を見る前に死亡した連中」に続いて「北朝鮮や中国の体制崩壊」を見ること無く荒木が死亡したり、荒木らの団体(特定失踪者問題調査会など)が解散したりする方があり得る話では無いか。


情報戦は先手必勝(R6.8.7)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro

 令和6年8月7日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1566号。これは(中略)「山本美保さんDNA偽装事件*3」のとき実感した「戦訓」です。

 荒木も本心では「この悪質な警察誹謗デマ」が蓮池透氏(救う会を公然と批判)や世間に「荒木らへの不信」を招き「拉致の風化」を助長すると共に、警察を完全に敵に回した「自滅行為」と自覚してる(まともな人間はこんなデマを支持しない)でしょうが、今更それを認められないのでしょう。それにしても「山本美保氏の遺族」ならまだ理解できますが、こんなデマ野郎につきあう拉致被害者家族会の態度は全く理解不能です。警察も荒木のバックに「ウヨ政治家(故・安倍晋三など)」「家族会」がいなければ、とっくの昔に名誉毀損で民事提訴、刑事告発していたでしょうに。


広島原爆投下の日に考えたこと(R6.8.6)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
 ウヨの荒木なので

<産経抄>慰霊の日は議論の日でもあるべきだ - 産経ニュース
 ウクライナを侵略しているロシアは核を恫喝の道具に使い、中国と北朝鮮は核軍拡に突き進んでいる。3度目の惨禍を招かないために何をなすべきか。核抑止を含めた、タブーのない議論を活発化させる日でもあるべきだ。

という「産経と同様の右翼的主張(日本核武装や「米国の核の傘」の肯定)だろう」と思いながら動画を視聴してみます。視聴した結果、やはり予想通りでげんなりしましたが。
 それにしても以前、
拙記事新刊紹介:「歴史評論」8月号(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
id:Bill_McCreary さん記事荒勝文策教授の暴言を思い出した - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
が触れましたが戦前日本は「原爆開発」をしようとしていました(その能力がないために挫折しましたが)。荒木が「もし当時の日本が原爆を開発できてれば報復を恐れて米国は原爆を投下できなかったろう」と言い出すのには「げんなり」ですね。
 大体その荒木の理屈なら「米国の核攻撃を封じる」と言う理由で「中露北朝鮮の核保有が正当化できてしまう(勿論、中露北朝鮮を敵視する荒木はそうした主張を支持しないでしょうが)」んですが。


金日成はなぜ朝鮮戦争を始めたのか(R6.8.3)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
 そんな事が拉致問題解決(拉致被害者帰国)と何の関係があるのかと心底呆れます。
 大体、荒木も自分の主張に自信があるなら

神谷不二朝鮮戦争:米中対決の原形』(1990年、中公文庫)
◆和田春樹『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店

等、朝鮮戦争で一冊本でも書いたらどうか?


「非戦の誓い」もいいんですが…(R6.8.2)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro

 令和6年8月2日金曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1561号。自分で戦わないというのは自由なんですが、それで平和な状態が維持できるんでしょうか。

 そんな事が拉致問題解決(拉致被害者帰国)と何の関係があるのかと心底呆れます。
 大体「不戦」と言う場合に問題となってるのは主として「過去の日本(例:真珠湾攻撃)、今の米国(例:ブッシュjr大統領時代のタリバン打倒戦争)、イスラエル(例:ガザ攻撃)、ロシア(例:ウクライナ侵攻)のように日本から戦争を起こさないこと(専守防衛しかしないこと)」であって、それに対して「不戦というなら、侵略されても反撃しないのか」というのは話のすり替えでしかない。「侵略されても反撃しない」なんて誰も言ってない。
 また「侵略されることを前提とした軍拡」よりも「戦争にならないための経済、文化交流」を行うことがまずは大事でしょうし、予算は勿論「いくらでもある」わけではない。今の日本においては「福祉や教育」にもっと金を使うべきであり、軍事費はできる限り縮減すべきです。
 しかも荒木らウヨは「真珠湾攻撃」等「過去の日本の侵略」について「米国の対日制裁が悪い」等と言って居直るのだから話になりません。

*1:週刊現代」副編集長、「現代ビジネス」編集次長等を歴任。著書『「中国模式」の衝撃』(2012年、平凡社新書)、『中国人の常識は世界の非常識』(2014年、ベスト新書)、『金正恩の正体』(2014年、平凡社新書)、『中国経済「1100兆円破綻」の衝撃』(2015年、講談社+α新書)、『パックス・チャイナ』(2016年、講談社現代新書)、 『未来の中国年表』(2018年、講談社現代新書)、『2025年、日中企業格差』(2018年、PHP新書)、『習近平と米中衝突』(2018年、NHK新書)、『ファーウェイと米中5G戦争』(2019年、講談社+α新書)、『ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ』(2021年、講談社現代新書)等(近藤大介 (評論家) - Wikipedia参照)

*2:2022年刊行

*3:荒木は山梨県警が偽装行為をしたと強弁している