珍右翼・黒坂真に悪口する(2024年8月29日分)(追記あり)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 志位さん。下記を訴える*1だけなら、報告文を英語にして日本共産党本部のHPに掲載すればよい。
志位和夫
 ベルリンの国際会議*2に出席し、ウクライナでの流血を終わらせるために、速やかな和平交渉を開始し、国連憲章国際法、国連総会決議に基づいた解決をはかることを訴えます。
共産 志位議長 欧州3か国訪問へ ウクライナ侵攻の終結訴え | NHK | ドイツ2024.8.27

 おいおいですね。「自らの主張を訴えるだけ」ではなく訪問先で「色々と意見交換」するに決まってるでしょう。
 志位氏がリンクをはるNHK記事にも

平和のための国際連帯をはじめ協力強化を/志位議長、あす欧州3カ国へ
 各国で左派政党の幹部との会談も予定

と意見交換の予定が書かれています。
 そもそも

赤旗平和のための国際連帯をはじめ協力強化を/志位議長、あす欧州3カ国へ2024.8.28
 ベルリン*3ではドイツ左翼党、ブリュッセル*4では欧州左翼党*5、ベルギー労働党、パリ*6ではフランス共産党、不服従のフランス、緑(エコロジスト)と会談の予定。

という「志位氏と交流する側」にもメリットがあるから、相手も「志位訪問を受け入れたわけ」です。
 なお、志位氏が「和平交渉」を主張してる点が興味深い。勿論志位氏は「ロシアを批判する立場」でしょうが、これは「継戦論」の高世仁にとっては「甘い考え」として否定されるのでしょうね。
 なお同行者は

志位議長、欧州歴訪に出発/平和の連帯・一致点での協力発展に力つくす
 緒方靖夫*7幹部会副委員長・国際委員会責任者、小林俊哉国際委員会事務局次長、小島良一国際委員、米沢博史国際局員

とのこと。

【追記】

志位和夫
 ベルリンに到着。英労働党前党首ジェレミー・コービンさんとともに、ナチをはじめ迫害と弾圧に倒れた先人たちを追悼する記念施設を訪問。

 コービンは労働党から除名されていますが、「コービン側の思惑(志位氏など外国の政治家との交流を労働党の対抗に使う?)」はともかく、志位氏については、これを「除名問題での志位氏による労働党執行部批判、コービン支持」とまで深読みすべきでは恐らくないでしょう。
 「コービンと一緒に労働党批判はしない」のならともかく、「労働党との関係悪化を避けたいから、誘われても同行しない」では大人げないという理解でしょう(まあ、そもそも労働党日本共産党の関係もそれほど深くはないのでしょうが)。

志位和夫
 ドイツ外務省を訪問。フランク・ハルトマン・アジア太平洋総局長と懇談しました。日本共産党の「東アジア平和提言」を手渡し、協力を要請しました。核兵器禁止条約の締約国会議に独政府がオブザーバー参加していることに注目、核廃絶について意見交換しました。

 勿論過大評価はしませんが、左派政党だけでなく、政府高官とも意見交換したようですね。

*1:その理屈なら「黒坂が関わる救う会」も「北朝鮮による日本人拉致」について「訪米して米国国務省幹部と会談する」必要は何処にも無く「救う会の主張を英語にした物」を「国務省に提出して下さい」と米国大使館に渡せば済む話なので全く無茶苦茶な言いがかりです。

*2:ドイツの左派団体「ローザ・ルクセンブルク財団」が主催とのこと。ローザ財団については例えば ローザ・ルクセンブルク財団 - Wikipediaを、名前の由来となった人物ローザ(ドイツ社民党→ドイツ共産党所属。軍によって虐殺される)については例えばローザ・ルクセンブルク - Wikipedia参照。赤旗ローザ・ルクセンブルク財団代表と不破社研所長が理論交流について懇談(2007.3.30)、独研究機関と緒方副委員長会談(2024.5.11)、志位議長、ローザ・ルクセンブルク財団理事長と会談/軍事同盟強化反対、平和の国際秩序づくりで協力(2024.8.1)によれば、この財団と日本共産党は過去にも交流があるようです。なお、志位議長、ローザ・ルクセンブルク財団理事長と会談/軍事同盟強化反対、平和の国際秩序づくりで協力(2024.8.1)が紹介する財団理事長「ハインツ・ビアバウム氏」は「前欧州左翼党議長」とのこと

*3:ドイツの首都

*4:ベルギーの首都

*5:フランスの左翼政党「不服従のフランス」「フランス共産党」、ドイツの左翼政党「ドイツ左翼党」など、ヨーロッパ諸国の社会主義共産主義政党によって形成されており、欧州議会で会派を形成している(欧州左翼党 - Wikipedia参照)

*6:フランスの首都

*7:著書『フランス左翼の実験』(1987年、大月書店)、『日本共産党の野党外交』(2002年、新日本出版社)、『イスラム世界を行く:中東・湾岸六カ国の旅』(2003年、新日本出版社)、『つながる9条の絆』(2014年、新日本出版社)等